本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

『アベノミクスは富める者をますます富ますだけだ』と日刊ゲンダイ。

2014-06-29 20:49:20 | 社会
 以下は日刊ゲンダイからの引用です。

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アベノミクスで格差…株資産1000億円超「大富豪リスト」
2014年6月28日

ソフトバンク孫正義社長が断トツ/(C)日刊ゲンダイ

 上場企業の大株主たちは、アベノミクスの“株高政策”にニンマリだ。株価上昇により、黙っていても保有株の資産価値が上昇した。

「サラリーマンは数千円の賃金アップに喜んでいますが、大株主はケタが違います。億単位で資産が増えているのです」(株式評論家の杉村富生氏)

 ソフトバンクの孫正義社長はベラボーだ。保有株数と株価(27日終値)を基に資産価値を算出したところ、何と1兆7476億円だった。1年前は1兆2716億円だったので5000億円近く増加したことになる。

「孫社長はソフトバンク株を2億株以上持っています。だから株価が100円アップするだけで、含み益が200億円増える。経営のかじ取りに力が入るのも当然でしょう」(市場関係者)

■新興勢力も

 ファーストリテイリングの柳井正社長も凄まじい。保有株の資産価値は7729億円だ。1年前に比べ800億円以上も増加した。そのほか1000億円を超える“株長者”は、楽天の三木谷浩史社長や、電子部品を手掛けるキーエンスの滝崎武光会長、スマホゲームで有名なコロプラの馬場功淳社長、ネットショップ「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイの前澤友作代表など計10人。

 1000億~200億円には日本電産の永守重信社長や、大正製薬HDの上原昭二元会長、セブン&アイHDの伊藤雅俊元会長など、大富豪として知られる経営者がズラリだ(別表参照)。

 表にはないが、200億円以下には新興勢力が並んでいる。ミドリムシ・ビジネスで名を馳せたユーグレナの出雲充社長(168億円)や、ソーシャルゲームで知られるクルーズの小渕宏二社長(185億円)、レジャー施設を展開するラウンドワンの杉野公彦社長(126億円)などだ。

 連合によると、14年春闘の賃上げ額は5981円(6月2日の中間集計)。やはりアベノミクスは富める者をますます富ますだけの格差拡大策なのである。

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 自民党の考え方というのは、貧乏人に幾ら金をばら撒いても、彼らは右から左にどんどん使い果たしてしまうから何も残らないし残せない。結果『産業育成』と言ってもせいぜいのところ小売業の末端が潤うだけだから、それなら資本家・投資家たち即ち金を回転させ金を使って金を儲けようとしている者たちに全部金を回してGDPを肥大化させてしまおうというものである。生産者がどうの労働者がどうのという問題ではない。貧乏人たちは働けば働く程ますます貧しくなると言っても過言ではない。データと数字をあれこれ操作している一部の者たちだけが肥え太るのだ。国際的にもそうだ。コーヒー豆を一生懸命作って、出来の良い豆は商品として輸出している中南米の農民たちが豊かになったなどという話は、私は聞いたことがない。
 つまりは今の世界経済の基本が『貧乏人らに下手に金を持たせてもろくなことにはならない』という了見なのである。だが我が国にあってはそのGDPも伸びないから安倍ポンはしゃかりきになっている。
 但し『選挙で票の上積みが必要だ』ということが確定的であるときだけ、彼らは『最後は金目でしょ?』というお決まりの手段に出て来るわけである。
 そういうイロハもわからず、いつまでもどこまでも安倍ポンを支持している『一般大衆』が相当馬鹿で頭が悪いのである。が、自分たちがそれでいいと言うのだから、『一般大衆』がそう言っているうちは打つ手なしなのではないか。
 昔から『馬鹿につける薬はない』ということになっているのである。


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