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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

12/22 小山卓治 with Wonder 4 New Days "042" at 東京 町田 The Play House

2012年12月23日 | 小山卓治


今晩は新しいバンドでのステージ!
そして、何やら新しい出版物の発表やらバンド名の発表もあるとのことで
行くのが凄く楽しみなライヴだった。

バンド名は、"Wonder 4"。
“驚きのサウンドを作り上げる4人” という意味だそうな。
"Wonder"にはとてもワクワクさせられる響きがあってなかなかいいネーミング。

〈夢の島〉で始まったバンドライヴ
注目のDrums・渡邊芳登は
期待を裏切らずにしっかりとWonder 4の音を作り上げていた。
細身の彼、見た目はおとなしそうな雰囲気だけど
たたき出すと、なかなかぶっとい。
いい表情、いいビート、細やかな気配りと視線・・・
これからが期待できる。
特に最後の〈祈り〉のドラムスが印象的だった。

ベチコとの〈ジャングルジム〉と〈前夜〉は最高だった。
バイオリンの共演は初演から何度も聴いて来たが
今回のこの2曲のアレンジが一番よかった。
〈ジャングルジム〉で開いた涙腺は〈前夜〉で一挙に緩み涙が溢れてしまった。
ベチコの成長ぶりにはまるで母のように嬉しくなってしまう。
ずっと客席の後ろで彼女の成長をそっと見つめて来られたご両親も
きっと感慨深いものがあったと思う。

アンコールでは
ステージのメンバーが楽しんでいる空気が
客席にも降り注がれて降りて来て
ほんとうに楽しませてもらった。

ジョン・レノンの〈Happy Xmas (War Is Over)〉は
ファンが鈴を持ち寄って鳴らしながらの合唱で
感慨深いものがあった。
ステージと客席が一体となった時間
平和や幸せを祈るひとりひとりの想い
あの場所にいた誰もが持つ明日への希望や
この世界に生きることの不安。
幸せを共有するクリスマスのはずが
幸せを共有できない絶望の淵に立たされる人もいる。

先日自殺してしまった一人暮らしのクライアントのことを思った。
でも同時に、家族とともに過ごせる自分の幸せに感謝した。
また、ここに立って好きな音楽を好きな人たちと共有できることを嬉しく思った。
いろんなことを考えた〈Happy Xmas (War Is Over)〉
この曲をリクエストしたNさんに感謝!
明日も小さな幸せを感じて1日を過ごせますように。

そして最後は〈祈り〉
ドラムスの荘厳な響きの中で
〈祈り〉がひときわ光を放った。
小山卓治の言葉のひとつひとつに
心がぐっと動かされた。

これからもこんな曲を作ってほしいと心から思う。
小山卓治の今の祈りを
言葉にして、メロディをつけて
新たな〈祈り〉を生み出してほしい。

これから30周年に向けて
大きく飛躍してくれるだろう小山卓治とWonder 4
ほんとうに楽しみだ!

そして・・・
小山卓治 全詩集「旅をする言葉」の発売も決まった。
これから発売までのコヤママサシ
きっとスイッチが入ったまま30周年に突入するのだろう。
魔法使いではないけれど
いつも魔法の粉をフーッと振りかけて
小山卓治を「The小山卓治」に仕上げてくれる彼
小山卓治とコヤママサシの集大成に向けて
頑張ってください。
楽しみにしています。

セットリスト
1. 夢の島 (小山卓治 with Wonder 4)
2. Blind Love (小山卓治 with Wonder 4)
3. 夕陽に泣きたい (小山卓治 with Wonder 4)
4. 失われた週末 (小山卓治 with Wonder 4)
5. 談合坂パーキングエリア (小山卓治 with Wonder 4)
6. KISS ( w/Mercy)
7. 光が降る ( w/ Mercy)
8. ある夜の電話
9. 結晶(piano)
10. 気をつけたほうがいいぜ (小山卓治 with Wonder 4)
11. Soulmate (小山卓治 with Wonder 4)
12. DOWN (小山卓治 with Wonder 4)

