・今日は朝から最も高い標高である4区に入る。ここは1100mを越える高標高域で今となってはネマガリダケがすごくて大変だという噂。本数は何本も残っていない樹種が多いのだが、逆に個体から個体までのアプローチが大変ということで覚悟せざるを得ない。車からはしばらく登山道のように整備された道をあるく。ここは樹木園スタッフが整備してくれていたそうで、試験地まで藪漕ぎをしなくてすんだだけでも助かった。途中、シダ植物?に遭遇。奇妙な繁殖体を持っている。

・4区到着。アカエゾマツはしっかりと成林している!ということで、下側のプロットのアカエゾから測定開始。昨日からの続きなので、お互いに要領が分かっている。このため、調査はさくさくと進んだ。ケヤマハンノキ、シラカバなどは20本程度が残っている。これらについては、ネマガリダケの海に島のように浮かぶ個体を見つけては、そこまで到達して測定、といった感じ。上から下に進む場合にはネマガリを踏むようにふわふわと歩けばいいのだが、逆目(下から上)の場合、ネマガリは人を押し戻すように行く手を阻む。

・4区ではグイマツF1も40本程度、エゾマツも同様で、トドマツは完全消滅である。とにもかくにも、ここはアカエゾマツの天下だ。考えてみれば、アカエゾマツは大麓山の山頂にもあるので、結果は至ってリーズナブルなのだが、こうして結果をつきつけられると素直に関心してしまう。それにしても、これほどの大規模な試験地を設定し、ここまで苗木を運んで植えた先輩たちの苦労を思うと、とにかくこの試験地を世に出さないわけにはいきませんなあ・・・。冬に気合を入れて、書かねば・・・。
・午前中に、プロットの一番奥のグイマツ5個体をなんとか終えて昼食。その後も順調に調査は進み、ついに3時半ごろに4区全ての測定を終了。2区(730m)まで降りていくと、1班も作業を完了しようとしているところ。こちらは樹高の高さと本数の多さに改めて驚かされる。それにしても、730(2区)と930m(3区)や1100m(4区)の顕著な違いはなんなのだろうか・・・。気温なのか、積雪なのか・・・とにかく樹木の生残に関わる極めて重要な要因がドラスチックに変化しているはずである。
・だからこそ、トドマツも連続分布していながら分化するのだろうけれど、これほどまでの変化を内包している大麓山を演習林内に持っているというのは大変な強みである。標高による変異は決して新しいテーマではないが、地球温暖化が急速に問題になっている今日、脆弱な亜高山帯の生態を考える上では重要な研究テーマになりうると思う今日この頃である。

・4区到着。アカエゾマツはしっかりと成林している!ということで、下側のプロットのアカエゾから測定開始。昨日からの続きなので、お互いに要領が分かっている。このため、調査はさくさくと進んだ。ケヤマハンノキ、シラカバなどは20本程度が残っている。これらについては、ネマガリダケの海に島のように浮かぶ個体を見つけては、そこまで到達して測定、といった感じ。上から下に進む場合にはネマガリを踏むようにふわふわと歩けばいいのだが、逆目(下から上)の場合、ネマガリは人を押し戻すように行く手を阻む。

・4区ではグイマツF1も40本程度、エゾマツも同様で、トドマツは完全消滅である。とにもかくにも、ここはアカエゾマツの天下だ。考えてみれば、アカエゾマツは大麓山の山頂にもあるので、結果は至ってリーズナブルなのだが、こうして結果をつきつけられると素直に関心してしまう。それにしても、これほどの大規模な試験地を設定し、ここまで苗木を運んで植えた先輩たちの苦労を思うと、とにかくこの試験地を世に出さないわけにはいきませんなあ・・・。冬に気合を入れて、書かねば・・・。
・午前中に、プロットの一番奥のグイマツ5個体をなんとか終えて昼食。その後も順調に調査は進み、ついに3時半ごろに4区全ての測定を終了。2区(730m)まで降りていくと、1班も作業を完了しようとしているところ。こちらは樹高の高さと本数の多さに改めて驚かされる。それにしても、730(2区)と930m(3区)や1100m(4区)の顕著な違いはなんなのだろうか・・・。気温なのか、積雪なのか・・・とにかく樹木の生残に関わる極めて重要な要因がドラスチックに変化しているはずである。
・だからこそ、トドマツも連続分布していながら分化するのだろうけれど、これほどまでの変化を内包している大麓山を演習林内に持っているというのは大変な強みである。標高による変異は決して新しいテーマではないが、地球温暖化が急速に問題になっている今日、脆弱な亜高山帯の生態を考える上では重要な研究テーマになりうると思う今日この頃である。