古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

墨妙筆精

2017-08-28 06:59:48 | 書道

「墨妙筆精」(半切大)
久しぶりに書道をアップします。


実は今まで、書道の作品はすべて“仮名”で、“漢字”をアップするのは今回が初めてです。
“半切大”はもちろん初めてであります。

その半切は、家内の友達の方からいただいたばかりの、高級そうな模様入りのもの。
そして、購入したばかりの、ちょっと高価な松煙墨(液墨)、この初めての使用。
・・・とちょっぴり、初めてづくしの一作であります。

いつも清書となると、全身がコチコチになりますが、今回は試し書きの気分、
のびのびとは書けました(のびのびし過ぎやアラはご容赦を)。
不思議なことに、半切の大きさで書くと、スカッとした気がします。

“墨妙筆精”なる4文字、先日の毎日書道展(北海道 吉川芳節様の作品)で見かけた文言です。
それはそれは見事なもので、思わず自分もチャレンジしてみたくなりました。
ただ今回はこの文言のみをお借りし、書体は全く別(真似ようにもできるはずもなく)で、
自分なりに集字したものであります。

ネットなどで調べましたら

“墨妙”は、書画や文章に優れることを意味するとのこと。
“筆精”は一般的な用語としての意味は分かりませんでしたが、
筆の産地・熊野に建てられている“筆塚”の碑文には、この塚を崇める対象として、
この筆精(筆の精神 末尾「註」参照)が挙げられているとか。

また、中国では「笔精墨妙」なる熟語は存在するようで、
その意味は、(自動翻訳によれば)筆と墨を用いての絶妙な書や画(あるいはその技法も)、
ということのようです。

どうやら、皮肉にも、私のような初心者が書く文言ではなかったようです。

「註」 筆精について、webにある熊野市の解説(?)によれば、
筆塚にまつるのは毛筆の元祖や筆職人や筆に関係する人々、あるいは書道の大家などが例示され、
碑にある「筆精」とはこれらの人々の精神(工夫、考え方、努力など)を合わせたものだと。



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1 コメント

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Unknown (mori)
2017-08-28 07:14:34
バランスと言い、筆の勢いと言い素晴らしいな~と思いますが、技術的なところは分かりません。でも自分なりによく見ると、それぞれの字がその特色と言うか、字の意味を主張している感じがします。特に妙は絶妙なバランスでひと際目立っています。
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