本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

平松は要らない。大阪秋の陣2.

2011-10-30 22:26:14 | 社会
1.平松は橋下派を「他人の懐に手を突っ込む簒奪者・掠奪者」呼ばわりするのであるが、そのような物言いこそ、市政と市の財政を市職一味で私物化していることの何よりの証左ではないか。

 大阪市も大阪府も4兆円、国から毎年支給されているということである。(←大阪市の方が府より多い。)国からの監査が入るが、それらは全て(抜き打ちとは言え)書類審査で、書式が整っていて内容に違法性が見当たらなければ何でも通る。形式主義である。大阪市の東住吉区のように区役所ぐるみで公金を秘匿~プールして自分たちの飲み会の費用に充当していたケースもある。

 市バスの運転手は停留所に老眼メガネがケースごと忘れてあったのを届け出ても「バスの外にあったのなら管轄が違う。最寄りの警察署へ届けろ!」と丸で取り合わない。これも形式論理である。
 
 大阪市北区では母親に監禁された幼い姉・弟が餓死(熱死?)する悲惨な事件があった。同じマンションの住人から「夜中に子供の泣き声がする」(←これだけでも既に充分事件性がある!)と通報があっても、担当の職員は形だけの「家庭訪問」をしてチャイムを鳴らし、中から応答がないと黙ってそのまま置手紙(←こんなのは「仕事はしてますよ」というアリバイ作りだ!)だけして帰ってしまったのである。これこそ形式論理の最悪の例である。結果子供たちは見殺しにされた。大阪市民はこんな職員らをいつまでも飼っていていいのか!

 卑近な例で言うと、私は某牛丼店で250円の牛丼を食べている数分間の間に「違法駐輪」の赤紙を付けられた。牛丼を食べるのにいちいち駐輪場に自転車を持って行けるほど私は裕福でも暇でもない。これも形式優先の論理である。
 自分たちはいつでも無料で使える駐車場・駐輪場を区役所等にあてがわれているから、一般庶民の生活実態がわからないのである。名前だけの「民間」に有料駐輪場を作らせるにも、まず需要の少ない「月極め」から始めるのだ。

 形式論理は公園から野宿者を追い出し、歩道橋の下などちょっとした空間もフェンスで囲ってそこへ野宿出来ないようにした。
 人がいなくなれば美しくなるという、ナチス同様の「排除の論理」である。

2.平松を推しているのは総じて、何の自己反省もないまま給料を貰っているこういう市職員たちなのである。
 
 権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する。
 組織は腐敗する。絶対的な組織は絶対的に腐敗する。

 かつて市職員組合を猛烈に批判していた筈の大阪自民党は血迷った挙句平松に乗った。馬鹿丸出しである。

 君が代を歌えと言い、独裁が必要だという橋下がどういう市政を展開するかはわからない。市財政も府同様「単年度だけでも黒字化」しようと、福祉も何も全て大鉈を振るう可能性は少なからずあるだろう。

 それでも私は橋下推しである。
 大阪市政は一回剛腕・強力でぶち壊さなければどうにもならないだろうと考えるからである。

3.スマートフォン~アプリの時代である。NTTがどこまで頑張れるか知らないが、私が知らないうちに世の中は「アプリ」の時代になってしまった。
 アプリケーション・ソフトなどとは今は言わない。5万種だったか50万種だったかある「アプリ」を使って、PCで出来る全ての事を「4S」などでやってしまう方向らしい。

 世界が画一化されて来ると、世界共通のソフトにはウィルスを流す方も(はあ?)仕事がやり易くなって来るらしい。
 ユーザー側の対策としては、わけのわからない「アプリ」には手を出さず、ウィルス対策ソフトのある携帯会社のフィルターを通すのが良いとされているが、これもイタチゴッコだろう。
 
 カメラで言えば、昔、一眼レフとコンパクトカメラの機能と様態が、徐々に双方から接近する時期があった。携帯とPCもこれと同じことが起こっているのだろうか。電話だかパソコンだかわからなくなって来るってか、あっちゃ。w

4.そういうわけで、パソコン市場は衰退~縮小の傾向にあるのか、テレビショッピングでも一頃のようなPCのセット販売のCMは減少傾向にあるような気がする。
 だったら私に用のある中古PCなどはどんどん値下がりしていい筈なのだが、これがスペックのいいパソコンは最低でも2万円前後と、なかなか安くならない。安いのは誰も使いたがらないような、速度の遅い時代遅れのPCだけである。

 パソコンの修理工房も高い。工場出荷時の状態に戻すだけのリカヴァリーだけでも6,300円、ソフト等を消さないで修復してもらうにはその倍はかかるから、それなら新しい中古(はあ?)を買った方が話は早い。
 パソコン自体が時代遅れになりつつある現在、中古パソコンの周辺で生計を立てて行くのは困難ではないのかと、余計なお世話だが思ったりする。w

5.私も以前ほどwebに対する情熱は感じなくなっているので、どうでも良くなったというか、他にやることもないしなあ・・という感じで相変わらずPC喫茶通いの日々である。
 PC喫茶も安いところはそれなりに難があったりしてなかなか良い店が見つからない。
 今の時点で総合的に一番好きなのはポパイのチェーン店である。あっそ。

