本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

引続き。

2011-04-03 19:03:29 | 社会
新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発

 福島第一原子力発電所2号機の取水口付近にある立て坑(ピット)の亀裂から放射線量の強い汚染水が海に流出した問題で、経済産業省原子力安全・保安院は3日午後5時半頃、記者会見を開き、流出を防ぐため、立て坑の上流側にある管に、新聞紙やおがくず、水を吸収すると体積が膨張する化学物質「高分子ポリマー」などを注入したと発表した。

 汚染水の流出量の減少は認められなかったが、4日朝まで状況の変化を監視し、効果を見極めたいとしている。

 立て坑は電源ケーブルの点検用に設けられたもので深さ約2メートル。2日午前9時半頃、強い放射線を放つ汚染水が中にたまり、立て坑の側面にある亀裂(約20センチ・メートル)から海に流出しているのが見つかった。

 東京電力は2日夜、亀裂を塞ぐ応急処置として立て坑に生コンクリートを注入。汚染水の流出量を確認したが、流出量は変わらなかったため、新たに高分子ポリマーを流し込む止水方法が検討された。

 東京電力によると、3日午後1時47分から、立て坑の上流側にある管に高分子ポリマーを80袋、ちぎった新聞紙を入れたゴミ袋状の袋3袋、おがくずなどを投入した。(2011年4月3日17時55分 読売新聞)

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原発冷却作業参加の下請け企業作業員「行ってすぐ後悔した」
2011.03.30 07:00

 福島原発の冷却作業には、東電の下請け企業の職員も参加している。冷却作業に参加した作業員によれば、地震直後の2~3日は徹夜での交代体制で、食事もビスケットとペットボトルの水など、ろくなものがなかったという。水が止まり、シャワーも浴びることができないなか、みなの口癖は「頭かゆいな」だった。厳しい状況下で、彼はなぜこんな危険な仕事を引き受けたのか。
 
「僕たちは下請けなので復旧作業がどう進められているか詳しくはわかりません。作業員は僕のように下請け会社で受けたり、個人で受けたり、様々な形で募集が広く行なわれています。

 高額な報酬に心が動いたのは確かです。でも、今後の仕事のことや人間関係などを秤にかけて……特に人集めに必死だった社長の説得に押し切られて……でも、行ってすぐに後悔しました。正直、この件についてはもうこれ以上話したくないです。これは口止めされているからというだけではない。もしかしたら、将来身体にさしさわりがあるくらい被曝してしまったのではないかと不安で……」

 東電が安全を考慮してくれているのはわかっているが――そう断わりながら、彼はつぶやいた。
 
 なお、彼は報酬額について話すのを避けたが、関係者によると同種の作業には日給8万円で募集がかけられているという。原発作業員は、確かに自衛隊やハイパーレスキューのような強い使命感を持った人ばかりではないだろう。彼のように、様々な事情から嫌々作業に入り、現場から逃げ出したい恐怖心でいっぱいな人も多いはずだ。
 
 それでも、彼らはやはり私たちができぬことを成し遂げた「英雄」である。現場に責任を押しつけるばかりで、指揮命令もままならない政府・企業に代わって、この決死の作業に携わる彼らを称えずして、日本の復興はない。
週刊ポスト2011年4月8日号

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東海大相模が11年ぶり優勝=震災の年、「記憶に残る大会」-選抜高校野球

 第83回選抜高校野球大会は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝戦が行われ、東海大相模(神奈川)が九州国際大付(福岡)を6-1で下し、2000年の第72回大会以来、11年ぶり2度目の優勝を遂げた。
 3月11日に起きた東日本大震災が東北地方を中心に甚大な被害をもたらし、今大会は一時開催が危ぶまれた。だが、主催の日本高校野球連盟と毎日新聞社は、被災者や復旧に携わる人々を応援する大会と位置付け、「がんばろう! 日本」のスローガンを掲げて予定通り同23日に開幕。簡素な大会運営に徹し、12日間の日程を無事に終えた。
 高野連の奥島孝康会長は閉会式で「選手のきびきびした動きと素晴らしい選手宣誓で、記憶に残る大会になった。選手諸君のエールは日本の隅々まで届いた」と語った。 (2011/04/03-17:04)時事通信

