Gorbyharp

ハーモニカのページ。

Pop Classics

2018-06-17 | 曲集/教本
Pop Classicsという曲集が発売されてました。Jazz Standardsに続く第2弾的存在。一応、クロマティック・ハーモニカ用です。(数字譜がクロマティック向け)Hal Leonardという出版社から発売されてます。この出版社、ハーモニカをはじめ様々なプレイアロング教材を販売してます。



前回に続き、今回も模範演奏は、ウィリアム・ギャリソンが担当。曲集では、Williamではなく、Willとなってますが、同一人物です。一部の曲ですが、コードとベース・ハーモニカは、George Miklas。

収録曲は、
Bluesette (Toots Thielemans)
Cherry Pink and Apple Blossom White (Jerry Murad's Harmonicats)
From Me to You (The Beatles)
Love Me Do (The Beatles)
Midnight Cowboy (from Midnight Cowboy )
Moon River (from Breakfast at Tiffany's )
Peg O' My Heart (Jerry Murad's Harmonicats)
A Rainy Night in Georgia (Brook Benton)

今回は、ブルーゼットが収録されてるのが、一番のオススメ・ポイントです。ブルーゼットって、カテゴリーで言うと「ポップ・クラシックス」になるのかぁ〜と。改めて驚いた。確かに長い間愛されてきた名曲です。

残念な点は、From Me to YouとLove Me Do、A Rainy Night in Georgiaのハーモニカの模範演奏は、オブリガード的にちょこっと収録されているだけです。原曲では、歌+ハーモニカということで、割と忠実に原曲を再現してるのですが、模範演奏は、ハーモニカだけなので、歌の模範演奏も欲しかったなぁ〜と。逆にこの3曲に関しては、歌も歌う人にとっては、いいかもしれません。もちろん、歌詞とともに譜面もちゃんと書いてあるので、歌の部分をハーモニカで演奏することも可能です。(模範演奏がないだけだから)

前作のJazz Standardsは、CD付きでしたが、今回のPop Classicsは、CDは付いておらず、ネットからダウンロードする形になります。曲集の中にEnter Code(エンターコード)と言って数字が書いてあるので、指定されたネット上のページを見てその数字を入力すると音源がダウンロード出来たり、もしくは、そのままネット上で音源を聴くことが出来ます。優れている点は、音源のスピードやキーを変えることが出来るんですよね〜。(ネット上で試してみました。もしかしたら、ダウンロードしたものはソフトが必要かも)ダウンロードとか苦手な人は、得意な人に手伝ってもらいましょう。

前作のJazz Standardsもあまり練習しないまま新しいものが出てしまった。練習しないとね〜。教材が溜まっていくパターンです





待った甲斐があった

2018-06-11 | 日記
1年ぶりぐらいにFIHのハーモニカ・コンテストに行って来ました。(2018.6.9)
いろいろと変わってて、新鮮です。

入口入って右奥は、ハーモニカやCDが売ってるコーナーがいつもの様にありましたが、以前は、モリダイラの方が販売してたと思いますが、谷口楽器の方が販売してました。なので、今年から、クレジットカードが使える様になりました!お店から試奏用のハーモニカを全て?持ってきてあるので、試奏も遠慮なく可能です。そう言えば、今話題のNew Super 64がありましたので、試奏してきました。今までのSuper 64とは、別物ですね。マウスピースから、リードまで距離がある印象。今後も谷口楽器さんで試奏出来ると思いますよ。予約販売受付中。CDは、出演者のCD中心なので、私としては特に目新しいものはなかったです。崎元先生のCDに連動した曲集が売ってました。

モリダイラ楽器の社長さんがいつの間にか代わってました。私が気がつかなかっただけかも。冒頭の挨拶もされてました。緊張されてた様ですが、そのうち慣れると思いますよ〜。楽器業界の苦しい現状を話されてました。そんな中、この様なイベントを開催されているモリダイラ楽器さんに感謝!

