フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

パーカー61フライターとQuink

2023-10-19 00:11:55 | 万年筆

パーカー61フライターとパーカーにQuink

以前にも紹介したパーカー61フライターです。インクはサラサラのパーカーQuinkを使っています。

 インクはパーカーのQuinkを使っています。パーカー61は、中のカートリッジをインク瓶に浸け込んでインクを吸引するタイプです。そのため首軸を水で洗浄するとインクが水と入れ替わってしまって乾かすのに時間がかかります。パーカーのQuinkはサラサラで固まりにくく、また洗浄効果もあるのでパーカー61専用に使っています。

 ペン先は丸く筒状のデザインで、首軸の中に収納されています。パーカー21、51と同じです。とても斬新なデザインです。”ヒーロー”の名で中国でコピーされています。まあ China は何でもおくめもなくコピーしてしまいますね。
 パーカーは現在クラシックタイプのペン先デザインが主流で、イギリスで作られています。もともと英文アルファベット文字の筆記用なので英文字を書くのに適しています。

 インクが切れて補充する時に「どのインクだったかな(インク色々あるので)・・・そうだ、Quinkだった」と思い出して、改めてアップしたしだいです。

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セルロイド万年筆金魚

2022-12-28 00:46:55 | 万年筆

昭和万年筆セルロイド・金魚

 昭和のセルロイド万年筆です。赤い金魚のキャップ、軸です。

 

 これはワセリンです。

 左は胴軸にスポイトでインクを注入するタイプの万年筆です。尻軸を緩めて引き抜くとストッパーの軸が出てきます。古いものなので、胴軸内のインクが漏れ出てきます。その漏れを防ぐために、ワセリンを塗ります。

 クリップに「MASTER」と「CRYSTAL」と刻印されています。メーカー名だと思います。PAKERの矢羽根と似ていますね。

 

 ペン先にペンポイントが無いように見えます。無いのか、見えないほど小さいのか・・・

 これはレバーフィラー式の万年筆です。レバーを引き上げて中のインクサックを押してインク瓶にペン先を浸け、レバーを戻してインクを吸入するタイプです。

 古いものはゴムサックが劣化していてインクを吸入できないものが多いのですが、これは大丈夫でした。天然ゴムではなくて、シリコンゴムを使っているのだと思います。

 字の太さは2本とも極細です。古い日本製の万年筆は、みな極細です。カリカリした書き味は、浸けペンのような感覚です。
 日本でのペンポイントのある万年筆の普及は、戦後になってからなのではないか、プラチナ、パイロット、セーラーなど。丸善のオノトは夏目漱石が使っていて有名ですが、インクがスムースに出ないで文句を言っていました。漱石が使っていたオノトには、ペン先にペンポイントが付いていたのか・・・私は知りません。

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字の太さが変わる万年筆

2022-11-23 14:38:10 | 万年筆

特殊ペン先万年筆

自由自在な文字幅 スーパーフレックスニブの万年筆、アメリカ製? ちょっと際物的な、Made in china ではないのかなあ・・・

 チャイとバナナケーキでお茶しながら、万年筆の試し書き。

腰かけてじっくり万年筆で文を書くときには、アフタヌーンティー風にお茶とケーキは気分を盛り上げてくれますね。

緑色のベークライト風のキャップとボディーです。チープ感、満載w…

書き味は非常~に滑らか、力を入れないと細字(F)くらいの感じですね。

 

 ペン先のスリットは、根元まで割れています。なので力が入るとペン先の割れ目が広くなり、太い字が書けるようになります。カリグラフィー用の万年筆とありました。わたしはこれで、太い線、細い線をかき分けて、筆の字のように書きたいと思ってます。
 力を入れてもあまり線の太さは変わらないかな・・・わずかに字の雰囲気が変わるような感じですね。

 筆のような字が書ける万年筆では、セーラーの「ふでDEまんねん」があります。

 これはペン先がそり上がっていて、寝かせると太い字、立てると細い字が書けます。ペンを立てたり寝かせたりして、線の太さを書き分けて筆字のような文字を書くことができます。
 こちらは普通に書くと、ペンを60度位に立ててもかなり太字です。さらに立てると細字になります。でも字を書くときに変な癖がつきそうで、常用には向かないかな。手紙を縦書きで筆字風の雰囲気で書くときなどに、限定されるかな。