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日赤義援金の配分基準、国が策定へ 片山総務相が言及
2011年4月3日17時35分  asahi.com

 片山善博総務相は3日のNHKの番組で、東日本大震災で日本赤十字社に届いている義援金の被災地への分配について「政府で何らかの目安をつくり、早めに配れるような基準を作りたい」と述べた。日赤と関係自治体間では調整に時間がかかるため、異例ながら政府が差配することになった。

 片山氏は「本来は自主的に民間団体や関係県で配分額を決めるのが一番よい。政府の介入はできるだけ避けたい」と述べながらも、「青森県から千葉県に至る被害があり、(当事者間で)どう配分するかは非常に難しく、うまくいかないようだ」と指摘した。

 日赤によると、義援金は3月末現在、約700億円に上っている。配分にあたっては、亡くなったり行方不明になったりした被災者数、避難者数などが基準となる見通し。最終的には被災者個人に当座の生活資金として届くことを想定している。

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南三陸町の住民、県内4市町へ集団避難
< 2011年4月3日 18:54 >日テレニュース

 東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた宮城・南三陸町で、3日から町の外の避難所への一時的な集団避難が始まった。

 南三陸町では現在、約9300人が避難生活を送っているが、仮設住宅の建設に時間がかかることなどから、町は別の自治体への一時的な集団避難を提案した。

 3日は、集団避難を決めた町民のうち、501人が県内の4つの市や町の避難所へ移動した。6日までに約1100人が集団避難するという。

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W核融合炉によれば: ↓

重い原子であるウランやプルトニウムの原子核分裂反応を利用する核分裂炉に対して、軽い原子である水素やヘリウムによる核融合反応を利用してエネルギーを発生させる装置が核融合炉である。現在、日本を含む各国が協力して国際熱核融合実験炉ITERのフランスでの建設に向けて関連技術の開発が進められている。ITERのように、核融合技術研究の主流のトカマク型の反応炉が高温を利用したものであるので、特に熱核融合炉とも呼ばれることがある。しかし、核融合反応を起こすための起電力を得るために、核分裂炉が必要である。ただし、臨界プラズマ条件を満たして核融合反応が進行すれば、自己点火条件に移行させて、その時点で核分裂炉は不要となる。太陽をはじめとする恒星が輝きを放っているのは、すべて核融合反応により発生する熱エネルギーによるものである。これは核融合炉が「地上の太陽」と呼ばれる由縁である。恒星の場合は自身の巨大な重力によって反応が維持されるが、地球上で核融合反応を発生させるためには、人工的に極めて高温か、あるいは極めて高圧の環境を作り出す必要がある。

核融合反応の過程で高速中性子をはじめ、さまざまな高エネルギー粒子の放射が発生するため、その影響を最小限に留める必要がある。そういった安全に反応を継続する技術、プラズマの安定的なコントロ-ルの技術、超伝導電磁石の技術、遠隔操作保守技術、リチウムや重水素、三重水素を扱う技術、プラズマ加熱技術、これらを支えるコンピュータ・シミュレーション技術などが必要とされ開発が進められている。また、巨大科学に属する核融合炉の開発には莫大な資金投資が必要とされるため、国家としてプロジェクトに関わるに当たって、各国国民の理解を得るための努力も必要とされる。

・・とある。核融合炉の起動にも従来型核分裂炉の電力が必要とされているとは知らなかった。原発が多大な電力を食うのと同じで、これもやはりプロメテウスの火なのである。

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ニューヨークの街中で「核融合炉」を自作、近隣住民からは不安の声も。
2010/06/25 15:32 Written by Narinari.com編集部

