健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

中年期の問題を幼少期の検査で特定?

2016-12-21 08:30:41 | 研究
子どもの知能、運動能力、問題行動などを3歳時に検査することで、中年期に刑務所に入ったり、養育義務を果たさない父親になったりする恐れがある個人を特定できるとした、長期的研究をまとめた論文がNature Human Behaviourに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。小児期早期の不自由による社会的コストを評価した今回の研究によると、この結果は、リスクのある年少の子どもに対して、逮捕記録に載ったり薬物中毒に陥ったりする前に支援の手を差し伸べることを可能にするものだということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111160?page=2
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散髪で脳卒中!?

2016-12-20 08:30:19 | 研究
散髪が原因で脳卒中を発症した英国人男性に理髪店から損害賠償として9万ポンド(約1300万円)が支払われたそうです(AFPBB NEWS)。 2人の子どもの父親である男性(45)は、散髪から2日後、仕事の商談中に突然倒れ、病院に救急搬送されたそうです。そして、その際に医師から、最近散髪に行ったかを質問されたとそうです。医師らは、洗髪の際に首を後ろへ反らせる姿勢によって動脈が圧迫され、その時にできた血栓が脳卒中を引き起こしたいわゆる「美容室脳卒中症候群」と診断。この男性は3か月間の入院を余儀なくされ、退院後は歩行のために杖が必要となったほか、視力低下のため車を運転することもできなくなったそうです。男性の代理人は、2011年の訪店時に理髪店が頭部を適切に保護することを怠ったと主張。そしてこのほど、理髪店側が損害賠償の支払いに応じたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3111151
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元宇宙飛行士ジョン・グレン氏が死去

2016-12-19 08:30:48 | 宇宙
米国人として初めて地球周回軌道を飛行し、後に高齢者として初の宇宙飛行も行ったジョン・グレンJohn Glenn氏が死去したそうです(AFPBB NEWS)。95歳。グレン氏は1週間余り前、入院していたそうです。グレン氏は1962年、米国人宇宙飛行士として初めて地球周回軌道を5時間弱にわたって飛行。米軍と宇宙開発プログラムでの23年間のキャリアを終えた後は、Ohio州選出の上院議員を24年にわたり務めたそうです。さらに77歳の時には数十年ぶりに宇宙へと旅立ち、史上最高齢の宇宙飛行士となっています。ご冥福をお祈りします。

http://www.afpbb.com/articles/-/3110745
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アルツハイマー病の光治療

2016-12-18 08:30:15 | 研究
LEDライトを用いたマウス実験で、アルツハイマー病との関連が指摘されている脳内のアミロイド斑(プラーク)と呼ばれるタンパク質の蓄積が、ライトの点滅によって減少したとする論文がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、マウスに点滅するライトを照射し、脳内の電気的活動に刺激。照射開始から1時間後、記憶をつかさどるとされる海馬のベータアミロイド値が40~50%減少していること確認。さらに実験開始から1週間後には、アミロイド斑および浮遊性アミロイドたんぱく質に著しい減少が認められたそうです。ただし、アルツハイマー病の治療方法として有用であるかを断定するにはまだ時期尚早だそうです。世界保健機関(WHO)によると、世界の認知症患者は約4750万人に上り、毎年約770万人が新たに発症しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3110637
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がん転移と脂肪摂取

2016-12-17 08:30:27 | 研究
がんの転移を阻止する方法を、マウス実験で発見した可能性があるとの研究論文がNatureに発表されたそうです。がんの転移は脂肪の摂取に関連している可能性があるというもの。がんを臓器から臓器へと拡散させるタイプの腫瘍細胞を発見し、この腫瘍細胞は「CD36」と呼ばれる受容体を持つことを明らかにしたそうです。CD36受容体は、脂肪の摂取を調節することが知られているそうです。人の腫瘍を移植したマウスを用いた実験では、CD36受容体を阻害する抗体を投与することで、転移が有意に減少したそうです。また、この方法で、人の口腔がん、皮膚がん、乳がんなどに効果がみられたそうです。さらに、一部のマウスで転移細胞が完全に消滅。CD36受容体が豊富な細胞を持つマウスに高脂肪の餌を与える追加実験では、遺伝子的に近いマウスに普通の餌を与えた場合に比べて、転移の発症数が増え、転移の規模も大きくなったとも。転移は、がん細胞が腫瘍から離れ、血液やリンパ系を通じて移動し、体の別の部位に新たなコロニーを形成することにより、がん死の約90%はこの転移が原因だそうです。がん細胞のすべてが転移をするわけではないことには注意が必要。

http://www.afpbb.com/articles/-/3110656
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電子たばこの問題

