ELGIN DeLuoceスモールセコンド調整
ほんと久しぶりの時計修理です。所有しているエルジンのスモールセコンド、久しぶりにゼンマイを巻いて腕に着けてみると、始めは動きだすのですが、しばらくすると止まってしまいます。
スクエアのクラシックなデザインです。10KGOLDFILLEDです。金のメタルバネベルトが付いています。細いのですが、金色が一致しているので、オリジナルのようです。
リュウズを引き出して時間調整をすると、軽くくるくる回ってしまいます。筒金が摩耗して緩くなっているようです。すり減ってしまっているようなので部品の交換をするしかないのですが、巻き芯に塗る粘着性のシリコングリスを塗って摩擦係数を上げて様子を見ることにしました。
文字盤を傷つけないように薄いビニールを載せて、剣抜きで針を外します。
SEIKOのシリコングリスを芯の箇所に塗り込みます。
短針、長針をはめ込みます。
様子を見ます。
止まることはなくなったのですが、テンプはしっかり振れているのにかなり遅れてしまいます。分解掃除、洗浄しなければダメなようです。
まあウィスキーでもやりながら、ゆっくりやってみます。ねこの口の中にあるのは、和三盆糖です。ウィスキーの充てにはならないかw...
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