・午前中、スノーモービルの内部講習会。樹木園にほとんどの職員が集まり、ベテランからの説明を受けながら実際に走行練習をする。練習コースにはパイロンが設置され、S字、トラバース、坂道など、教習場さながらである。モービルは体重移動がとにかく重要なのだが、なかなかうまくは曲がってくれない。どうしても、アクセルの吹かし方がおそるおそるだと、ますます深みにはまってしまう。体重も頭で考えていると、逆になっちゃったりして、我ながらへたくそである。
・ひとしきり講習を行った後、みんなで見ている前で初心者のテスト(?)があり、当然のように指名されてしまう。このメンバーに見つめられて一人でテストを受けるのは、非常に緊張するわけで、トラバースの最中におしりがずるずる下がったり、S字で大回りしちゃったりで、いやはや、全然である。K林長も、お約束どおり(?)、パイロンに突っ込みそうになっていた。それに比べて、技術職員は見事なものである。

・最後に深雪にはまる”スタック”からの脱出方法を習って終了。しかし、スタックするのを”はた”から見るのは面白い。もがけばもがくほど、見事なぐらい、深みにはまっていく(どっかで聞いたことのあるようなフレーズ)。スタックから逃れられないと思ったら、無理しないで、雪を掘ったり雪を踏みしめて周りを固めたりした上で、思い切って角度を変えれば脱出できるとのこと。なんだか、実生活でも含蓄がありそうな対処法である。
・現場では、いつも余裕がなくて、なんとなくモービルに乗っていたので、今回の講習は当方にとってはもちろん、みんなにとっても非常に有益だったと思う。もはや、冬季調査には欠かせない”アイテム”だけに、きちんとした知識と技術が不可欠なのは言うまでもない。説明やコース設定などの準備は、実はとっても大変だったのではなかろうか・・・。ご苦労さまでした。
・午後から、まずはトドマツ更新動態に関する論文と回答書のチェック。さすがに前回がっちり見ただけに、あまり大きく直すところはないようだ。とりあえず気がついたところを修正し、共著者に送信。ついで、ヒノキ論文の大改訂作業。審査結果を受けて、ほとんど全面改訂となった。色んな雑誌に投稿しようとしているうちに、何のために研究をしたのか、という肝心の研究動機をしっかり書くことが見えなくなっていた。今回は初心に戻って、という感じだろうか・・・。自分の中では、それなりに納得できた気がする。
・続いてトドマツ交雑論文の改訂作業。Iさんのコメントを元に、イントロと考察に、高標高と低標高の集団が遺伝的に分化し、自生標高に対する適応に至る理由として、集団間の開花フェノロジーのズレに関する記載を加える。この開花フェノロジーのズレについては、交雑論文の中で触れていたと思い込んでいたのだが、それは相互移植試験の論文の方だった(思い込みって怖い・・・)。当機関の技術職員で樹木のフェノロジーを詳細に調べた重要な文献、佐々木(1983)森林文化研究とアンデスの広葉樹の標高別遺伝変異に関する文献、Premoli (2003) Journal of Heredityを引用に加える。やっぱり、他人の冷静な指摘って有難い。
・ひとしきり講習を行った後、みんなで見ている前で初心者のテスト(?)があり、当然のように指名されてしまう。このメンバーに見つめられて一人でテストを受けるのは、非常に緊張するわけで、トラバースの最中におしりがずるずる下がったり、S字で大回りしちゃったりで、いやはや、全然である。K林長も、お約束どおり(?)、パイロンに突っ込みそうになっていた。それに比べて、技術職員は見事なものである。

・最後に深雪にはまる”スタック”からの脱出方法を習って終了。しかし、スタックするのを”はた”から見るのは面白い。もがけばもがくほど、見事なぐらい、深みにはまっていく(どっかで聞いたことのあるようなフレーズ)。スタックから逃れられないと思ったら、無理しないで、雪を掘ったり雪を踏みしめて周りを固めたりした上で、思い切って角度を変えれば脱出できるとのこと。なんだか、実生活でも含蓄がありそうな対処法である。
・現場では、いつも余裕がなくて、なんとなくモービルに乗っていたので、今回の講習は当方にとってはもちろん、みんなにとっても非常に有益だったと思う。もはや、冬季調査には欠かせない”アイテム”だけに、きちんとした知識と技術が不可欠なのは言うまでもない。説明やコース設定などの準備は、実はとっても大変だったのではなかろうか・・・。ご苦労さまでした。
・午後から、まずはトドマツ更新動態に関する論文と回答書のチェック。さすがに前回がっちり見ただけに、あまり大きく直すところはないようだ。とりあえず気がついたところを修正し、共著者に送信。ついで、ヒノキ論文の大改訂作業。審査結果を受けて、ほとんど全面改訂となった。色んな雑誌に投稿しようとしているうちに、何のために研究をしたのか、という肝心の研究動機をしっかり書くことが見えなくなっていた。今回は初心に戻って、という感じだろうか・・・。自分の中では、それなりに納得できた気がする。
・続いてトドマツ交雑論文の改訂作業。Iさんのコメントを元に、イントロと考察に、高標高と低標高の集団が遺伝的に分化し、自生標高に対する適応に至る理由として、集団間の開花フェノロジーのズレに関する記載を加える。この開花フェノロジーのズレについては、交雑論文の中で触れていたと思い込んでいたのだが、それは相互移植試験の論文の方だった(思い込みって怖い・・・)。当機関の技術職員で樹木のフェノロジーを詳細に調べた重要な文献、佐々木(1983)森林文化研究とアンデスの広葉樹の標高別遺伝変異に関する文献、Premoli (2003) Journal of Heredityを引用に加える。やっぱり、他人の冷静な指摘って有難い。