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もう許せない!!専門家が本気で怒る政府のウソ・インチキ・ゴマカシ・詐欺の数々
【政治・経済】

2011年10月28日 『日刊ゲンダイ』掲載
デタラメTPP議論
<京大准教授もTVでブチ切れ>

「アメリカは輸出倍増戦略を国是として掲げている。だから今、円高なんです。TPPで日本は輸出できません! アメリカが日本の市場を取るという話なんですよ!」
 いや、すごい迫力だった。27日、朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ)に生出演した京大大学院准教授の中野剛志氏(40)。政府が突っ走るTPPを痛烈批判し、怒りをブチまけたのである。そのけんまくにスタジオは凍りついていたが、こうした映像を見れば、日本人も目が覚めるのではないか。とにかく、TPPを巡る議論はウソとインチキがテンコ盛りなのだ。
 まず、最大のイカサマがTPPで日本の工業製品の輸出が増えるかのような論法だ。経産官僚でもある中野氏は「自動車の関税はすでに2.5%、テレビは5%しかない」と指摘。「加えて円高で企業の6~8割の工場がアメリカにある。もう関税の向こう側にあるんだから、関税を撤廃しても意味はない」と切り捨てた。
 米国と2国間FTAを結んだ韓国の失敗事例をズラリと挙げ、「アメリカの雇用が7万人増えたということは、韓国の雇用が7万人奪われたということです!」と畳みかけた。
「TPP経済効果2.7兆円」という政府試算もインチキだ。中野氏は「これ、10年間の累積ですよ!」と声を荒らげ、「でも、どこにも書いてないじゃないか!」とペンを机に叩きつけた。
 よく分かっている専門家に言わせれば、政府が喧伝するTPP効果なんて、国民を騙す詐欺以外の何モノでもないのである。
 TPPの危険性については、ほかの専門家も次々と怒りの警告を発している。東大教授の鈴木宣弘氏もそのひとりだ。26日に都内で開かれたTPP反対集会で、政府への憤りを爆発させた。
「震災直後、官邸からはこんな声が漏れ聞こえてきた。『11月のAPECに間に合えばいいのだから、それに滑り込ませればいいではないか』と。ギリギリまで情報を出さず、国民的な議論もせずに強行突破をしようとしている姿勢は、もはや民主主義国家としての体をなしていません!」
 実際、野田政権は今月になって突然、重要情報を出してきた。外務省が作成した「TPP協定交渉の分野別状況」と題する79ページもの分厚い資料がそれだ。ジャーナリストの横田一氏が言う。
「この資料からは、政府がTPP参加を大前提に、アメリカと事前協議をしながら、周到に計画を進めてきたことが分かります。3月の震災後、ホトボリが冷めるまでヒタ隠しにしてきたが、TPPに参加表明する11月から逆算して、批判をかわして逃げ切れるギリギリのラインでの公開に踏み切ったのでしょう。あまりに汚いやり方です」
 これ以上、連中のウソ、インチキを許したらダメだ。

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大阪府知事選仰天情報 東国原前宮崎県知事 浮上のア然
【政治・経済】

2011年10月29日 『日刊ゲンダイ』掲載
橋下維新の会の“隠し玉”
 11月27日投開票の大阪府知事・大阪市長選。橋下徹知事(42)は市長選に出馬し、平松邦夫市長(62)と事実上の一騎打ち。知事選には自ら率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)を擁立することを決めたが、ここにきてある仰天情報が駆け巡っている。
「松井氏の知事選出馬を取りやめ、東国原英夫・前宮崎県知事(54)を出すというのです。松井は県議3期目、父親は元府議会議長という“サラブレッド”ですが、傲慢でとにかく評判が悪い。カネのウワサも飛び交っている。一方、相手となる倉田薫氏(63)は池田市長5期目で、全国市長会の副会長を務めるなど行政経験豊富。民主と自民がすでに支援を決めたほか、府内43自治体のうち30の首長が支持や支援を約束している。課題だった知名度も、26日の出馬表明後にグングン上昇。維新の会の一部議員が『松井では勝てない。東国原氏を擁立しよう』と動いているのです」(地元紙記者)
 4月の都知事選に落選し、パチンコ店での営業に精を出していた東国原だが、先月から大阪の民放テレビ番組に出演。「橋下知事の大阪都構想に賛成」「県と市の二重行政で多くのムダや弊害が出ている」と、橋下ベッタリの発言を繰り返している。
「東国原氏は衆院選も視野に入れていましたが、頼みの自民党から色よい返事をもらえなかった。今は、宮崎県の5倍以上の予算を扱える大阪府に魅力を感じていて、橋下知事にすり寄っているようです。橋下も当初は知事選に知名度の高い人を担ぐ予定だったが、頼りにしていたTVキャスターの辛坊治郎氏や元経産官僚の古賀茂明氏らに断られてしまった。仕方なく“身内”の松井氏を擁立したのですが、予想以上の逆風で勝つのは厳しいとみられている。知事選は来月10日が告示ですが、東国原氏への差し替えも当然考えているでしょう」(永田町関係者)
 橋下・東国原コンビは自分たちが受け入れられると思っているのかもしれないが、府民がどう答えるか。注目を集める大阪ダブル選だが、何とも低次元な話になってきた。

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