E1. ジャングルジム(piano, w /磯部舞子)
E2. 前夜 (w/ 磯部舞子)

E3. HEAT OF THE NIGHT (小山卓治 with Wonder 4)
E4. 傷だらけの天使 (小山卓治 with Wonder 4)
E5. 最終電車 (小山卓治 with Wonder 4)
E6. 赤鼻のトナカイ (小山卓治 with Wonder 4)
E7. Happy Christmas (War is Over) (小山卓治 with Wonder 4)

E8. 祈り (小山卓治 with Wonder 4)


12/16 オヤマタクジ×オーノキヨフミ(アコースティック・2マンライヴ)旭川 アーリータイムズ

2012年12月17日 | 小山卓治


旭川についてはあまり多くの情報を知らなかったが
人口はなんと35万1千人!
所沢市の34万3千人よりも多いのにはちょっと驚き。



旭川アーリータイムズは1996年に開店。
築100年のレンガ倉庫は一歩中に入ると
ここで演奏したミュージシャンの色紙、ポスターが天井、壁に所狭しと貼られ、
ライヴビデオで棚は埋まっている。
そして、ものすごい数のLPレコードには圧倒されたが
その中には小山卓治の全LPやシングルもちゃんとあった。



昨日に引き続き、まずはオーノキヨフミから始まったライヴ
今日はご両親とお姉さんが北見からいらしているとのことで
テンション上がり&緊張?のオーノ君だったが
私にとっては2日目でゆったり、じっくり楽しませてもらった。
〈新宿西口摩天楼〉はやっぱりいいなあ。
2006年にCDを買った時もよく聴いていたが
改めていい曲だと思いながら聴いた。

昨年亡くなった叔父さんを歌ったという〈大きな手〉がよかった。
大工だった叔父さんの大きな手を通して
彼の叔父さんへの思いが歌われている。

人の死は突然やって来て
長い間かけて紡がれた絆や
もつれ合いながらも繋がってきた1本の糸が
ある日突然プツンと切れてしまうのは
なんとも切なく悲しいものだけれど
時間をかけてやがては自分の方法で乗り越えていくしかない。
彼のようにこうやって歌にできることは
羨ましいことだと思ったりもする。

今晩の小山卓治は、
「マスターに前回から何曲かリクエストされているから。」と
期待させるMCから始まった。

久しぶりに聴く〈家族〉に聴き惚れた。
そして〈はるかな故郷〉、〈西からの便り〉、〈Passing Bell〉は
さらに、ふるさとや親を大事な人を思い出させてくれた。

家族は大事だとか、親に孝行するとか
ある程度歳をとらないと実感できないもので
大きな夢を抱く若者にとって
家族は足枷以外の何物でもなかったりするから
小山卓治が東へ向かうため
オーノキヨフミが南に向かうため
私自身は海を渡るため
後足で砂をかけるようなことをして故郷を捨てる。
そしてみんな後になって後悔するのだけれど
それはそれで誰もが辿る道だから
せめて気づいた時に精一杯親孝行しておかないとね。

オーノキヨフミがMCの中で
「オヤマさんをみていたら歳をとることが怖くなくなった。」
と言ったことがとても印象的だったが
まだまだこれからの33歳オーノキヨフミと
55歳になって30周年を迎えようとしても
まだまだこれからのオヤマタクジ。
どちらにもずっと輝き続けてほしいと強く思った。

そして
いつも思うことだけれど・・・
北海道のライヴを盛り上げてくれ
楽しませてくれる
北の国のスタッフに感謝!
徹夜でポスターを作ったり
渋滞の国道を爆走してくれるkanonさんや
手となり足となって動いてくれたMさん
必ずやってきて盛り上げてくれる北の地のファンの方たちに
ありがとう!
また素敵な思い出がひとつ増えました。

セットリスト
[オーノキヨフミ]
1. 宝島
2. 世界とディープキス
3. シュテラ
4. クロワッサン
5. ツバメグサ
6. HEY! BOY
7. 新宿西口摩天楼
8. あいつの春
9. 平凡
10. 大きな手

