健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

韓国との戦後処理

2010-07-09 05:57:05 | 日記
時事通信によりますと、仙谷由人官房長官は韓国との戦後処理について、「一つずつ、あるいは全体的にも、この問題を改めてどこかで決着を付けていくというか、日本のポジションを明らかにする必要があると思っている」と述べ、従来の政府の対応は不十分だとの認識を示したそうです。韓国との間で感情的なもつれがいまだに残っているのは事実だと思います。実際、駐韓日本大使がソウル市内で講演中に韓国人の男に石を投げつけられたという事件が先日ありましたし、日本の国旗を切り割いたり燃やしたりする映像は、よく報道されていました。また、日本の文化が韓国で公式に認められたのはそんな昔のことではなかったと記憶しています。こうした反日感情は、朝鮮併合などの過去の日本の政策が原因であると考えられます。しかし、1965年に日本と韓国はいわゆる日韓基本条約と呼ばれるものを締結し、財産などを含む過去の責任に関して一応の決着をしているということだったかと思います。ただし、最近になって韓国議会側がこの日韓基本条約の無効を訴えているようです。したがって、韓国との戦後処理は終わっていないということなのでしょうか。この点は、日本政府あるいは専門家などの議論が必要な問題で、両国間で十分な議論をした上で正式なコメント出べき非常にセンシティブな問題であるように思います。でも、韓国政府側が主張するのは理解できますが、日本政府の高官、とくに官房長官がこうした発言をするともう日本は戦後処理をやり直すというメッセージを韓国をはじめ国際社会に送ったも同然となってしまうのではないでしょうか。今後、日本が戦争中に占領していた各国が賠償を求めてきたらどうするのでしょうか。政府高官の発言として、どうなのでしょうか・・・・・。
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