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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

祈り

2011年01月30日 | 小山卓治
一昨日の四谷天窓.comfort

小山卓治と磯部舞子の〈祈り〉

   打ち寄せる波のように
   くり返す祈りが
   かなえられる日が来るまで
   戦い続けよう

ギターを叩く小山卓治と
それに絡むベチコのバイオリン
会場から自然に大きくなる歌声は
何とも心地よい一体感となって会場を包み
その場にいられたことに
ただただ感謝してしまった。

そして母を想った。

亡くなった母が書きためた短歌が
大学ノート2冊ある。
その短歌の多くは
そのまま母の祈りそのもので
彼女の家族や自然、生きるものすべてのものへの愛が溢れていて
そのことばのひとつひとつ
ことばとことばの間に
母の人柄が滲み出ている。

三回忌の今日
その中からいくつかを披露し
集まった皆で母を想った。

かつて人がよく集まった母の家は
今やただただ大きいばかりの淋しい家になったが
今日だけはまるで昔のように
大きな笑い声と
廊下を行き来する足音と
温かな料理の匂いに包まれた。

母の一番の祈りは
皆が幸せで健康に
そして仲良く過ごせることだったことを
改めて思いだした。














ベチコさん

2011年01月29日 | 小山卓治
小山卓治の
ONE presents “New Year Special Live in TOKYO”に
ゲスト出演したバイオリニスト

ベチコこと磯部舞子さん

http://isobemaiko.michikusa.jp/

なんと全8曲を一緒に演ってくれた。

まず〈クリスタルレインドロップ〉で
見事に女性の切なさと絶望をバイオリンで表現してくれた。
とても新鮮だった。
また聴きたいと思った。

次の曲への期待で心が躍った。

〈いつか河を越えて〉は
小山卓治はめずらしくピアノで
二人の奏でる“河”はいつもとはちょっと違う河で
曲をいっそう広げてくれた。

そして

〈前夜〉
泣くつもりなどなかったのに
泣かされてしまった 。
聴きながら
父と母を想った。

明後日は母の三回忌。
切なくなった。
でも曲が終わる頃には
ちゃんと笑顔に戻っていた。

にっこり笑うベチコさんの笑顔は
天使のようだとふと思った。

きっとこれからたびたび
彼女の笑顔と彼女の創りだす深い音色に会えるのだろう
そんな気がした。

いい夜だった。


小山卓治/Blind Love  ー不思議の国のリサー

2011年01月21日 | 小山卓治
24年も前のビデオの中に
かつての幼い自分を見つけたリサ・・・。
きっと
不思議な気分だったろうな。
少女にとってすべての新しい経験は
不思議の国での出来事で
それは次から次へと
積み重ねられるもの
だからいつのまにか記憶の片隅に追いやられてしまったりする。

もし〈種の歌〉のビデオクリップをつくるなら
やっぱり少女に出てほしいなと
ふと思った。
そう、ちっちゃな指で花を摘んで・・・

創ることが
時を経て
海を越えて
何かに繋がっていったら最高だ。



小山卓治/Blind Love




Fields of Gold

2011年01月18日 | 小山卓治
15年ほど前のこと

家族で過ごした南の島での夏休み

青い海や輝く太陽のきらめきの陰で

ただよう不穏なムードの中

夫婦が口もきかなくなって3日目だっただろうか。

そんなさなかの朝の目覚めは重く

さっきまでの夢の中に戻れるものなら戻りたい

そんな気分で起き上がるのもかったるく

ベッドに横たわっていた

そんなとき

ラジオから流れてきたのが

〈Field of Gold〉

その柔らかなゆったりした音に包まれて

何とも言えない不思議な高揚感を感じた。

まるで自分自身が黄金色の麦畑の中にいるような

すべての嫌なことも忘れさせてくれるような

そんな気持ちにさせられた。

あの不思議な魔法のような一瞬の輝きが

またきっとあると心ときめかせながら

今に至っているように思う。

思えば小山卓治の

〈いつか河を超えて〉の時も

そうだったけれど。

Stingの〈Fields of Gold〉は

きっといつか目の前で聴いてみたいと

そう思っていて

昨夜、その願いがかなった。

日本武道館でのStingは

それはそれは素敵だった。






アグネスの幸せレシピ ー eyes vol.25 冬号 ー

2011年01月04日 | 小山卓治
「アグネスの幸せレシピ」が最高によかった
今回のeyes冬号。

小山卓治とマクロビオティック?
って半信半疑で覗いてみたら

まあ、なんとも素晴らしい世界がそこにあって
感動、感激。
とにかく素晴らしい。

何が素晴らしいかって
「アグネスの幸せレシピ」のページ全部目を通すと
何だか私も食べたような幸せな気分になっちゃうのが素晴らしい。
もちろんお腹には入っていないので
やたらお腹が空いてきた。
そして
作ってみたい!と思わされてしまった。

