ミャンマー サイクロン復興は軍政ペース 人的支援「友好国のみ」（05/22 00:25）『北海道新聞』
【シンガポール２１日斎藤正明】ミャンマーのサイクロン被災地の復興で、軍事政権は国際援助の受け入れに消極的な姿勢を続けている。中心都市ヤンゴンで２５日に行われる東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）などの支援国会合では資金協力を仰ぐとみられるが、友好国に限っている人的支援の受け入れ方針は崩さない見通しだ。軍政ペースで進む復興に、欧米からはいら立ちの声も出ている。
軍政は人的支援の受け入れをタイや中国からの医療要員などに限定。十九日のＡＳＥＡＮ特別外相会議では、加盟国からの派遣を追認したが、幅広い受け入れは拒んだままだ。
国営紙も二十一日、被災地復旧は独力で可能なので米軍艦船による物資輸送は「受け入れられない」とする論評を載せ、拒否姿勢をあらためて示した。
ＡＳＥＡＮは、新設する機関がミャンマーへの国際援助を調整すると決めたが、その実施に当たっては「ミャンマー政府の要請にかなう援助内容」（シンガポールのヨー外相）と強調。軍政にとって、この仕組みは援助を断る防波堤としての役割にもなりそうだ。
こうした軍政ペースの流れに、国連の潘基文（パンギムン）事務総長は「国連の支援物資を必要とする被災者の２５％にしか物資は届いていない」と不満を表明。潘事務総長は二十二日、ミャンマー入りし、軍政幹部と会談、国際援助の拡大を強く求める。一方、米国からも「ドアはより大きく、速やかに開かれるべきだ」（マーシアル国務副次官補）と、軍政の方針転換を求める声が挙がっている。
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2008/05/22-21:37 還付金１３６万円を詐取＝手配の元国税徴収官逮捕－東京地検
jiji.com
他人の所得税還付金振込先を改ざんし、国から計約１３６万円をだまし取ったとして、東京地検特捜部は２２日、元雪谷税務署国税徴収官郡周士容疑者（３５）を詐欺容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
特捜部は、同容疑者がほかにも還付金を詐取した疑いがあるとみて捜査を進める。
郡容疑者は指名手配中だったが、同日横浜市内の漫画喫茶を訪れた際、聞き込みに訪れた同地検の係官とエレベーターで鉢合わせ。任意同行を求められ、逮捕された。
調べでは、郡容疑者は雪谷税務署に勤務していた２００７年６月、２人分の源泉所得税還付金計約１３６万８０００円について、自分名義の口座に振り込まれるようシステムのデータを改ざんし、だまし取った疑い。
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2008/05/22-19:32 青森でも強毒ウイルス＝ハクチョウ２羽から－鳥インフル
jiji.com
環境省は２２日、青森県十和田湖畔で４月１８日と５月８日に回収されたオオハクチョウから、強毒性のＨ５Ｎ１型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。今年に入ってから、秋田県十和田湖畔、北海道野付半島、同サロマ湖畔でも、オオハクチョウが同型のウイルスに感染しているのが明らかになっている。
同省は、今回検出されたウイルスの遺伝子分析を鳥取大学に依頼。北海道と秋田県で検出されたウイルスとの関連を調べ、感染経路の特定につなげる。さらに青森県と連携して、鳥の大量死などの異常がないか引き続き監視を行う。
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嘔吐物から有毒ガス １人重症、５３人体調不良 熊本の病院
2008年5月22日 『東京新聞』夕刊
二十一日午後十一時ごろ、熊本市長嶺南二丁目の熊本赤十字病院救命救急センターで、農薬のクロロピクリンを飲んで自殺を図り搬送された熊本県合志市の農業の男性（３４）が診察中に嘔吐し、農薬が気化した塩素系の有毒ガスが発生した。患者や職員ら五十四人が治療を受け、うち入院予定だった女性患者（７２）が肺炎の症状を悪化させ重症となった。男性は死亡した。
五十四人の内訳は、救急外来の患者らが二十三人、病院の職員が三十一人。重症となった女性以外にも、男性の母親ら九人が息苦しさなどを訴え、同病院に入院したり、別の病院に運ばれた。残る四十四人は治療後、帰宅したという。
病院の説明によると、医師が男性の胃の内容物を約一リットル吸引したところ嘔吐し、気化したクロロピクリンがセンター内に充満したとみられるという。同病院は医師や職員らを緊急に呼び出し、救護に当たった。
クロロピクリンは刺激臭のある揮発性が高い液体で、殺虫剤や土壌薫蒸などに使われ、劇物に指定されている。大量に吸い込むと呼吸困難に陥るという。
