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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

宇宙基地

2009-02-05 | フィールドから
・Kさんとともに、4-5日で十王町の育種センター訪問。8時過ぎに出発して、11時過ぎに到着、片道ほぼ3時間である。じっくり見るのは実は初めてだが、Wさんの案内で施設内、場内を見せていただくことができた。施設内では実験室が整備されていることに驚く。しかも、それぞれがアクティブな状態になっているところがすごい。



・場内を見せてもらう。久しぶりに八女スギ品種”ヤイチ”を見て感動してしまった(この品種に感動する人も少ないだろうけど・・・)。しばらく歩いていくと妙に見晴らしがよいところが・・・。パラボラアンテナをバックにすると、Wさんの言うとおり宇宙基地のようである(むろん、アンテナはセンターとは無関係なわけだが・・・)。

・場内では当然のことだが、様々な目的でスギ、ヒノキ、マツが植栽されている。精英樹の集植所も見ごたえがあった。しかし、植えっぱなしというわけではなく、吟味しながら思い切った更新もされているようで、こうした点でも見習うべきところもありそうだ。

・ところで、今回は材料もさることながら、杭やラベルなど、細かい樹木管理が目についた。ここではピーチコート紙の薄紙A4と厚紙A3を利用しているとのことだが、特に厚紙の方はかなり長持ちしそうである。これをガンタッカーでNoテープ代わりに打てば、全木調査の問題は解消しそうである。

・セミナーでは、二人でそれぞれの話をさせていただいた。当方は、標高に対する適応の話をさせてもらったのだが、色々と重要な指摘も頂いた。しっかし、こちらから発信できる情報の質を高めていく努力を怠らないようにしないといかんなあ・・。とにもかくにも、いくつか重要な打合せもできたし、研究材料も手に入ったし、おかげさまで充実した2日間だった(センターの皆さん、有難うございます)。

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