健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

日本人の平均寿命がまた延伸!

2010-07-27 08:00:19 | 研究
厚生労働省が2009年の日本人の平均寿命を公表しました(毎日jp)。それによりますと、男性は79・59歳(前年79・29歳)、女性は86・44歳(同86・05歳)と男女ともに延び、4年連続で過去最高を更新した。特に、女性は25年連続で世界1位だそうです。う~ん。すごいとしか言いようがありませんね。ちなみに、男性はというと、前年の4位から5位へ一歩後退という結果だそうです。前年からの延びは男性0・30歳(前年は0・10歳)、女性0・39歳(同0・06歳)ということで、大幅に伸びています。その理由は、癌、心疾患、脳血管疾患の「3大死因」による死亡率が改善していることに加え、肺炎で亡くなる人が減少したことが考えられるようです。


平均寿命の世界ランクトップ5は、

<女性>
1位 日本     86.44歳
2位 香港     86.1歳
3位 フランス   84.5歳
4位 スイス    84.4歳
5位 スペイン   84.27歳

<男性>
1位 カタール   81.0歳
2位 香港     79.8歳
3位 アイスランド 79.7歳
3位 スイス    79.7歳
5位 日本     79.59歳

こうしてみますと、やはり男性より女性の方が長生きするのは間違いないということは言うまでもありませんが、単に食事ということだけではなさそうですね。日本食は健康的だということで世界でもてはやされていますが、上位にランクされているカタールや香港で健康食ブームであるとも考えられません。予防医学が発達しているとも考えられます。もちろん、国民の平均的な裕福度など経済的要素も影響しているでしょう。平均寿命には様々な要因が関与しているのだと思います。
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