健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歯の再生

2012-02-20 08:30:21 | 研究
先日、マウスのiPS細胞(新型万能細胞)を使って歯のエナメル質の元になる細胞を作り出すことに成功したというニュースが報道されました(YOMIURI ONLINE)。歯の元になるラットの歯原性上皮細胞とマウス由来のiPS細胞を混ぜて培養した結果、iPS細胞をエナメル質を構成しているたんぱく質の一つ、アメロブラスチンを含む細胞に分化することができたというものです。この細胞をエナメル質に変化させることができれば、歯の再生につながる可能性があるそうです。歯で悩んでいる方は非常に多いと思います。朗報ですね。この研究グループは、すでにiPS細胞から歯の象牙質の元になる細胞を作り出すことに成功しており、全身のどの細胞からも、歯を作り出せる可能性が高まったとしています。もう少しのようですね。
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