健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

SARSとMERSウイルスに有効かもしれない化合物

2014-06-08 08:30:55 | 研究
重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory Syndrome、SARS)と中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)感染症を引き起こすコロナウイルスに対して効果を持つ可能性のある化合物が特定されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、化合物1万6671種類を調べた。その結果、軽い風邪のような症状を引き起こす、弱い型のコロナウイルスに対して「K22」が効果を持つことを突き止めた。さらに、SARSやMERSなど、より強い株に対しての効果を検証すべく研究を続けているそうです。コロナウイルスは、気道の上部と下部に影響をもたらし、一般的な風邪の約3分の1の原因とされているそうです。2002年に世界的に大流行したSARSは、より強いコロナウイルスの新種の株が原因とされており、コウモリにその起源をたどることができるそうです。一方のMARSウイルスは、2012年に見つかった新しい株で、ラクダが発生源と考えられているそうです。現在点で、SARSとMERSに対する治療法は存在しないそうです。
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