本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

谷とかいう人事院総裁は「渡り」のスペシャリストである。

2009-02-08 17:58:49 | 政治
日本郵政:経営形態見直し 郵便2社統一が論点 総務相「国営には戻さず」

 鳩山邦夫総務相は6日午前の閣議後会見で、麻生太郎首相が日本郵政グループの4分社化体制見直しに言及したことについて、「首相と私の合意事項は、国営の郵政に戻さないが、あとはすべて見直しの対象とすると(いうことだ)」と述べた。さらに、「(郵便)事業会社と(郵便)局会社が一緒の方が、地域密着でより便利になるのではという議論は当然出てくる」と述べ、両社の統一が見直し議論の中心となるとの見方を示した。

 一方、自民党の細田博之幹事長は6日午前の記者会見で「郵政民営化は非常に長時間かけて決まった。見直しがどういう見地で行われるべきか十分考えなければいけない」と述べ、慎重な対応が必要との認識を示した。

 党内からは首相批判も聞かれ、小泉構造改革を支持する武部勤・党改革実行本部長は党役員連絡会で「なぜ寝た子を起こすようなことを言うのか」と厳しく指摘。その後、国会内で記者団に「反省を求めなければならない。不見識だ」と語った。山本一太参院議員も「4分社化は郵政民営化の核だ。誤解されるような発言は避けてほしい」と語った。

 民主党の山岡賢次国対委員長は6日午前、国会内で記者団に対し、「郵政民営化法案を問うた選挙で勝った流れで首相をやりながら、時の様子を見て変節するのは国民への裏切りだ」と述べた。【石川貴教、近藤大介】
毎日新聞 2009年2月6日 東京夕刊

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09年度補正予算を示唆=GDP、悪い数字を予測-与謝野経財相
jiji.com

 与謝野馨経済財政担当相は8日、テレビ朝日の番組に出演し、近く公表する2008年10~12月期の国内総生産(GDP)速報に触れ、「かなり悪い数字が出る可能性が予測できる」と指摘した。その上で、09年度補正予算の編成に関し「現実の数字が出たときには議論しないといけない」と述べ、可能性を示唆した。 
 また、同経財相は自民党内の一部で浮上している政府紙幣の発行案について「1国2通貨は問題外だ」と改めて批判。その一方で、無利子国債に関しては「検討に値する」と語った。(了)(2009/02/08-12:23)

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麻生首相郵政見直しに発言相次ぐ=自民「口滑った」、民主「無責任」
jiji.com

 与野党の政策責任者は8日のNHK番組に出演し、麻生太郎首相が日本郵政グループの4分社化体制見直しに言及したことについて議論した。与党は郵政民営化推進の立場を強調したのに対し、野党は一斉に批判した。
 自民党の保利耕輔政調会長は「首相はちょっと口が滑った。党としても民営化を後退させることはできない」と述べ、民営化を進める考えに変わりはないとの考えを示した。公明党の山口那津男政調会長は「首相は郵政民営化法をつくった時、解散した時、いずれも閣僚として閣議で署名した。その結果、(衆院で)3分の2の多数を与党で得たわけだから、行政の責任者として実行する責任がある」と指摘した。
 一方、民主党の直嶋正行政調会長は「無責任な発言だ。政権の正統性を否定したことになる」と批判。共産党の小池晃政策委員長は「反対なら、衆院再可決をやるべきではなく、衆院解散・総選挙で信を問うべきだ」と指弾。ほかの野党も「天につばするものだ」(阿部知子社民党政審会長)、「当時の閣僚として責任がある」(下地幹郎国民新党政審会長代行)と反発を強めた。(了)
(2009/02/08-13:37)

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東京特派員の眼 『太郎と一郎』比較
2009年2月8日 『東京新聞』朝刊