核融合ができる原子炉を、自ら開発したという米国の男性が話題を呼んでいる。世界で38人目の快挙と報じられている“自作の核融合炉”(※厳密には核融合装置)だが、街中の倉庫の一室で作ったというだけに、近所の住民からは不安の声も上がっているようだ。

核融合は実用化に向けて研究が進められている分野の1つ。安全かつクリーンなエネルギー抽出法として注目され、「重水素、トリチウムからなる燃料1グラムが反応して(わずか300分の1グラム程度軽くなるだけで)石油8トン分のエネルギーが発生する」(外務省HPより)という、革新的な技術だ。現段階では、いかに多くのエネルギー抽出を行えるかが課題となっており、これをクリアできる技術の開発に期待が寄せられている。

そんな核融合原子炉を 1人で作ってしまったのが、フリーのデザイナーで、グッチのウェブサイトなどを手掛けているという32歳のマーク・サップスさん。昼間は仕事をする傍ら、夜は趣味で原子炉作りを行っていたアマチュア研究者のサップスさんは、ニューヨークのブルックリン地区にある倉庫3階を作業場に、2年前から製作を始めた。費用は自己資金の3万5,000ドル(約310万円)と支援者からの4,000ドル(約36万円)で、部品はeBayで調達して完成させたという。

英放送局BBCは、サップスさんの作業場を訪れ、実際に装置を作動させている場面も映像で公開している。学校の実験室にありそうな、簡素な印象すら受ける原子炉。サップスさんが説明しながらボタンを押すと機械の中では紫色のプラズマが発生し、その温度は数千万度から数億度に達しているらしい。

欧米メディアは、アマチュアの研究者がこうした原子炉を完成させたのは世界で38人目の快挙と伝えているが、米国にはサップスさん以外にも、数年前に15歳の高校生が開発に成功した例がよく知られている。この高校生は当時「プラズマの温度は2億度に達した」(米誌ディスカバー・マガジンより)と“控えめに” 話していたが、物理学者が期待のコメントを寄せ、日本でもネットを中心に話題となるなど、世界的に注目を集めたのは記憶に新しいところだ。

この2人の開発成功は、一般人が自作したという意味においてはとてつもない業績ではあるが、実用化には程遠いレベルとのこと。サップスさんも今回の成功を糧に、核融合を本格的に研究することを夢見ているそうだが、彼にはその前に大きな仕事があるようだ。

今回の核融合炉製作は「米国では合法」(BBCより)とはいえ、よく事情がのみ込めていない付近の住民にとっては大きな不安材料になっているよう。住民の中には「うちの隣でやって欲しくない」(同)と語っている人もおり、さらなる研究のためには、まずは周囲の理解を得ることが先決なのかもしれない。

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東日本大震災:ソフトバンク孫氏 個人で義援金100億円

 ソフトバンクは3日、孫正義社長が東日本大震災の被災者への義援金として、個人で100億円を寄付すると発表した。ソフトバンク社長としての役員報酬(09年度実績は約1億800万円)も、引退するまでの分全額を寄付する。このほか、ソフトバンクグループも企業として10億円を寄付する。

 義援金は日本赤十字社や共同募金会を通じた寄付のほか、NPO支援、震災遺児支援などに充てると説明している。

* 【記事を読んだ皆さんもぜひ】被災地への義援金の主な受け付窓口
* 【こっちもすごい】石川遼、今季賞金を全額寄付…目標2億円
* 【金額じゃないよ、気持ちだよ】ツッパリの百円もあり義援箱
* 【さすが】ジャニーズ募金 来場者は延べ39万人に
* 【お金だけじゃない】勇気送った44歳カズのゴール
* <情けない>義援金盗:相次ぐ…容疑の1人逮捕 名古屋

毎日新聞 2011年4月3日 22時14分(最終更新 4月3日 22時42分)

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