これって
心を込めて作った彼女の力
美味そうな顔で食べる小山卓治
それを写真に収めて
「アグネスの幸せレシピ」に
上手ーくまとめたコヤママサシの腕
のコラボレーション。

意外だけど
こんな企画も素敵だなと思いながら・・・

空腹で寝るのが辛い。

そうだ、明日、土鍋買いに行こう!







小山卓治 2010年の心に残る曲ベスト10

2011年01月01日 | 小山卓治
2010年、あちこち出かけた小山卓治のライヴ

数えてみたら53回のうち26回行っていた。

それぞれの場所での小山卓治が

一曲一曲に懸ける “気” を目の当たりにして

改めて曲に惚れ直したり

切なさに涙したり

感激に心が震えたりして

私の心にしっかりと刻まれた曲や場所。

そんな中から2010年のベスト10を選曲してみた。


1. 天国のドアノブ (w/ Mercy) 10/30 町田 clove

2. 負けないで (w/ Aloma Black's + SMILEY) 12/11 恵比寿 LIVE GATE TOKYO @EBISU 

3. 手首 8/21 北海道標茶町 喫茶ぽけっと

4. 大統領様 7/11 入間 文化創造アトリエアミーゴ!

5. YELLOW WASP 12/26 高田馬場 Live Cafe mono

6. オリオンのティアラ (w/ 河口修二) 7/10 山梨都留 高部座

7. Natural Woman (w/ コヤママサシ) 1/24 東京駒込 La Grotte

8. FILM GIRL 8/24 北海道札幌 楽天舎

9. 少女(五輪真弓曲カバー) 9/19 高田馬場 Live Cafe mono

10. 青空とダイヤモンド 4/18 名古屋 Art & Music Space 源


1. 〈天国のドアノブ〉を小山卓治が初めて歌ったときから4年と4ヶ月
この日彼は全身全霊を込めてこの曲を歌った。
そんな特別な何かを感じた。

2. 前奏なしで始まるソロの〈負けないで〉もいいけれど
バンドでのそれにはもっとぐっとくるものがあった。
負けないでのメッセージがまっすぐに伝わってきてジーンとなってしまった。

3. 初めての北の地、ほとんど初めましてのお客さんを前に1曲目に〈手首〉
一気に小山卓治ワールドに引き込まれたお客さんのため息がまだ聴こえるようだ。
素晴らしい空間で醸し出された一体感を今でも思い出してしまう。

4. 音が丸天井に吸い込まれるように天に昇って行くような
そんな不思議な空間で聴く〈大統領様〉
あの場所にふさわしい曲
そんな気がした。

5. 〈YELLOW WASP〉は滅多に歌われないけれど
聴くたびにその深い闇に引きずり込まれる
とても切ない、けれど力強い曲。

6. 外を見れば夜空が広がり
中を見渡せば仏壇に押し入れ、大きな座敷
河口修二のギターが〈オリオンのティアラ〉を
いっそう輝かせた。
田舎の家は、かつてはたくさんの人が集まった場所だったと
改めて思った。

7. デザイナー&カメラマンだと思ってたコヤママサシは
なんとギターも弾くのだと知った〈Natural Woman〉
この曲がとても好きになったそんな瞬間だった。

8. 6夜連続ライヴの最後を締めくくった〈FILM GIRL〉
力も声も出し切って歌い終えた小山卓治が
ステージを降りていく後ろ姿が忘れられない。
心から「おつかれさま!」と言いたかった。

9. 意外だったが〈少女〉は小山卓治の中で
生き生きとよみがえった。
箱にしまったまま忘れていた宝物を
再び手にした
そんな不思議な瞬間だった。

10. 少年がキラキラ輝く瞳で一緒に歌っていたのを
よく覚えている。
〈青空とダイヤモンド〉の切なさが好き。
少年が大きくなってもこの曲を聴いていますように!


小山卓治に出会ったのはずいぶん遅れてしまった私だけど
それはそれで必然的だったのだと改めて思った2010年。
たくさんの地でたくさんの出会いがあった2010年に感謝!

そして
2011年もよろしく!