健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

飲酒が原因で・・・・・

2014-06-03 08:30:50 | 研究
飲酒により世界中で年間330万人が死亡しており、その数は後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)や結核、暴力による死者を上回っていると、世界保健機関(World Health Organization、WHO)が発表したそうです(AFPBB NEWS)。さらにWHOは、アルコール消費量が増加傾向にあると警告しているそうです。この報告によると、酒気帯び運転や飲酒に起因する暴力・虐待に加え、多数の病気・障害を含めれば、世界の年間死者のうち20人に1人がアルコールが原因で死亡していることになるそうです。これは、アルコールにより、10秒に1人が亡くなっている計算になるとも。WHOの報告によると、飲酒が原因の死者は2012年に約330万人。これは世界全体の死者の5.9%(男性では7.6%、女性で4%)に相当。ちなみにエイズによる死者は2.8%、結核は1.7%、暴力は0.9%だそうです。飲酒は、肝硬変やがんといった健康被害200種類以上にも関係しているとも。過度の飲酒により、結核や、エイズを引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)、肺炎といった感染症にもかかりやすくなるそうです。アルコールに起因する死者の直接的な死因で最も多かったのは、心疾患と糖尿病で、全体の約3分の1だったそうです。また車での衝突などアルコール関連の事故は2番目に多く、死因の17.1%を占めていたそうです。
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