寺澤ひろみさんが、審査員になられてました。一人代わっただけなのに一挙に若返った印象。女性審査員というのは、私が知る限りで初めてです。そう言えば、コンテスト出場者も女性が多い印象。

開催が土曜日になりました。以前は、ブルース部門が土曜日で翌日の日曜日開催でしたが、今年から両方とも土曜日で一週違い。どっちが良いのかなぁ〜。遠方から来る方は、ブルース観て一泊して翌日もってのが出来なくなった。まあ、両方興味ある人は、そんなにいないのかもね。その関係かブルース部門の優勝者によるゲスト演奏がなくなりました。来年も6月の第2土曜日らしいです。

部門が少なくなりました。どの部門がなくなったんだろう?その結果、時間が短くなった気がする。
来年のために、タイムテーブルを載せておきましょう。

13:00、開演
主催者挨拶/審査員紹介
13:05、コンテスト開始
クロマチック・ソロ/クラシック部門
クロマチック・ソロ/ジャズ・ポップス部門
《休憩》

14:55
複音部門
アンサンブル/小編成部門
《休憩》

16:15
アンサンブル/大編成部門
16:40、ゲストタイム
17:20、コンテスト結果発表
講評/順位発表/表彰式
17:50、終演

実際は、18:25位に終演となりました。休憩は、15分位、2回ありました。来年からは、タイムテーブルを事前に発表しておけば、便利なのではないかと思います。全ての演奏を聴くのは時間的にツラすぎるので。

原因はわかりませんが、なんとなく観客が減ったような感じがしました。知り合いが出てると応援で行きたくなるものです。今回は知ってる人いないかな?と思ってたら、いました!事前に教えておいてよ!部門は、少なくなったんですが、枠は広がったような気もします。ジャズ・ポップス部門なんて10人も出てた。今後チャンスかもね。

複音部門、若い人が多くてビックリ。平均年齢が全部門中、一番若かったかも。全国の指導者の皆さんが頑張っているんだろうね、きっと。クロマティックも頑張らないと。

結果については、徳永先生のブログに書いてあります。早っ!
そのうちモリダイラ楽器さんからも正式な発表があることでしょう。

その他、奨励賞は、クラシック部門2位の何さん。特別賞は、複音ソロ部門1位の大神さん。
グランプリは、クラシック部門1位の吉田さんでした。奨励賞、特別賞は、「上位の人と僅差だったで賞」と言い換えても差し支えないかと。たぶんそういう意味です。審査員の方の講評を聞くとホント皆さん僅差で、審査員の意見も分かれたりしたとか。個人的にはジャズ・ポップスの浅野さんの演奏とか好きなんですが。

ハモ仲間では、中尾さんがジャズ・ポップス部門で1位でした。中尾さん、おめでとうございます㊗️

いつもは、クロマティックだけ聴いて帰ってしまうのですが、今回はゲストタイムも聴きたかったので、頑張って全部門聴きました!

ゲストタイム、トップバッターは、2017年グランプリ受賞の大山紀子さん。メイシオ・パーカーの曲をボーカル用エフェクターを使って。ファンクとかやるなら、ああいう機材は必要だよねーと思ったら、使って来ましたねー。3度上、4度下、1オクターブ下、の3種類のハーモニーを使ったそうです。参考にしてみてください。他の人の演奏を聴き比べると改めて大山さんの演奏は、異色だよなぁと感心して聴いてた。

続いて、ニュージーランドから、ニール・ビリントン。ユーチューブでは観たことあったんですが、生は初めて。外国のプレーヤーが来てくれるのを念願していたので、叶えてくれて嬉しい。Blue Bossa 、Ornithology 、Georgia on my mind を演奏。基本、クロマティックで、最後の曲だけ歌とダイアトニックが加わりました。ハーモニカをグニュグニュ動かすのが特徴。音色は割と好きな感じです。

山下伶さんは、2014年にグランプリ受賞してまだ4年しかたってないんだね〜。その間にメジャーデビュー。今回は、オブセシオン、川の流れるようにを演奏。場数が圧倒的に違うんだろうね。ステージングも含めて全てがプロフェッショナル。

徳永先生は、さだまさしさんの「防人の詩」さまざまなテクニックがふんだんに使われていて。ホント、ワンアンドオンリーな音だなぁ〜と。

最後は、和谷先生。奥様がピアノで娘さんがバイオリンのファミリー・ユニット。バッハの二つのバイオリンのための曲だったと思う。バイオリンの譜面をフルート用にしたものを使ったらしい。なかなか貴重な組合せです。色々な楽器との組合せは楽しいですね。

ゲストタイム、色々楽しめて満足。一応、今後の希望としては、アントニオ・セラノOlivier Ker Ourioなどを挙げておきます。アジアのプレーヤーなんかもイイね〜。






