植物の中で黄色系の着色を促進する遺伝子が発見されたそうです(財経新聞)。生物の色を決める化合物のうち、黄色・オレンジ・赤などの色を付加する化合物をカロテノイドと言うそうです。さらに、カロテノイドのうち酸素分子を持ち物をキサントフィルと呼び、植物ではキサントフィルがエステル結合することが知られているものの、そのメカニズムについては明らかになっていなかったそうです。今回の研究では、トマト品種マイクロトムを1万系統以上栽培し、その中でカロテノイドが欠損し、エステル化キサントフィルがほとんど存在しない系統を分析することで、その原因遺伝子を特定することに成功したというもの。この研究成果によって、今後新しい色の花びらを持つ花を開発できると期待されるそうです。