 まあ、これも一種の際物ではありますが、気分転換に縦書きの文章を書くときなどに使っています。

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シェーファー、イタリックペン先万年筆

2021-03-30 22:05:30 | 万年筆

シェーファー万年筆ノンナンセンスのイタリックペン先

 以前にご紹介したシェーファーの万年筆、ノンナンセンスのイタリックペン先を手に入れました。(また増えてしまった・・・)


 左が今回ご紹介する、イタリックペン先の万年筆です。
 右は、先にご紹介した、スケルトンのノーマルなペン先のノンナンセンスです。


 
バックに書かれている字は、イタリックで書きました。
 横線が細く、縦線が太く見えますか?
 余り違いは、分かりませんね。私の使い方が慣れていないせいだと思います。
 本来は、横書きの英文字をデザイン的に美しく見せるためのペンです。
 日本の漢字は、縦の線に比べて横の線が多いので、横の線が細く書けるのは字のバランスが取りやすく、イタリックのペンを使えば、きれいに書けると思います。

 ペンポイント(ペン先の先端)にイリジウムは付いていないようで横平で、浸けペンのようです。
 ペン先と紙を正対させないと、インクの乗りが良くありません。概ね、太字の万年筆には、その傾向があります。
 太い細いの書き分けも含めて、使い方に習熟しなければならないようです。

 太い細いを書き分ける、ペン先の反り返った”筆でまんねん”と同じような万年筆です。

 ノンナンセンスは軸が太くて、書き味は飾り気が無くストレートで、しかもリーズナブルでなかなか良い万年筆だと思います。
 ただし、現在は生産されていないと思います。中古品で探すしかありません。

 

―追伸―

カートリッジインクについて問い合わせがあったので、私が使っているものの写真をアップしました。

 6本入りで、こんな値段です。ブルーブラックやブラックなどの色もあります。

 

 万年筆のジョイント部は斜めにカットされたパイプ状ですので、写真の右側のカートリッジ、細い穴が開いている側を差し込みます。写真のブルー蓋の側ではありません。
 写真の一番左側のメタルのカートリッジは、もともとシェーファーの万年筆についていたものですが、使い方がよくわかりませんw… たぶんスポイトでインクを注入するのだと思います。これがコンバーターなのでしょうが、市販はされていないのではないかと、見かけませんね。

ー追伸ー 2021.3.30
 上の写真のメタルカートリッジ、使い方がわかりました。やはり先端部分のボタンを何回か押して、インクを吸引するようです。旧飲料は少ないようですが、首軸につけたまま吸引できます。シェーファーには他に、ピストン式(現行品)、中押し式(現在は製造終了)があります。

 

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パイロットエリートインクサック付け替え

2021-03-28 20:29:22 | 万年筆

パイロットエリート14Kインクサック付替え

 いくらインクを吸入しても、すぐに書けなくなってしまう。インクを吸入していないようなので、分解して状態を見ました。

 インクも漏れ出していました。インク吸入キャップも分解して、状態を見ます。

 インク吸入キャップの中に、ゴムサックがあります。これが劣化して復元力がなくてインクを吸引できない状態でした。首軸のペン芯との接続箇所もゴムサックが劣化していてヨレヨレで、インクが漏れ出していました。

 シリコンゴムチューブでサックを作って、付け替えます。チューブの片側は塞がないとならないのですが、火であぶって接着しようとしたのですが、シリコンゴムは熱では溶けません。なので綿糸を巻き付けて塞ぎました。

 吸引キャップのレバーを倒して中のチューブをつぶし、レバーを戻しインクを吸引します。
 緑のパイロット”深緑”インクを入れました。しっかり吸引されて、スムースに書けるようになりました。

 パイロットエリート、ペン先が大きくて14Kのやや硬めの書き味を滑らかにしています。完成された設計デザインです。

 

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