師弟愛

2018-06-03 | ライブ/イベント
神保町楽屋(らくや)にて昨年のFIHハーモニカ・コンテストでグランプリを受賞された大山紀子さんのグランプリ受賞記念ライブがありました。

とても楽しみにしていたライブです。普通、私はライブとか予約しないんですが、予約しちゃいました。

さて肝心のライブですが、思った以上に多くの曲を演奏してくれました。
曲間のお話を聞いてると大山さんが歩んで来た人生の一部が垣間見れた様に感じました。
大学のハモソ(ハーモニカ・ソサエティ)の時に演奏した曲や演奏出来なかった曲。
全て引っくるめて今回聴くことが出来ました。ハモソのお友達も何人か来てたようです。

私も立教だったか中央だったかのハモソに入れてもらおうと思って断られたことを思い出しました。
「学外の人は入れません」と。「ニセ学生マニュアル」って本が流行ってた頃だから、入れる様な気がしたんだろうね。東武カルチャースクールのハーモニカ教室に自転車で通う私立教のハモソの皆さんが、すれ違っていた可能性はありますね〜

ライブに行けなかった方は、曲目が気になると思いますが、セットリストを載せておきますね。
ご本人に聞いたので、間違いないと思います。普通、ハーモニカでやる選曲じゃないよね〜。そこがまた良いんだけど


【1st】
★Move over (Janis Joplin)
★SARA (coba)
★What's going on (Marvin Gaye)
★What a wonderful world (Louis Armstrong)
★Just the two of us (Grover Washington, Jr.)
★Street life (The Crusaders)
★Weekend in monaco (The Rippingtons)


【2nd】
★Rainy days and mondays (Carpenters)
★Rock walk click (須田義和)
★Run for cover (Marcus Miller)
★Change the world (Eric Clapton)
★Some Skunk Funk (The Brecker Brothers)
★Dear malleta (Curtis Creek Band)
★TUTU (Miles Dewey Davis)

【encore】
★OVER the rainbow


私が一番嬉しかったのは、サム・スカンク・ファンクが聴けたこと
また聴きたいですね!演奏する方は大変みたいだけど。

どの曲もとても自分のレパートリーに加えられそうにない。辛うじてディア・マレッタがバラードなので、吹けそうな気もしますが。

ドラムの須田さんが、大山さんに贈ったRock walk click。とても新鮮な感じの曲でした。また聴きたいです。須田さんのライブに大山さんが出場することがあるらしく、そちらのライブも要チェック

最後のTUTUでグランプリを取られました。原曲よりスピーディー。

アンコールは、レゲエ風オーバー・ザ・レインボー。
師匠の田中光栄さんが、自作のダイアトニック・ハーモニカで参戦。なんか師弟愛を感じたよ!

コンテストでは、崎元先生に「プロを目指してほしい」と言わしめた大山さん。
とりあえず、「週末ミュージシャン」から、始めてみては
今後の活躍に期待




【メンバー】
大山紀子 (クロマティック・ハーモニカ)
沢村繁 (ピアノ、キーボード)
西村雄介(ベース)
須田義和(ドラム)
南部栄作(ギター)







癒された

2018-06-01 | 日記
久しぶりにマツモニカさんを聴いてきた。
場所は、池袋のホテル・メトロポリタンのロビー。
なので、無料です。(2018年5月23日)

ホテルのロビーなので、ちょっぴりザワザワとした感じはあります。
仕方ないです。ブラジルの音楽中心で、マツモニカさんとギターの長澤紀仁さんの音色に癒されて来ました。

一時期、マツモニカさんのライブによく行ってた頃は、同時にブラジル音楽にもハマってたんですが、今では曲名が思い出せない曲が多い。「知ってるのになぁ〜」と。でも、逆に純粋に音楽を楽しめたような気がします。

終了後、もにじん(マツモニカさんと長澤さんのユニット名)のファースト・アルバムのセカンド・エディションのCDを購入し、サインをしてもらいました。実は、ファースト・エディションは、持っているんですが…。音が良くなったようですよ+ボーナス・トラックも!

もうちょっと聴きたいなぁ〜と思う頃合いで終わる感じが良いんだろうね〜。
もにじんは、月1位でロビーコンサートに出てるイメージです。次回もお楽しみに。

ホテル・メトロポリタンに感謝!