Gorbyharp

ハーモニカのページ。

SCX-48の変遷

2013-07-31 | ハーモニカ
スズキのSCX-48という記事を書いたのが2007年。不思議とこの記事、人気があるんですよ。少なくとも検索で見つけて、寄ってくれる人が意外と多い。SCX-48が人気なのかも。記事の内容が古くなって来たので、頭の中を整理する意味でもSCX-48の変遷について書いてみたいと思う。

<第1段階>
一番はじめのSCX-48は、おそらく、マウスピースが台形だったと思う。未確認。

<第2段階>
マウスピースが、現在のように丸くなる。横から見ると半円状とでも言いましょうか?
2007年の記事で、有料になるけど、マウスピースを交換してくれるという話は、第1段階のマウスピースから、第2段階のマウスピースに交換してくれるという話。

<第3段階>
ヴァージョン2の登場。ボディに「V2」との印字がされてます。さらに、マウスピースを構成してる部品の数が減ります。つまり、マウスピース部分とスライドの2点だけになります。第2段階では、スライドレバーの下にもう一枚金属のプレートがありました。ヴァージョン2では、ボディがこのプレートの代わりをしています。つまり、ボディのデザインも少し変わりました。このことによって息漏れがしにくい作りになりました。さらに、マウスピースを留めているネジのところにあるゴム管が両方のネジに付く様になりました。片方だけだと失くしたのでは?と不安になりますからね。

<第4段階>
マウスピースの穴が面取りされてました。簡単に言えば、穴周辺の滑らかさが向上したということでしょうか。写真があるといいんですが…。
この第4段階を強調し過ぎると第3段階のものが売れなくなる恐れがあるので、困りものです。市場に出回ってる分が全て第4段階だと問題はないんですが。確かスライドレバーの穴も角が取れてラウンドしてます。しっかり見て来なかった…。

このように日々、SCX-48は、進化しているのです。見落としてる部分もあるかもしれません。バルブとかね。パーツを買うことで、対処出来ることもありますし、買い替えた方がいい場合もある。また、昔のバージョンの方が好きという意見もあるかもしれない。購入の時の参考にして頂けたらと思います。

それにしても「今後、プロ、アマ問わず愛用者が増えると思います。」との予言は、当たりましたね?

ブルーゼット/崎元讓&美野春樹トリオ

2013-07-21 | CD/DVD
崎元先生の最新CD、「ブルーゼット」を手に入れました!最新といっても発売から、もう8ヶ月ぐらい。

全て、美野春樹さんの作・編曲によるものです。前半が現代曲風で、ちょっと難しい感じもしますが、それを越えると後半は、美しいメロディの数々。前半と後半のギャップがなんとも言えなくいい。

前半と後半をつなぐのは、有名曲の「シェルブールの雨傘」、「忘却」、「リベルタンゴ」、「ブルーゼット」をアレンジしたもの。あらゆるハーモニカ・プレーヤーに取り上げられてきた「ブルーゼット」がどう料理されているか楽しみにしていましたが、全く想像していたものとは、違いました。まだ、聴いてない人は、お楽しみに。

「月光」は、非常に美しい曲ですよ。レパートリーにしたいなぁ~と思ってたら、曲集も出てました!

美野さんの曲って、「はずしてる」風に聞こえる箇所が何カ所かあって、あれって、わざとだな?きっと。現代曲ってのは、そういうものかもしれないし…。曲の中に緊張感が生まれる。これって、聞き慣れると非常に癖になる。

アルバムを聴いて、はじめに感じたのは、懐かしさ。別に私のために作られたアルバムでは、ないけど、私のハーモニカ人生を振り返ってる気にさせられる。プロデューサーの井阪紘さんが「どこか懐かしく」と表現してますが、崎元先生のハーモニカの音の中にそういった懐かしさが含まれてるのかもしれない。

わりと飽きが来ないで、長く聴き続けられるアルバムかも。








FIHブルース部門2013音源

2013-07-17 | いろいろ
EasyHarp.netさんに2013年のFIHブルース部門の音源がアップされました。EasyHarpさん、ありがとうございます!