2016-12-16 08:30:12 | 研究
電子たばこの使用が米国の若者の間で爆発的に増加しており、今や「重大な公衆衛生上の懸念」となっているそうです(AFPBB NEWS)。電子たばこは、ニコチンを含む液体を加熱し、蒸気を吸引する電池式機器で、新しい世代の喫煙者が依存症に陥っていると懸念する専門家もいるそうです。米国の高校生の約6人に1人が、最近1か月以内に電子たばこを使用したと回答。近年は電子たばこの使用が大幅に増加し、高校生の間では、2011年から2015年で900%という驚異的な増加率を示したそうです。電子たばこ製品は今や、米国の若者の間で最も広く使用されている形態のたばことなっており、紙巻きたばこ、葉巻、かみたばこ、水たばこなどを含む従来型のたばこ製品をしのいでいるとも。電子たばこの危険性としては、ニコチン依存症、電子たばこの使用者が大気中に吐き出す副流エアロゾルによる有害物質、などが挙げられているようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3110776
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光るメタボ

2016-12-15 08:30:00 | 研究
遺伝子を改変して、メタボリックシンドロームで炎症を起こした脂肪組織が光るマウスが作製されたとする論文がScientific Reportsに掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。脂肪組織が炎症を起こすと反応する遺伝子を特定して、反応すると光るように遺伝子を改変したマウスを作製。高感度カメラで撮影すると、炎症を起こした脂肪組織が発光している様子を確認できたというもの。肥満に伴った脂肪組織の慢性的な炎症は、糖尿病や高血圧の原因となることが示唆されています。今回の手法で炎症の状態を長期にわたって継続的に確かめられることに。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161210-OYT1T50104.html?from=ycont_top_txt
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爆発物検出器

2016-12-14 08:30:22 | 研究
優れた嗅覚を持つことで知られる人間の最良の友であるイヌから着想を得た樹脂製の「鼻」を開発したとの研究結果がScientific Reportsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この鼻を爆発物検出器に取り付けると、その性能が格段に向上するそうです。論文によると、検出器にこの人工鼻を取り付け、外気を1回だけ長時間吸引するのではなく何度も「吸って吐く」を繰り返すようにプログラムしたところ、空気中の分子の検出感度が16倍も向上したというもの。これにより、爆発物、麻薬、 病原体や、おそらくがんでさえも、これらから発せられるあらゆるものに対する検出性能が向上する可能性があるそうです。
イヌは、爆発物や麻薬の探知、捜索救難活動の他、最近ではがんの診断などにも広く利用されているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3109929
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新型商用宇宙船

2016-12-13 08:30:13 | 研究
英国ヴァージン・グループ(Virgin Group)傘下の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)は、商用宇宙船の1号機の事故から2年あまりを経て2号機の初の飛行に成功したことを明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。「ユニティ(VSS Unity)」と名付けた商用宇宙船「スペースシップ・ツー(SpaceShip Two)」の2号機が、米国California州にあるモハベ宇宙港(Mojave Air and Space Port)から、「イブ(VMS Eve)」と名付けられた母船となる輸送機ホワイトナイトツー(WhiteKnightTwo)によって上空に運ばれ、その後、空中でイブから切り離されたユニティはそのまま滑空して着陸。今回の成功を受けて、ユニティはより難しい飛行試験の段階に入るそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3110128
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14億人分の雇用

2016-12-12 08:30:00 | 研究
約14億人の雇用と全農作物のおよそ4分の3は、植物の花粉を媒介する生物(送粉者)に依存しているとする世界規模の調査結果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ハナバチやチョウなどの個体数減少に歯止めがかからなければ、人間の生活にとって極めて大きな脅威になると警鐘を鳴らしているそうです。送粉者による受粉(動物送粉)は、大半の果実類、種子、木の実やコーヒー、ココア、菜種などの高価値作物などを含む重要な農作物種の約4分の3に直接的な影響を及ぼしているそうです。研究チームによると、年間の農作物生産高における送粉者の寄与分は約2350億~5770億ドル(約26兆~65兆円)に及ぶそうです。農業の雇用者数は14億人に上り、世界の経済活動人口の約3分の1を占めるとした上で、世界で最も貧しい農村社会では収入源と雇用先を農業に依存している人が全体の70%に上っているため、この結果は特に重要な意味を持つと指摘しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3109488
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