
今晩は新しいバンドでのステージ!
そして、何やら新しい出版物の発表やらバンド名の発表もあるとのことで
行くのが凄く楽しみなライヴだった。
バンド名は、"Wonder 4"。
“驚きのサウンドを作り上げる4人” という意味だそうな。
"Wonder"にはとてもワクワクさせられる響きがあってなかなかいいネーミング。
〈夢の島〉で始まったバンドライヴ
注目のDrums・渡邊芳登は
期待を裏切らずにしっかりとWonder 4の音を作り上げていた。
細身の彼、見た目はおとなしそうな雰囲気だけど
たたき出すと、なかなかぶっとい。
いい表情、いいビート、細やかな気配りと視線・・・
これからが期待できる。
特に最後の〈祈り〉のドラムスが印象的だった。
ベチコとの〈ジャングルジム〉と〈前夜〉は最高だった。
バイオリンの共演は初演から何度も聴いて来たが
今回のこの2曲のアレンジが一番よかった。
〈ジャングルジム〉で開いた涙腺は〈前夜〉で一挙に緩み涙が溢れてしまった。
ベチコの成長ぶりにはまるで母のように嬉しくなってしまう。
ずっと客席の後ろで彼女の成長をそっと見つめて来られたご両親も
きっと感慨深いものがあったと思う。
アンコールでは
ステージのメンバーが楽しんでいる空気が
客席にも降り注がれて降りて来て
ほんとうに楽しませてもらった。
ジョン・レノンの〈Happy Xmas (War Is Over)〉は
ファンが鈴を持ち寄って鳴らしながらの合唱で
感慨深いものがあった。
ステージと客席が一体となった時間
平和や幸せを祈るひとりひとりの想い
あの場所にいた誰もが持つ明日への希望や
この世界に生きることの不安。
幸せを共有するクリスマスのはずが
幸せを共有できない絶望の淵に立たされる人もいる。
先日自殺してしまった一人暮らしのクライアントのことを思った。
でも同時に、家族とともに過ごせる自分の幸せに感謝した。
また、ここに立って好きな音楽を好きな人たちと共有できることを嬉しく思った。
いろんなことを考えた〈Happy Xmas (War Is Over)〉
この曲をリクエストしたNさんに感謝!
明日も小さな幸せを感じて1日を過ごせますように。
そして最後は〈祈り〉
ドラムスの荘厳な響きの中で
〈祈り〉がひときわ光を放った。
小山卓治の言葉のひとつひとつに
心がぐっと動かされた。
これからもこんな曲を作ってほしいと心から思う。
小山卓治の今の祈りを
言葉にして、メロディをつけて
新たな〈祈り〉を生み出してほしい。
これから30周年に向けて
大きく飛躍してくれるだろう小山卓治とWonder 4
ほんとうに楽しみだ!
そして・・・
小山卓治 全詩集「旅をする言葉」の発売も決まった。
これから発売までのコヤママサシ
きっとスイッチが入ったまま30周年に突入するのだろう。
魔法使いではないけれど
いつも魔法の粉をフーッと振りかけて
小山卓治を「The小山卓治」に仕上げてくれる彼
小山卓治とコヤママサシの集大成に向けて
頑張ってください。
楽しみにしています。
セットリスト
1. 夢の島 (小山卓治 with Wonder 4)
2. Blind Love (小山卓治 with Wonder 4)
3. 夕陽に泣きたい (小山卓治 with Wonder 4)
4. 失われた週末 (小山卓治 with Wonder 4)
5. 談合坂パーキングエリア (小山卓治 with Wonder 4)
6. KISS ( w/Mercy)
7. 光が降る ( w/ Mercy)
8. ある夜の電話
9. 結晶(piano)
10. 気をつけたほうがいいぜ (小山卓治 with Wonder 4)
11. Soulmate (小山卓治 with Wonder 4)
12. DOWN (小山卓治 with Wonder 4)
E1. ジャングルジム(piano, w /磯部舞子)
E2. 前夜 (w/ 磯部舞子)
E3. HEAT OF THE NIGHT (小山卓治 with Wonder 4)
E4. 傷だらけの天使 (小山卓治 with Wonder 4)
E5. 最終電車 (小山卓治 with Wonder 4)
E6. 赤鼻のトナカイ (小山卓治 with Wonder 4)
E7. Happy Christmas (War is Over) (小山卓治 with Wonder 4)
E8. 祈り (小山卓治 with Wonder 4)