本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

楽天脱退。

2011-05-28 17:30:09 | web・メディア
経団連脱退を検討=三木谷楽天会長、ツイッターで

 「そろそろ経団連を脱退しようかと思いますが…」。楽天の三木谷浩史会長兼社長が簡易ブログ「ツイッター」で、日本経団連からの脱退を検討する考えを28日までに表明した。三木谷会長は、その理由について、「電力業界を保護しようとしている態度が許せない」と説明、福島第1原発の事故後の経団連の姿勢に不満をにじませた。
 また、関西経済連合会が23日に森詳介関西電力会長を新会長に選出したことについても、「なんでこのタイミングで」と疑問を表明した。(2011/05/28-12:45)時事通信

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*楽天ブログはアフィリエイトばかりが強調されて私は個人的には余り好きではないのだが、それはさておいてこの「脱退表明」は私は一応支持するし、私とは無関係にそれなりの波紋を呼ぶだろう。
 しかしながらこの「電力業界保護」は財界とタイアップしたわが国の国家プロジェクト即ち「国策」なのである。官僚も管一派その他も、みんな東電以下の現行「大電力会社保護」に走っている。この動きにIT企業がどれだけ抵抗出来るか。

 一民間企業としての東電には「賠償責任はあっても賠償能力がない(!)」のだから「(一時)国有化は当然」と私は思っていたが、田原はその案には昨夜疑問符を投げ掛けていた。
 それは・・「国有化」ということは官僚差配の国策会社を新たに創出することになる。電力会社の国営化は戦前失敗したし、この間の国家や地方自治体の未曾有の財政危機をみても明らかなように、役人なんかに会社なんかやらせたらおかしくなるに決まっている。国策会社に倒産はないから、そのツケはみんな国民が払うことになる・・といった趣旨だったように思う。

 東電に何兆も何十兆も払えるわけはないのだから賠償は国が財政出動して、何年かかろうと国税から支払うしかない。だったら「盗人に追い銭」みたいだが(!)「一時国営化」してしまうしかないのだが、役人なんかにやらせたら(社保庁の例もあるように!)もっと滅茶苦茶になるかも知れないじゃないかというこの主張は(「穿ち過ぎ」かとも思われるが)、言われてみれば確かにその通りで、ご尤もなのである。

 問題は、「では被災者はどうなるか?」ということである。誰が補償を保証出来るのか。「時が解決するサ♪」とばかりに、永遠の時の流れの只中へ逃げ込まれてしまう怖れはないのか!?
 支援法だの何だの、法整備をしたからと言ってそれが妙薬たり得る保証はない。また「役人天国」が一つ増えるだけの話に過ぎないかも知れない。

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東電、放射線データの未公開部分公表 福島第一原発
2011年5月28日13時31分 朝日新聞

 東京電力は28日、福島第一原発の敷地内で事故直後に実施した放射線のモニタリング(監視)で未公開だったデータを公表した。10分おきで公開していた数値の間を埋めるデータなどで、高い値は経済産業省原子力安全・保安院に報告し、公表されていたとしている。東電は「手作業だったため整理に時間がかかった。隠す意図はなかった」としている。

 データの未公開は27日に東電が明らかにしていた。公表まで2カ月以上かかった経緯について担当者らに聞き取り調査するという。

 東電によるとモニタリング結果は地震のあった3月11日午後5時半からホームページに掲載を始めた。このうち11日から20日までの分に、公表漏れや値や場所の記載ミスがあった。未公表の数値は1509あった。測っていても掲載していなかったり、2分おきに測っていたのに10分おきの値だけにしていた地点があった。

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cf.ウィキペディア青山繁晴

cf.青山HP

 ↑ 朝生ではこの人も目立っていたろうか。
 彼もアメリカを攻撃したりして「敵の多い」人間のようだが、元より「通り一遍の無難な発言」に終始していたなら「敵」など生じないものだと私は思っている。

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*あとメディアは先行きお見通しのためかあまり取り上げていないが、自公が来週末には提出すると言われる「内閣不信任案」の結果はどうなるのだろうか。
 自公は公言した以上提出しないと顔が立たない。木か金には提出である。
 民主党から大幅な造反が出れば成立するが、小幅なものでは駄目である。
 衆院不信任が不成立でも参院問責なら無条件で成立する。ただ自公にそこまでやる気力があるかどうか・・。

 小沢派・鳩山派を始めとした「反・管」のグループに果たして「党を割る」だけの覚悟や気構えがあるのだろうか。彼らは今、管一派に「庇を貸して母屋を盗られている」状態だと私は思っているが、当人たちが「いやいや、まだまだ・・」と考えているのなら何事も起きない。

 対する管一派であるが、メディアはまた「3点セット」などという安易な造語を創った。それによれば彼らは: ↓

①党内からの「造反」には、賛成だろうと欠席だろうと容赦なく厳しい姿勢で臨む。
②(「あり得ないことだが」との前置き付で)もし不信任案が可決されたら、管首相が解散する。
③不信任案が否決された場合は「内閣改造」で不平分子にポストを与えて取り込む。

・・とまあ、「そこまで言うか!?」というような「総力戦」のスタンスである。
 センキョではないから私には最初から「投票権」というものがないし(!)どっちにころぼうと国会山のおサルさんたちが決めることだが、(一般のセンキョ同様)「結果が数字で示される」点に妙味がある。数字は「この間の管政権の施策を国民がどう見ているか」を、国会の先生方が(←とりわけ「反・管」の民主党議員らが)どのように理解し把握しているかを指し示す重要な指標となり得ると、私は見ている。

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