MATTのひとりごと

ご覧いただいた際に何か一言でもコメントを残していただけると励みになりますのでよろしくお願い致します!!

二大スチール奏者の共演アルバム

2007年05月29日 | DVD,CD

「珊瑚礁の彼方に/南国の夜~ハワイアン・ヒット全集」 紹介 会員制のレコード・クラブのひとつである>「The CD Club」
====================================================================
1950年代から70年代にかけてわが国で全盛を極めていたハワイアン音楽がこの数年ふたたび静かなブームとなって戻ってきました。特にフラ(フラ・ダンス)に代表される踊りとそれのバックに流れるフラ・ソング、そしてたくさんのウクレレ奏者達による活発なウクレレ・ソロ演奏活動等がこの静かなブームを支えているように思われます。そしてこのハワイアン音楽の中心であるスチール・ギターやウクレレの音色を聴くことで郷愁にも似た感情を覚えるかたも多いようです。 もともとメロディーや和音を演奏する楽器のなかったハワイで18世紀ごろに誕生したスラック・キー・ギター、ウクレレ、スチール・ギターという3種類の楽器(正確には「スラック・キー・ギター」だけは普通のギターの調弦を変えた「演奏法」を言います)はその後のハワイアン音楽の発展に大きく貢献しました。特にスチール・ギターは独特のスライド・トーンによってハワイアン楽器の王様とまでたとえられるようになったのですが、ギターやウクレレに比べて演奏法が難しいこともあって、現在のハワイでこの楽器を弾きこなすプロ・ミュージシャンは極めて少なくなっています。

今回のアルバムは、その貴重なスチール・ギター奏者の中でも最高の評価を得ているビリー・ヒュー・レンとバーニー・アイザックス・ジュニアというふたりの奏者による競演が楽しめる大変豪華な内容を持っています。さらにこのアルバムは日本のハワイアン音楽の権威によって選ばれた22曲を、ハワイの著名アレンジャーのジャック・ディメロが2台のスチール・ギターが十分に活躍できるようにとアレンジしていますので、ハワイアン音楽ファンはもちろんのこと、「癒し系」の音楽を楽しんでいる音楽ファンの皆様にも広くお勧めできるアルバムと言えましょう。 このアルバムにはハワイで最高のハワイアン音楽番組「ハワイ・コールズ」を支えていたメンバーのなかからスチール・ギター奏者のバーニー・アイザックス・ジュニアをはじめ、番組の音楽監督でウクレレ奏者のベニー・カラマ、ギター奏者のソニー・カマヘレ、ベース奏者のジェームス・カオプイキ等のミュージシャン達が参加しているだけでなく、現代最高のウクレレ奏者ハーバート・オータ(オータサン)による華麗なウクレレ・ソロもアルバムの随所で楽しめますので是非ご期待いただきたいと思います。

曲目は

1.珊瑚礁の彼方に
2.ハワイアン・ウォー・チャント
3.真珠貝の歌
4.南国の夜
5.小さな竹の橋
6.マウイ・ガール
7.ワイキキの浜辺で
8.ホノルルの月
9.マリヒニ・メレ
10.ハワイアン・パラダイス
11.ラブリー・フラ・ハンズ
12.月の夜は
13.ブルー・ハワイ
14.メ・カ・ナニ・アオ・カウポ
15.ラハイナルナ
16.スイート・レイラニ
17.カイマナ・ヒラ
18.タイニー・バブルズ
19.ハワイアン・ウェディング・ソング
20.カマラニ・オ・ケアウカハ
21.別れの磯千鳥
22.アロハ・オエ

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドン・ホーが76歳で亡くな... | トップ | オータサンの新アルバム »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スティール!! (イィヴィ)
2007-06-10 12:16:22
あろは。
すみません!記事に気がつきませんでした。

さすがにスティールの話題は誰もコメントがないですね。

バーニーとビリーの演奏は、「スティールは8弦必要だ」と感じさせられるアルバムです。
あー、これがハワイのチューニングなんだと思わせてくれます。

ところで気になったのが「別れの磯千鳥」などはSTEEL GUITAR MAGIC HAWAIIAN STYLEには入っていないです。(あのアルバムは16曲のみです)
ですからこれはスティール信者には非常に貴重なCDかと。
返信する
掲載時期が悪かった! (MATT)
2007-06-10 13:03:01
イイヴィさんに書き込んでいただかなかったら自主削除をするところでした。マハロ!


もともとこのアルバムは以前、それも早津さんがご存命中に選曲をされ、二人のSG奏者の演奏により日本向けにリリースされたものでオリジナル・アルバムの曲数はもっと多かった(2枚組み?)のです。

ただ、記載間違いが多く「ラハイナの月」だけは笑われるから絶対ダメ、と訂正してもらいました。でも「マウイ・ガールズ」は歌詞のなかでも「I love a pretty Maui girl....」とあるので多情な男性と思われるからと訂正をお願いしたのですが「オリジナルがそうなっているから」とアウト、「カマラニ・オ・ケアウカハ」もCDでは「美しきケアウカハ」とタイトルに無関係な表示になってしまいました。

返信する
気がついてましたが (すずめ)
2007-06-11 10:26:20
いつもの常連の方の書き込みがなかったので
どうかなとちょっと遠慮してました。
このCDだけが欲しいのですが、どこも在庫切れで・・

Maui Girlは好きですね。
関レレメンバーで今取り組んでる人がいるのでそれを
聴いてですけどね

返信する
すずめさんようこそ! (MATT)
2007-06-11 21:20:41
私のブログ読者?の方々はウクレレ界のかたが多く、以前からスチール・ギターの話題には反応がほとんどないのです。
フラが盛んななかでスチールがおいて行かれるのは残念なのでがんばっていますが、是非若手のすずめさん、イイヴィさんたちでスチールを盛り上げていただきたいと思っています。



あ、すすめ蛾もいやですが、すすめ蜂はもっとコワイですからお気をつけて!

返信する
もしや、これは (うくどら)
2007-06-24 08:06:53
MATTさん、こんにちは。
スチールネタにちょっとだけ反応してみたいうくどらです。
これって、もしかして、The Hawaiian All Stars "Hawaiian Music Super Best26"と同じ音源ですか。
ハワイアンファン誌のホームページで知り、同誌から購入させて頂きました。
コテコテの日本人好みの(?)ハワイアンソングが集まってますが、スチールの響きにオータサンのウクレレのソロも聴けて、愛聴盤のひとつです。
さて、今日は古河のウクレレパーティーですね。
またよろしくお願いします。
新しい方も来られるようで、嬉しいですね。
クロさんの特集も楽しみです!!!
返信する
うくどらさん そのとおりです。 (MATT)
2007-06-24 10:45:13
日本で企画してハワイで実現したスチール・ギターの名盤です。
イイヴィさんが言われるようにハワイでの発売は16曲しか収録されていないので今回の22曲盤はその中間の作品といえますね。

古河でもよろしく!
返信する

コメントを投稿