フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

赤津焼の平盃

2018-06-29 10:00:00 | 骨董

赤津焼の平盃、金継が乾いてきたのでお酒を注いでみました

 赤津焼の平盃、欠けた部分に金継をしたのですが、乾いてくると収縮してきました。やはりかけた部分が大きいときは、バテで埋めてから漆を塗った方がよいようです。
 二度塗りしてまだ乾ききっていないので、磨きはかけていない状態です。

 骨董にはそれほど興味はないのですが、結構古いものではないか・・・と思うのですが。白い土に呉須の絵付、絵唐津の赤津バージョン・・・て感じですね。
 古唐津は今、凄い人気です。私も一つ欲しいのですが、骨董まつりでも法外(私にとっては)な値付で出ています。骨董的価値に興味はないのですが、でもいいものには惹かれますね。

 中心部には、轆轤目が残っています。周りは板で仕上げていますね。裏は全体に削っています。型押しで作られているように見えますが、轆轤ですね。呉須で描かれた草は、何でしょうか。アシのように見えますが、ススキかもしれません。
 ちなみにススキは、中国、東南アジアから入って来た帰化植物と云われています。奈良時代の歌人山上憶良も歌に詠んでいて古くから日本には馴染みの草なので、ススキがモチーフの絵としてもおかしくはありません。絵唐津の草は、おもだかをモチーフにしています。

 吹きガラスの徳利に冷酒を入れて、注いでみました。

 

 右は若い作家のぐい呑みです。

 平盃、大変具合がよいです。コバルトと黄色のぐい呑みも、なかなかよいです。

 

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プラ風防を取り替えたSWISS MADE の OSTERN ベルト取付

2018-06-28 10:00:00 | 腕時計

SWISS MADE の OSTERN ベルト取付

 茶色のトカゲ型押しベルトが手に入りました。

 

 ラグ幅は、18mmです。時計にバネ棒は付いていたのですが、外すと芯が抜け出てしまいました。バネ棒は、消耗品です。新しいものに取り換えて、ベルトを取り付けました。

 ケースはシルバーですが、文字盤の文字とマーク、針は金です。ベルトの尾錠は銀にしました。ベルトの茶色が文字盤の金色とよく合います。ベルトは、シンガポールから届きました。
 ムーブメントはしっかりしていて、時間も正確です。時針、分針に錆びが見られますが、まあまあ良い状態です。秒針の先の部分の赤銅色がカッコイイですw・・・。もともと先端部分ではなく、秒針の先の方半分が赤色に塗られていました。

 

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平盃と壺屋焼きの金継

2018-06-27 10:00:00 | 骨董

平和島骨董まつりで手に入れた、平盃の金継

 前々回のBlogでアップした、瀬戸赤津焼の平盃、縁の欠けを金継しました。

 欠けた部分に金粉を混ぜた漆をのせました。軟らかいので、少したれています。

 

 もう一ヵ所、縁の外側に小さな欠けがありました。ここにも漆をのせます。

 

 地元のホームセンターで、漆と金粉のセットを買ってきました。これを混ぜて溶き、筆で塗り重ねます。
 乾くのに丸一日かかります。乾いたら、凹んだ箇所には二度塗りして漆を盛り上げます。二日ほどおいて完全に乾いたら、目の細かい耐水ペーパーで研磨して形を整えます。
 とても簡単です。2液を混ぜるパテ、ホウロウ補修用など、を使って欠けた部分に充填し、そこにカシュー(うるし塗料)を塗って上に金粉をつけても良いです。でも、このセットの方が充填剤、接着剤、金粉を一度で塗ることが出来るので簡単です。
 ご存知と思いますが、金継は割れてしまった陶磁器を接着する修復手法です。水分や熱にも強いです。

沖縄那覇の壺屋やちむん通りで買った壺屋焼きの小鉢です。

 

