古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

大谷翔平選手 軽~く一発

2021-07-12 07:00:10 | 人物

大谷選手が、背番号の(20)17年末、MLB移籍後4年目にして開花させ二刀流として大活躍をしています。
今回の絵は末尾[註]にある「日刊スポーツ」さんの写真をベースにさせていただき描いたものです。
普通の選手が普通に振ったらライトやセンター前のヒットの振りが直接スタンドへ入ってしまう異次元のものです。
彼の場合は“豪快な空振り”もサマになりますが、この“チョコンとホームラン”も又サマになります。
今回のオールスターには投手としても選ばれました。
米大リーグ始まって以来のことだそうです。

彼の素晴らしさ、凄さは、単に野球の能力だけでなく、
何気ない所作を含めた彼の人間性にあるものと思われます。
自分の球団仲間やそのファンは勿論、熾烈な競争世界である敵対する相手チームやその応援団、
審判団、ボールボーイなどなどへの配慮がまさに“神対応”なのです。
根底には野球に関係するすべての人や物に対するリスペクトがあるように思われます。

例えば、打席に入るときの主審への挨拶、グランド内ではラインや球団のロゴを踏まないとか、
投手として相手打者にデッドボールを与えたときの本当にすまなさそうな仕草や、
相手打者がバットを折った時にはその欠片を拾ってやったり、・・・とか枚挙にいとまはありません。
これらは特別意識するのではなく、少年野球の頃から身に付けていたことをそのまま、
至極自然に体現してしまっている感がします。
従って嫌味も全くありません。
野球に関わる天賦の才に加え、自分をコントロールできる自己管理能力に
並はずれて長けているのでしょう。

あまり“日本”とか“日本人”とか声高には言いたくありませんが、
それでもどんな外交官も及ばない素晴らしい影響を、
米国はもとより世界に与えてくれていると思います。

いよいよ日本時間明日13日にはホ―ムランダービー、
同14日に試合です。大いに期待しましょう。
ただただ、怪我なきよう祈るものです。

[註]
もとにさせていただいた写真は、日刊スポーツさんの、
「エンゼルス大谷翔平/2021年全本塁打写真特集」の
4月13日対ロイヤルズ戦で放った第4号本塁打(日米通算99号)です。
絵ではこの写真と比べてホンのちょっとフォロースルーが深くしていますが、
如何にも軽~く振った感がしましたのでこの場面を選ばせていただきました。
方向はセンター右へ、打球速度は175.2㌔で彼としてはほぼ平均ですが、
MLB本塁打平均が168.6㌔(2,021.7.1現在)を軽く上まっているとか。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2021-07-12 07:21:57
見た瞬間に気持ちの高揚感がありました。
彼の諸行動の象徴的な場面を見事に描かれていると思います。
彼の素晴らしさは挙げれば切りが無いほど色々な分野で言動に現れていると思いますが、仰られている通り気持ちの底から思い行動しているから全く嫌味も何も感じません。何よりも心底野球を楽しんでいる感じがするのが素晴らしいと思います。
自己管理能力と言えば、一年から二年前に、テレビで彼は目標に対して何が必要で何が足りないかそれを達成するためにどのような努力が必要かと言うようなことを確か中学生の頃からやっていたとのことでした。思っても中々出来ないのが現実ですが、それを実行する意思と能力を持っていることも素晴らしいと思います。
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Unknown (サガミの介)
2021-07-12 07:51:47
今、日本、日本人の心を励ましてくれる数少ない存在、大谷翔平さん。
作品を見ると何故か米国アナウンサーの「オオタニサーン」のフレーズが思われ「ほっこり」します。
明治維新のような世の中の変革時期、騒然とする混とん時代には、歴史的な英雄が数多く出現しました。今、野球に英雄が出現しました。
肝心な政治の世界に救国の英雄が出現してくれることを期待したいです。
返信する
Unknown (mori)
2021-07-12 11:45:40
すみません。訂正です。
中学生ではなく、高校一年生でした。ネットの記事で今見ました。マンダラの約束と言うことで高校の野球部の監督に指示され作成したそうです。
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