地元田中酒造の君萬代にごり酒と紺瑠璃のぐい飲み
昨年末、地元取手の田中酒造さんで新酒ができて、その試飲会に行ってきました。搾りたての新酒をいただいてきました。お正月には、君萬代の発酵を止めていない生のにごり酒を飲みました。
新酒が出来て、酒林(杉玉)が緑の杉の葉で新しくなりました。作り酒屋の蔵元では新酒ができると、軒先の酒林を新しくします。
酒呑みは、この酒林が緑色になると「おっ、今年も新酒ができたな。(嬉しい!)」と思うわけです。
取手の田中酒造さんは、毎年新酒ができると試飲会を開いてくれます。
田中酒造さんは、若いご夫婦が蔵元を引き継いで地元取手で君萬代を造っています。取手は旧水戸街道の宿場町で、昔から利根川の伏流水を使った酒造りが盛んでした。しかし今は、君萬代と金門しか残っていません。それも金門は蔵は残っているのですが、地元での酒造りはしていません。
酒造りの工程を、説明してくれました。酒好きが、たくさん集まってきました。
昔から酒造りに使われている地下水、利根川の伏流水です。酒は、水が命です。
貯蔵タンクです。ここで適切な温度管理がされて、もろみを発酵させます。
出来立てのお酒の他、手打ちそばや漬物、揚げ物なども出されていて地元の人で大賑わいです。
君萬代のにごり酒です。地元でしか販売されません。お正月に紺瑠璃のぐい飲みでいただきました。
益子の陶器市で買った磁器の紺瑠璃ぐい飲みです。でも、益子焼ではありません。手捻りの磁器は珍しいです。若い作家の作品で、紺瑠璃と黄色の対比がモダンです。
発酵が止まっていないお酒なので、長くはもちません。すぐ、飲んでしまわないと!
発泡性なので蓋に穴があります。少し置いておく時は、錐でここに穴を開けて炭酸を逃がします。うちでは、開ける間もなく飲んでしまいましたが。
やや甘口のとてもフルーティーな味わいで、微炭酸で爽やかな飲み口です。
お酒の話しばかりに、なってしまいました。でも、地元にこのような歴史のある物づくりの店があるのは、大変嬉しいことです。田中酒造さん、いつも美味しいお酒をありがとう。
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