 こちらも金継してみます。欠けた部分が大きくて厚く塗り重ねたので、漆がたれてしまいました。これは乾いてから耐水ペーパーで、研磨して落としてもいいのですが、でもこのタレがまたイイ味出してますね。欠けた部分は、乾いてからさらに塗り重ねて漆を塗るともう少し形が整うと思うのですが。でもここまで欠けていると、まずは補修用のパテで埋めてから漆を塗らないとだめですね。

 さーてと・・・取りあえずこの状態で乾いたら、小鉢にはヒジキの煮物、盃には君萬代の冷酒を注いでいただくとしますか。

 

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SWISS MADE のスモールセコンド 調整

2018-06-25 10:00:00 | 腕時計

SWISS MADE のスモールセコンド調整しました

 SWISS MADE の”UniversWatch"です。

1970年代でしょうか、SWISS MADE の手巻きスモールセコンドです。

 テンプが止まってしまいます。よく見ると、ガンギ車の先端にわずかに錆が出ていました。分解してベンジンに浸け、ヤスリで削り落とす必要があるのですが、錆の出方がわずかなのでシリコンスプレーを差してみることにしました。
 テンプは少し勢いが出て動き出したように見えたのですが、暫くするとまた止まってしまいました。シリコンスプレーは、溶剤はすぐに飛んでしまって、摩擦抵抗を減少させる粉末状の滑り粉が残ります。これを改めて洗浄剤で洗い流すと、動き出しました。


 錆とグリスの固化の両方が原因だったのかもしれません。分解してベンジンで洗浄すれば、一発で復活したかもしれません。面倒こいて、手抜きしました。でもまあ動き出したので、OKでしょう。
 しかし平置きだと元気なのに、縦置きにするとテンプの振れは緩慢になって来ます。天真の摩滅があるのでしょう。ヒゲゼンマイも弱っているのかもしれません。こうなると天真、ヒゲゼンマイを交換するしかありません。交換部品は無いと思うので、完全な修理は難しい状況ですね。荒療治で、テンプの受板を少し押さえつけて曲げる・・・のもありかもしれませんが・・・

 その荒療治をした”WALTHAM"懐中時計は、持ち歩いても順調に動いてます。

 

 左が”WALTHAM"、右は中国製?のクォーツです。

 

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平和島骨董まつり 中国茶聞香杯と茶壺

2018-06-23 15:16:07 | 雑貨etc.

平和島骨董まつり

 平和島骨董まつりに行ってきました。

 中国茶の茶壺(急須)と聞香杯を買ってきました。以前から中国茶には興味があって、たまたま目について、朱泥の茶器を手に入れました。

 それぞれ別の店で選んだので、朱泥の色が違っています。

 茶壺(急須)はちょっと古いもののようです。蓋のつまみに小さな穴が開いています。茶海に載せて継ぐときに中のお茶がうまく流れ出るようにするための空気穴です。

 

 このように茶海(一旦お茶を注ぎ入れる器)にお茶を注ぎます。こうすることで、お茶の濃さが均一になります。

 はじめに茶海から細長い杯、聞香杯にお茶を継いで、左の茶碗、品茗杯をかぶせて蓋にします。それをひっくり返して、お茶を品茗杯に移します。聞香杯を取り上げて杯の香りを嗅ぎます。品茗杯のお茶をいただきます。

 呉須の草模様の瀬戸焼?・・・の平盃も手に入れました。半磁器の粘土で作ろうと思っていたのですが、気に入った物があったので手に入れました。

 

 瀬戸赤津か信楽の土だと思います。透明釉がかかっています。縁が二か所欠けています。窯印はありませんが、けっこう古いものだと思います。

 呉須の草文様(アシ?)が描かれていて、細かな貫入があります。盃にちょうど良い大きさです。
さてこの盃で、地元の酒「君萬代」の冷酒でも飲みますか。徳利は青い切子が合いそうです。

 

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