私はヤゴです

水中から地上へそして空中へ飛び立つ人生を

銀盤上の舞

2008-01-23 05:19:03 | weblog
長野冬季オリンピック10周年記念事業「2008 NAGANO NEWYEAR ON ICE」が、1月21日ビッグハットにおいて開催された。このショーは、世界的にも定評のあるアイスショーで入場料も高価なことからあきらめていたが、幸い友人から招待券をいただいたので妻とともに鑑賞してきた。
主な顔ぶれは、プルシェンコ、ヤグディン(ロシア)エルドリッジ、コーエン(アメリカ)ロビンソン(カナダ)それに日本の荒川静香、本田武史、佐藤有香といったいずれもオリンピック、世界選手権でのメダリストばかり、世界のトップクラス男女14人の超豪華メンバーだ。
リンク狭しと滑り、飛び跳ね、回転するそのスピードと技はとても人間業ではなく芸術的でさえある。計算されたシュプール、回転時に発するエッジのきしみ音、コーナーでの氷しぶきこれに音響、照明、観衆の拍手が現場の雰囲気をいやがうえにも盛り上げてくれる。映像では何回も見てきてはいるが、やはりこの目で生のものを見るとその迫力が違い感動そのものだった。
彼らも通常の競技であれば、常に点数、順位、時間等のプレッシャーの中で緊張して競い合うが、この日ばかりはショーなるが故にエンターテイナーとして自分の得意技をアピールし笑顔もこぼれ楽しんで滑っていたのが印象的でもあった。
長野と荒川静香さんとは、野辺山の幼少時代からNHK杯、長野冬季オリンピックを通じ縁は深い。この度、世界の頂点に立った金メダリストとしてまたワールドクラスのトッププロスケーターとして、戻ってきた彼女の艶やかな舞いやイナバウワーをこの目で真近かに見れたことは本当に幸せだった。