健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

喫煙率20%を下回る

2012-02-05 08:30:34 | 研究
たばこを吸う方にはますます肩身の狭い世の中になっているようです。2010年の成人の喫煙率は19.5%で、前年と比べ3.9ポイント低下し過去最低となったそうです(毎日jp)。また、禁煙したいと考えている喫煙者が過去最高の37.6%に上ったことが明らかになったそうです。調査をした厚生労働省はたばこ税の増税に伴う10年10月の値上げを機に、たばこをやめた人ややめたいと思う人が増えたのではないかとしているようです。この結果を基に厚生労働省は、2013年度からの次期健康づくり計画に「2022年度までに喫煙率を12.2%以下にする」との目標値を明記する方針を固めたそうです。また、所得による差についても検討しています。高所得層(600万以上)では男性が27・0%、女性は6・4%だったが、中所得層(200万以上600万未満)では男性33・6%、女性8・8%、低所得層(200万未満)は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど高かったそうです。ちなみに、1日当たりの野菜の平均摂取量も、高所得層の男性が293グラム、女性は305グラムだったのに対し、中所得層は男性276グラム、女性278グラム、低所得層では男性256グラム、女性270グラムにとどまっていたそうです。高所得者層ほど健康に対する意識が強く、所得が低い程生活習慣に問題があるということでしょう。
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