フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

パイプのヤニ取りフィルター作成

2018-08-30 10:00:00 | 雑貨etc.

ブライヤーのパイプを手に入れました

 大航海時代の帆船に興味があって、関連した本を読み漁っています。竜ヶ崎の古書センターで、海賊の本を見つけて読んでいます。
 コロンブスが新大陸(北アメリカではなく、最初は西インド諸島、その後の航海で南米大陸)を発見し、そのほとんどがスペイン領となりました。南米ではヨーロッパには無い色々なものが発見されましたが、原住民のインディオが吸っていたタバコもその内の一つです。タバコは最初船乗り達が吸うようになり、その後ヨーロッパに持ち込まれ大流行しました。

 今日タバコは健康被害があるということで、あまり流行らないのですが・・・。大航海時代の本に刺激されちょっと吸ってみたくなって、パイプを手に入れた次第です。

 

 ブライヤー(灌木の根)のズル(ZULU)タイプのパイプです。

 メタル製(アルミニウムなど)ヤニ取りフィルターがありません。無くてもタバコは吸えると思いますが、作ることにしました。

 ビット(吸い口の部分)のダボ(ジョイント部)の径に合わせて、6mmの銅のパイプで作ることにしました。

 

 金ノコでカットし、切り口にヤスリをかけて滑らかにします。

 先は斜めにカットし、途中2箇所に上下から互い違いに切れ込みを入れてこれをつぶします。こうすることで煙が曲がって通るようになり、この部分にヤニが溜ります。時々このフィルターを抜き出してクリーニングします。
 ちょっとガタガタですが、一応これで完成。

 パイプタバコの葉は、今はなかなか手に入りません。私はタバコを止めてからもう何十年にもなりますが、昔は街角に必ずタバコ屋さんがありました。今はタバコ屋さんなど、全く見かけませんね。
 タバコはコンビニで売られているようですね。
それでコンビニでパイプタバコの葉を扱っているか探したのですが、どこにも置いていませんでした。ネット通販にはあるのですが、酒と一緒で身分証明が必要です。購入するのに身分登録しなければならず、面倒なので止めました。何とか扱っているお店を探し当てて、柏にありました。パイプタバコや葉巻などを置いているタバコ屋さんです。

 左の写真、買った葉はとても香りの良い”AMPHORA(アンフォーラ)”です。手前中央はコンパニオンで、パイプに葉を詰める時などに使います。ライターは、バーナータイプの物を使います。

 パイプタバコは昔吸っていたことがあるのですが、その時のことを思い出しました。今でも外国航路の船長さんが、パイプタバコを吸っている図を時々見かけますね。帆船時代の航海は長い船上生活を強いられて、タバコでも吸って気分転換しないとやってられなかったでしょうね。お酒、ラム酒やワイン、ビールなども大量に積まれていたようです。

 パイプを吹かしながらラム酒でも飲めば、すっかり海賊気分ですね。カティーサークでもイイなぁw…
 でも健康のことを考えて、吸うのは程々にしておきます。お酒も。

 

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シェーファー万年筆インクサック交換(3)

2018-08-28 10:00:00 | 万年筆

シェーファー万年筆インクサック交換その3

 ゴムのインクサックを取り付けます。

 こちらは、シェーファー独特のインク吸入方式、ピストンタイプです。胴軸の中にスチールのパイプが入っています。この中にゴムのインクサックを納めます。
 インクサックは接着剤を、パイプと首軸はシッカロールをそれぞれ塗って接着します。

 尻軸に接続されたハイプ、これはインクサックが収まっているパイプに被さります。これを引き抜き、インクを吸入します。

 

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シェーファー万年筆インクサック交換(2)

2018-08-26 00:23:16 | 万年筆

シェーファー万年筆インクサック交換その2

インクゴムサックが届いたので、取り付けます。

 まずはシリコンゴムです。届いたサックは、色々な大きさの万年筆に対応できるよう長めなので、胴軸の長さに合わせてカットして取り付けます。薄いので無理をすると切れてしまうので、慎重に。
 先の丸いプラスチックのピンセットなどで、孔を広げて取付方が安全です。

 

 サックは専用の接着剤をつけて首軸に被せます。
 首軸と胴軸は、シッカロール(タルカムパウダー)を塗ってはめ込みます。取り外し可能な、接着剤の役割をします。

 

 しっかりはめ込みました。胴軸のレバーを起こしてみます。上手くセットされているようです。

 キャプに違和感がありますが、こんな感じに仕上がりました。

胴軸に合うキャップを、捜してみます。

 

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シェーファー万年筆ノンクリップ

2018-08-24 11:24:58 | 万年筆

シェーファー万年筆ノンクリップタイプです

 古いシェーファーの万年筆、ノンクリップタイプです。

 

 キャップにクリップがありません。ケースなどに入れて、オフィスで使用するタイプなのか・・・

 

 ペン先のデザインはラウンドタイプで、シルバーステンレスと多分12Kの金ペンです。

 インクはカートリッジタイプです。

 12Kのペン先に”ー〇ー”と刻印されています。たぶん字の太さを示すマークだと思います。
 ペン先の先端部分は、ペン芯から先が出ている部分が少し反っています。新しい機種にも継承されている、シェーファー独特の形状です。

 ふつうラウンドタイプのペン先は硬い書き味なのですが、先端部分が反っているためか軟らかく滑らかなシェーファー特有の書き味です。かなり細字です。F~EFの間位です。
 覚書やメモなどを書くには、ちょうどよい太さです。

 

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シェーファー万年筆 インクサック交換

2018-08-20 23:36:18 | 万年筆

レバーフィラーのシェーファー万年筆 インクサック交換

 レバーフィラータイプのシェーファー万年筆です。

 キャップは無かったので、セルロイドの金魚を合わせてみました。かなりトリッキーな取り合わせですね。これしかなかったもので・・・

 

 かなり古いもので、予想通り中のゴムのインクサックは劣化してボロボロでした。鈎針で胴軸内に残っているゴムの破片を、かき出します。専用の先の細長いピンセットがあるのですが、レース編み等の鈎針で足ります。

 

 ペン芯には、乾いたインクが固まって残っていたので、洗浄剤に浸け込みます。

 ペン先はクラシックタイプで多分12~14Kです。表示はありません。ペン芯は、溝の少ない古いタイプです。
 太さの表示は”3”です。中字の太さです。しかし昔の線の太さは”3”でも、今の”M"(中字)よりは細く、”F”(細字)~”EF"(極細)の間位の細さです。

 軸の太さに合わせたインクサックを手に入れて、修復することにします。昔と云っても、かなり昔(戦前)は天然ゴムの素材しか無くて、長い間使用すると劣化してボロボロになりました。当時はこれを、定期的に交換してメンテナンスする必要がありました。
 今は、ほとんど劣化しないシリコンゴムが普及しているので、これを使うことにします。手に入ったら、改めてご報告いたします。

 

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