フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

シェットランドの手編みの手袋

2016-01-19 00:04:15 | 日記

シェットランドのフェアアイル手編み手袋

 イギリス好きが高じてこんな物の紹介です。私が愛用している、フェアアイルの手編みの手袋です。イギリス、シェットランド諸島フェア島の毛糸の編み物です。
 物作り修理を主宰してはいますが、当然これは私が編んだものではありません。こんなもの、とてもじゃないけど作れません。

 少し小さめですが、手にシックリなじみます。毛糸は少しごわごわした感じですが、これが寒いフェア島で育ったシェットランド羊の毛の感触です。

 昨年の冬、原宿表参道のスタジオで開催された、フェアアイルの展示即売会で購入しました。主催は、フェアアイルの編み物も教えられている若い女性の先生です。
 フェアアイルは、1920年代に当時のファッションリーダーだったオシャレなプリンス・オブ・ウェールズが愛用したことで有名です。クラシックで、いかにも英国らしいニットです。
連続した独特の幾何学模様とシックな色合いが特徴です。

 島には、それぞれの家庭に伝えられた独特の模様があります。中央の模様は、雪の結晶をモチーフにしたもののようにも見えますが、昔(16世紀)スペインの無敵艦隊の兵をフェア島の住人が助けて、そのスペイン兵からイスラムデザインの模様が伝わったということです。

 

 指の付け根も、しっかり編み込まれていて隙間がありません。作った先生の技術の高さがうかがわれます。

 

 とても目の詰まった編み方で、永く使っていると毛糸どうしが絡まってフェルトのようになり、とても丈夫で暖かニットになります。

 ニットは、保温効果と通気性を兼ね備えた冬には欠かせないものです。脱脂していない毛糸を使ったカウチンセーターもお気に入りで、よく着ています。イギリス好きニット好で、しかも大変良い物なので、手作りということで紹介させていただきました。

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