オリンパス3眼顕微鏡と顕微鏡カメラです(追伸)
オリンパスの顕微鏡カメラは、実態顕微鏡に取り付けて使おうと思って手に入れたのですが、3眼の顕微鏡でないと重くて取り付けられないので、同じオリンパスの3眼顕微鏡を手に入れました。しかしこれがデカくて重い!
3眼で鏡軸上に顕微鏡カメラを取り付けます。このカメラがまた重い!なので顕微鏡本体も重くないとカメラが支えられないです。
じつはこのカメラが使いたくて顕微鏡を手に入れたのですが、こんな大きいものとは思わなかった。当然といえばそうなのですが、これは明らかに生化学研究所などで使われているプロの代物ですね。ちょっと参ってますw・・・
カメラは35mmフィルムのオリンパスペンベースです。ただしサイズは、ハーフではなく35mmフルサイズです。フィルム巻上げのダイヤルがあります。シャッターは、鏡筒にレリーズ取り付けて切ります。
鏡筒に写像を確認するための、ファインダーがあります。台座にはランプ冷却用の空冷ファンがセットされています。古いものなので、白熱電球が使われているのでしょう。そのため冷却装置が必要なのだと思います。ヒューズが切れていて、ランプが点灯するかわかりません。
まだ撮影はしていません。シャッタースピードは、マニュアルでセットします。AEではないので、露出がわかりません。生物顕微鏡なので、プレパラートの検体をセットして下から光を当てて写真を撮影するためのものです。接眼レンズは10×で対物レンズは、4×、10×、40×、100×の4本が付いていました。つまり40倍、100倍、400倍、なんと1000倍!になります。(インフルエンザウィルスも見えるんじゃないかw・・・)
もともと時計や鉱物(宝石)の顕微鏡写真を撮ろうと思っていたのですが、結局両方とも撮影するには中途半端なものですね。対物レンズと検体が離れている3眼実態顕微鏡を手に入れないとダメですね。双眼実態顕微鏡はあるのですが。
仕方ないので、プレパラートを作って生物研究でも始めますかw・・・でも生物研究を趣味にしている人っているのかな・・・いるな牧野富太郎博士は植物が大好きで、その趣味が高じて植物学者になった方ですね。手書きスケッチの植物図鑑は有名です。そんなえらい先生を持ち出してきて・・・私も、そこんとこねらいますかw・・・
- 追伸 -
太い電源ケーブルが付いているので、台座の中にランプとファンがあるものと思っていたのですが、照明は台座の後ろに飛び出しているプラスチック製のパイプにマグライトなどを挿入して得るようです。
マグライトを点灯すると、対物台の下から照射されます。
マグライトをセットしました。よく見える!でも双眼顕微鏡、見るのにちょっとしたコツが入ります。接眼レンズに目を近づけ過ぎるとよく見えません。私はメガネ(老眼鏡)をしているのですが、かけたままで見るとちょうど良い距離になります。そして二つの写真を横に並べて立体視するように、遠くを見るような感じで接眼レンズをのぞきます。そうするとまさに、映像が浮き上がってきます。なるほどねぇ~
この画像はコーティングした紙に、パイロットの紺碧のインクで書いた文字の線です。倍率は100×です。滲みがなく、紙の繊維の隙間にインクが浸み込んで濃くなっています。
ヒューズとプラグ接続ジャックです。ヒューズの横には、50/60Hzの切り替えスイッチがあります。なのでてっきりファンが内蔵されていると思ったのですが・・・
台座には、ヒューズの取り付け穴があります。ヒューズは切れていたので取り替えたのですが、電源を入れてもウンともスンともいいません。ファンなどは、入っていないのでしょう。電源ケーブルの横にある二つのプラグ接続ジャックは、専用の照明器具と接続するためのものでしょう。ようするに台座が重いのは、100Vの電源を照明などに使うライトのための低電圧電源にするトランスが入っているためだと思います。
でもなぜ低電圧のコンセントコネクターが2つあるのか、1つは対物台の下からの照明用、もう一つは多分、対物台の横から検体を照らすためなのではないか・・・と思う次第です。
今の双眼顕微鏡を見ると、照明はLEDで台座の中に内蔵されています。昔は白熱電球しかなかったので、このような形式なったと思われます。台座の中に白熱電球がセットされていると高熱を発してファンで空冷しないと台座が熱くなりますので。
変なものを仕入れると、それはそれで色々なことが判明して面白いです。しかしこれはもう、生物研究を始めるしかないな、牧野博士を目指してw・・・植物は好きなのでw
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