[オヤマタクジ]
1. 積乱雲(オーノキヨフミ曲 w/オーノキヨフミ)
2. 夕陽に泣きたい
3. いつか河を越えて
4. 家族
5. はるかな故郷(グランドピアノ)
6. クリスタルレインドロップ
7. 西からの便り
8. Passing Bell

E1. Soulmate
E2. 空にお月さま(オーノキヨフミ曲 w/オーノキヨフミ)
E3. 種の歌(生声 w/オーノキヨフミ)

E4. 思い出にもならなそうな日(オーノキヨフミ曲、オーノキヨフミソロ) 

12/15 オヤマタクジ×オーノキヨフミ(生声&生ギター・2マンライヴ)札幌 fudge

2012年12月16日 | 小山卓治


春に来たときはたんぽぽが満開の札幌
今回は真っ白な雪の世界が迎えてくれた



fudgeは生声にはピッタリの独特な雰囲気が好きで
来るたびに何かが起こりそうなワクワク感がある。
今回はオーノ君との2マンということで
お客さんの中には若い女の子や子ども連れの女の子もいた。

私にとってはオーノキヨフミは初ライヴでちょっとドキドキ。
アルバム〈Country Map〉は、気に入っていてよく聴いていた。
思えばFM NACK5でアルバムから何曲か紹介していて
「いいな!」とツタヤにCDを買いに行ったのが2006年の春。
その後小山卓治を知り、同じ事務所だと知ったのはもっと後のこと。
小山卓治的には「俺の方が後?」だろうけれど
こうやって二人が並んで歌うのを札幌で聴くことになるなんて
あの頃は思いもよらなかったこと。
今回初めて聴く曲もたくさんあってもっと聴いてみようと思った。

小山卓治は
今日は珍しく地味な茶色の柄シャツで登場。
オーノキヨフミとの〈積乱雲〉から始まって全11曲を歌ってくれた。
〈Natural Woman〉から入るとは意外だったが
ノリもよくなかなかいい選曲!
彼は、オーノキヨフミが先発で歌っている間
客席の一番後ろで最後の選曲を練っていた。
fudgeのお客さんは、もうあれも、これも聴いているし
せっかく若い女の子もたくさん来ているし・・・うーん!
と、いう感じで頭を抱えていたので
「そうか、そう来たか」と拍手を送った。

彼の声量と迫力は子どもの声もかき消す勢いだった・・・が
これだけはじっくり聴きたかった〈靖国通り、月曜の午後〉、〈天国のドアノブ〉の間も
子どもの声やおもちゃの音がどうしても結構気になって、100%楽しめなかったのは残念。

さて、今日一番のサプライズは
ジョン・レノンの〈Happy Xmas (War Is Over)〉
本格的なSleigh Bellsを鳴らしながらの
Happy Xmasはとても素敵で
札幌ならでは、この時期ならでは、fudgeならではの
素晴らしいサプライズだった。

ジョン・レノンは
私が世界で一番生きてて欲しかったミュージシャン。

昨日もアメリカでは
たくさんの子どもたちの命が銃によって奪われたけど
アメリカという異常なことが正常でまかり通る国に
息子が住んでいる母親としては
銃のない世界を願わずにはいられない。

セットリスト

[オーノキヨフミ]
Hey! boy、あいつの春、ツバメグサ、新宿西口摩天楼、平凡など9曲

[オヤマタクジ]
1. 積乱雲(オーノキヨフミ曲 w/オーノキヨフミ)
2. Natural Woman
3. カーニバル(アレンジバージョン)
4. Escape
5. 靖国通り、月曜の午後
6. Blind Love
7. 天国のドアノブ
8. Happy Xmas (War Is Over) (John Lennon曲)
*本格的Sleigh Bellsを使って今晩最高のサプライズとなりました。
E1. Soulmate (w/オーノキヨフミ)
E2. 空にお月さま(オーノキヨフミ曲 w/オーノキヨフミ)
E3. 種の歌(w/オーノキヨフミ)