 最近の各種世論調査では、首相にふさわしい政治家として、民主党の小沢一郎代表が麻生太郎首相を逆転して上回っています。両氏が政権をかけて対決することになりそうな次期衆院選。各国の記者に「太郎」と「一郎」を比較してもらいました。

◆いずれも自信家
<G・ヒールシャー氏 フリージャーナリスト(ドイツ)>

 麻生さんは一貫した政策を持っているというよりは、その場、その場の状況に応じて対処していくタイプだ。マイペースで、思いつきとしか思えない発言も多い。そして自信家だ。

 その自信は恵まれた家系、育ちに由来する。なに不自由のない環境で育ったのだろう。麻生さんは貴族的な政治家だ。民主国家以前の時代のリーダー、いわば王様だ。

 ただ、衆院選を控えたこの時期に、消費税引き上げを打ち出したことは、勇気がある。評価できる行動だ。

 一方の小沢さんは確固たる目標、政策を持っている政治家だ。大目標の政権交代は、自分の政策を実現するためだし、かつて自民党を飛び出したのも、選挙制度改革をめぐって党と衝突したからだった。大変な決断だったと思う。

 小沢さんも自信家だ。だが、それは自分の政策に対する自信であって、麻生さんとは違う。

 小沢さんの最大の弱点は、健康問題だろう。

 米国の大統領交代をきっかけに、リーダーはどうあるべきか、議論が起きるだろう。国民に直接訴えて支持を取り付ける、というオバマ大統領は、日本では小泉さんのタイプだ。

◆『チェンジ』対決に注目 
<朴 弘基氏 ソウル新聞(韓国)>

 麻生首相と小沢代表は、いわば宿命のライバルだ。

 次期衆院選で麻生首相が自民党を勝利に導けば、一九五五年の保守合同以来続く自民党を守った人物として、小沢氏が勝てば、歴史の転換点をつくった政治家として記録される。

 敗れた側は政治生命を失うだろう。

 二人の対決で最も注目しているのは、なぜ自分が政権を担うのにふさわしいかを、どんな論理で説明し、国民を納得させるかだ。ポイントは、政権獲得後にどんな「チェンジ」が日本に訪れるかだろう。

 小沢氏が考える変化の具体策は何か。小沢氏は日本列島改造論を唱えた田中角栄元首相の秘蔵っ子だったと聞く。「日本改造」を超えるような、チェンジの先の国家像を示してほしい。

 麻生首相も現状に安住しているわけではない。国会改革、公務員制度改革など、多くのチェンジを打ち出している。小沢氏が政権を担うよりも強い日本が出来上がるのだ、というビジョンを明らかにしてほしい。

 二人の論戦に、韓国だけでなく世界が注目している。そして変化の競い合いは、日本にとり新たな力となるに違いない。

◆経験・能力小沢氏が上
<王 開虎氏 北京日報(中国)>

 中国でも今の日本の政治については「二郎(二人の郎)の戦い」といわれて関心が高い。

 小沢さんは若くして自民党幹事長を務めた。自民党を離党後、いろんな政党をつくっては壊した。中国では小沢さんを指して「政党粉砕器」ともいう。一九九〇年代で最も重要な政治家は小沢さんだった。

 さまざまな政治経験を積んだ小沢さんに比べれば、麻生さんは経験が浅い。政治能力にしても、二〇〇七年の参院選で小沢さんは自民党から支持団体をひきはがしたり、能力の高さを見せた。小沢さんの方が麻生さんより上だ。

 しかも、この世界的な景気後退の中で、麻生さんが成果を挙げるのはなかなか大変なことだ。この点でも麻生さんは不利な立場にある。

 ただ、民主党は自民党に比べれば成熟していない。国民は民主党に政権を任せていいものか、心配になるかもしれない。

 衆院選が今日、行われれば、民主党が勝利するだろう。だが、選挙が任期満了の九月に行われることになれば、その間に麻生さんが実績を挙げる可能性はある。選挙は遅い方が麻生さんには有利だろう。

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