直接飛ぶには、こちら
写真横の「mp3 sound」というところをクリックすると聴くことが出来ます。

どの方が、入賞してもおかしくないほど、皆さん素晴らしい演奏をされてますね!
来年は、久しぶりに聴きに行きたいな~

Mint Tea が鳴っている

2013-07-13 | CD/DVD
南里沙さんのメジャー・デビュー・アルバム「Mint Tea」をやっと買いました!ちょうどタワーレコードさんから、クーポン券が来まして

このアルバム、聴きはじめの2日間は、あまりぱっとしなかったんですが、時間をおいて聴き込むうちにだんだん良くなって来た。いまでは、Mint Teaのメロディーが頭の中で、鳴ってます。この曲の作曲者、丸山和範さんは、素晴らしいね。丸山さんの他の曲もオススメです。CDを買って良かったことは、Mint Teaの譜面が、ライナーノートの中に印刷されてるんですよ~。iTunes Storeから、デジタルで買わなくてよかった。譜面が欲しい人は、絶対CDを買って下さい。

アルバムの曲目は、カーペンターズのFor All We Know(ふたりの誓い)など、40歳代以上を狙ったと思われる構成になっております。ジャンルもいろいろ。多くの人に楽しんでもらいたいとの思いから、こうなったんだと思います。ハーモニカのアルバムでありがちな、いわゆる「イージーリスニング」風になってないところが、好感持てます。

でも、アルバム・ジャケットの写真がいつもの里沙さんと違う感じがするんですよね~。私の知ってる里沙さんは、どこへ?どこか私の知らない遠くへ行ってしまったようで、寂しさ半分。

でも、人気は、うなぎのぼり。もっともっと人気が出ますよ~に

ベンドとヴィブラート

2013-07-05 | レッスン
田中光栄さんによるテンホールズのセミナーに行って来ました。場所は、お茶の水、谷口楽器さん。

今回のセミナーは、経験者向け。なので、ある程度ベンドが出来るという前提です。といってもはたして正確なベンドが出来ているのか?どうすれば、キレイなベンドが出せるかといった内容でした。あとは、スロートヴィブラートのやり方を習いました。以下、簡単にまとめてみますね。

<ベンドの注意点とヒント>
1、喉を開ける。喉といっても上の方じゃなくて下の方です。付け根とでもいいましょうか。
2、口を開く。アゴを下げる感じです。アゴを引く感じでは、ありません。
3、舌というより喉でベンドするイメージ。この場合の喉は、上の方。
4、ベンドした状態で舌を使って「オヨヨ~」とやってみる。これは、文字で見てもわかりづらいですね?この「オヨヨ~」が出来てるとベンドがしっかり出来てる状態だそうです。
5、チューナーを使ってみるのもいいかも。自分が思ってるより、音が下がってることが多いそうです。

<ヴィブラートの注意点とヒント>
「ベンドの注意点とヒント」の1と2をふまえた上で、
1、ピッチをほんの少し下げ気味でヴィブラートをかけると味のある音が出る。これを応用すれば、吹き音でも同じようなヴィブラートをかけることができる。
2、高音部は、ピッチを変化させるヴィブラートのみ。(次回詳しくやります?)

こんな感じかなぁ~。たぶん、文字で見てもなかなかわかりづらいと思います。そんな方は、次回参加してみては?
私は、光栄さんの横顔をバッチリみてきたので、いいヴィブラートが出てるイメージは、目に焼き付けて来ました。

味のあるヴィブラートが出来るとアドリブが出来なくてもとてもセクシーな演奏になるなぁ~と。
まずは、ヴィブラート本気で練習してみますか?早くも腹筋が筋肉痛です。

そういえば、谷口楽器さんに「わけあり」CDが格安で売ってましたよ。こりゃ、こまめに通わないと