・朝起きると胃が重い感じ。昨晩最後にふらふらと吸い寄せられた博多ラーメン(由丸)のせいか・・・。アカエゾマツ針葉を横から撮影した画像を用いた解析を試みる。SHAPEの操作もだいぶ慣れてきた。スケールのポジションはかなり重要で,きちんと場所を決めておかないと後が面倒だ。対称,非対称に分けない場合,2つの成分が大きく効いている。対称成分のみで解析すると,最初に厚み,次に先端部のとがり,3番目に針葉基部の尖りが表現されるようだ。この2成分で散布図を描くと,これまた見事に個体ごとに分離している。しかし,非対称成分の第一成分が曲がり角度と方向になっているみたいなんだけど、どうして方向が大きく2つ分かれてしまうのかがどうも解せない。ということで,岩田さんに結果の報告と質問メールなど。

・北方林業原稿をもう一度,書き加えていく。少し詳しく説明したりして,2800文字くらい。このぐらいが限界であろうか・・・。刷り上り3ページになんとかして欲しいということなのだが,後は図表と引用文献で何とかなるかな。次いで,北海道林木育種原稿も修正。いずれもエゾマツの資源保続に関わるもので,最後は当方の主張で結んでみる。この辺で中国故事なんかの引用ができるとカッコいいんだが,そうした素養がないのが痛い。
・Cespedes et al. (2003) Restoration of genetic diversity in the dry forest tree Swietenia macrophylla (Meliaceae) after pasture abandonment in the Costa Rica. Mol Ecol 12, 3201-3212を読む。二次林の攪乱規模と遺伝構造の関係に関わる論文を探しているわけだが,果たしてこれはどうか・・・。この論文はマホガニーの遺伝構造を5つのSSRで調べたというものである。調査地はコスタリカのSanta Rosa 国立公園内で6,9,15,20年前の攪乱によって生じたスタンドと100年間は撹乱が生じていない成熟スタンドを比較するという手法をとり、各サイトあたり20個体の遺伝子型を決定している。
・結果はというと,そもそもマーカーの多型性があまり高くない(合計21アレル)ので,あまり詳細な解析ができていないような・・・。サイトによって遺伝的多様性が有意に違い,撹乱から時間が長いサイトの多様性が低いと書いてある。が,表を見る限りではどれもこれも同じようにも見える。FSTも0.063とあまり高くなく,サイト間のジーンフローは盛んと結論されている。考察では,少々断片化が進んでもジーンフローがかえって促進されるために,多様性はそんなに落ちないというやや的外れな議論が展開されている。結局最後まであまり面白くなく,なんでこんな論文が掲載されているのか不思議。もうちょっと”いい論文”に出会わないといけない感じですなあ。

・北方林業原稿をもう一度,書き加えていく。少し詳しく説明したりして,2800文字くらい。このぐらいが限界であろうか・・・。刷り上り3ページになんとかして欲しいということなのだが,後は図表と引用文献で何とかなるかな。次いで,北海道林木育種原稿も修正。いずれもエゾマツの資源保続に関わるもので,最後は当方の主張で結んでみる。この辺で中国故事なんかの引用ができるとカッコいいんだが,そうした素養がないのが痛い。
・Cespedes et al. (2003) Restoration of genetic diversity in the dry forest tree Swietenia macrophylla (Meliaceae) after pasture abandonment in the Costa Rica. Mol Ecol 12, 3201-3212を読む。二次林の攪乱規模と遺伝構造の関係に関わる論文を探しているわけだが,果たしてこれはどうか・・・。この論文はマホガニーの遺伝構造を5つのSSRで調べたというものである。調査地はコスタリカのSanta Rosa 国立公園内で6,9,15,20年前の攪乱によって生じたスタンドと100年間は撹乱が生じていない成熟スタンドを比較するという手法をとり、各サイトあたり20個体の遺伝子型を決定している。
・結果はというと,そもそもマーカーの多型性があまり高くない(合計21アレル)ので,あまり詳細な解析ができていないような・・・。サイトによって遺伝的多様性が有意に違い,撹乱から時間が長いサイトの多様性が低いと書いてある。が,表を見る限りではどれもこれも同じようにも見える。FSTも0.063とあまり高くなく,サイト間のジーンフローは盛んと結論されている。考察では,少々断片化が進んでもジーンフローがかえって促進されるために,多様性はそんなに落ちないというやや的外れな議論が展開されている。結局最後まであまり面白くなく,なんでこんな論文が掲載されているのか不思議。もうちょっと”いい論文”に出会わないといけない感じですなあ。