Gorbyharp

ハーモニカのページ。

西脇さんのワークショップ

2007-11-26 | 日記
西脇辰弥さんのワークショップに行って来ました。
1時間位前に到着したので、始まる前にもお話を伺えて他の人よりも得したかも。

西脇さんは、今回は、知人にカバーを銀で作ってもらったマイスター・クラスを使用。見た目デカイです。なのでケースは、スズキのケースでした。matsumonicaさんのこと知ってるのかな?と思ったけど意外とお会いしたことがないとのことでした。ハーモニカ吹きは、みんな知り合いなのかと思ってましたのでスティービーのハーモニカの音は、コンプレッサー?かけてるんだって。よくわからない用語が出て来ましたが、とりあえず頷いておきました。要は、私たちが普通に吹いてもあの音は、出せないということです。ここまでが、始まる前の内容。西脇さん、他の方にも気さくに話しかけられていて、好感度アップ。私だったら、仕事どんどん頼みたくなります。

パソコンを大画面につないで「お題」を表示しながら、また、時には、譜面を表示しながら、ワークショップは、進められて行きます。黒人歌手から学ぼうということで、カーペンターズとジョージ・ベンソンの歌い方を比較したりしてブラック・ミュージック独特のニュアンスを学んだり、他の楽器から学ぼうということで、デイビッド・サンボーンのサックスからニュアンスを学んだりしました。西脇さんがサンボーンのサックスとユニゾンでハーモニカを吹きました。ただ、アドリブの所は、自由に吹いてましたけどね。ハーモニカには、ハーモニカに合うアドリブがあると教えてくれているように思えました。

ハーモニカらしさを出すということでは、すべてのキーでブルースを吹くというトピックの時に、参加者全員でブルースのフレーズを吹くんですが、キーによってそのフレーズが変わることを学びました。つまり、あるキーでは、楽なフレーズが他のキーでは、難しいということがあるわけで、それを無理して吹くことはないと暗に教えてもらった気がします。

西脇さんがよくしていた練習としてMTVを流しっぱなしにして、次から次へと出てくる曲に合わせてオブリガードなどを入れていくというものがあります。この練習方法をFMラジオを使って再現してみました。はじめは西脇さんが吹いてたんですが、客席にもマイクが回って来ました。私にもマイクが回って来ました。勇気を出して吹いてみました。アレッなんとかアドリブが吹けました私にとっては、奇跡です一緒に行ったSさんに「キーわかったの?」と聞かれましたが、全くわかりませんでした。感覚で吹きました。意外と理論とかそういうのの前に感覚ってのも大事なのかもしれませんね。

ワークショップの合間に西脇さんの演奏も聴けてとても楽しかったです。最後、質問コーナーで、曲を聴いてよくキーがわかりますね。との質問には、「場数です」と。私は、この場数という言葉が気に入ってしまいました。今回のワークショップの内容をまとめると、普段、なにげに聴いている音楽からいろいろなことを学べる。ハーモニカにとって難しいフレーズは、はじめの段階では、避ける。場数を踏む。でしょうか?そういう意味では、少なくとも初心者の段階では、他の楽器の練習曲よりは、ハーモニカのための教本などで練習する方がいいのでは?と思ってしまいました。早速、徳永先生や田中光栄さんの教本を引っ張りだして来た私でした。

終了後は、一緒に写真を撮っていただきました。とても気さくで良い方でした。そんな雰囲気がワークショップの間中、漂っていてとても楽しい時間を過ごせました。モリダイラさん、是非、第二回目もよろしくお願いします。それまでには、少しは、上手くなって参加したいと思います。