病院は男性がクロロピクリンを飲んだ可能性があることを把握していたが、専門知識を持った医師らがおらず、防毒マスクを着けるなどの措置を取らずに治療した。病院側は記者会見で「同様の被害が出ないよう、今後対応を検討したい」と述べた。
熊本県警や消防によると、男性は二十一日午後十時ごろ、自宅の納屋で、業務用に保管していたクロロピクリンを飲んだとみられる。家族の通報で救急隊員が駆け付けたところ、強烈な刺激臭がしたという。
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cf.クロロピクリン
cf.クロロピクリン（別）
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【シンガポール２１日斎藤正明】ミャンマーのサイクロン被災地の復興で、軍事政権は国際援助の受け入れに消極的な姿勢を続けている。中心都市ヤンゴンで２５日に行われる東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）などの支援国会合では資金協力を仰ぐとみられるが、友好国に限っている人的支援の受け入れ方針は崩さない見通しだ。軍政ペースで進む復興に、欧米からはいら立ちの声も出ている。
軍政は人的支援の受け入れをタイや中国からの医療要員などに限定。十九日のＡＳＥＡＮ特別外相会議では、加盟国からの派遣を追認したが、幅広い受け入れは拒んだままだ。
国営紙も二十一日、被災地復旧は独力で可能なので米軍艦船による物資輸送は「受け入れられない」とする論評を載せ、拒否姿勢をあらためて示した。
ＡＳＥＡＮは、新設する機関がミャンマーへの国際援助を調整すると決めたが、その実施に当たっては「ミャンマー政府の要請にかなう援助内容」（シンガポールのヨー外相）と強調。軍政にとって、この仕組みは援助を断る防波堤としての役割にもなりそうだ。
こうした軍政ペースの流れに、国連の潘基文（パンギムン）事務総長は「国連の支援物資を必要とする被災者の２５％にしか物資は届いていない」と不満を表明。潘事務総長は二十二日、ミャンマー入りし、軍政幹部と会談、国際援助の拡大を強く求める。一方、米国からも「ドアはより大きく、速やかに開かれるべきだ」（マーシアル国務副次官補）と、軍政の方針転換を求める声が挙がっている。
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2008/05/22-21:37 還付金１３６万円を詐取＝手配の元国税徴収官逮捕－東京地検
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他人の所得税還付金振込先を改ざんし、国から計約１３６万円をだまし取ったとして、東京地検特捜部は２２日、元雪谷税務署国税徴収官郡周士容疑者（３５）を詐欺容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
特捜部は、同容疑者がほかにも還付金を詐取した疑いがあるとみて捜査を進める。
郡容疑者は指名手配中だったが、同日横浜市内の漫画喫茶を訪れた際、聞き込みに訪れた同地検の係官とエレベーターで鉢合わせ。任意同行を求められ、逮捕された。
調べでは、郡容疑者は雪谷税務署に勤務していた２００７年６月、２人分の源泉所得税還付金計約１３６万８０００円について、自分名義の口座に振り込まれるようシステムのデータを改ざんし、だまし取った疑い。
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2008/05/22-19:32 青森でも強毒ウイルス＝ハクチョウ２羽から－鳥インフル
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環境省は２２日、青森県十和田湖畔で４月１８日と５月８日に回収されたオオハクチョウから、強毒性のＨ５Ｎ１型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。今年に入ってから、秋田県十和田湖畔、北海道野付半島、同サロマ湖畔でも、オオハクチョウが同型のウイルスに感染しているのが明らかになっている。
同省は、今回検出されたウイルスの遺伝子分析を鳥取大学に依頼。北海道と秋田県で検出されたウイルスとの関連を調べ、感染経路の特定につなげる。さらに青森県と連携して、鳥の大量死などの異常がないか引き続き監視を行う。
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嘔吐物から有毒ガス １人重症、５３人体調不良 熊本の病院
2008年5月22日 『東京新聞』夕刊
二十一日午後十一時ごろ、熊本市長嶺南二丁目の熊本赤十字病院救命救急センターで、農薬のクロロピクリンを飲んで自殺を図り搬送された熊本県合志市の農業の男性（３４）が診察中に嘔吐し、農薬が気化した塩素系の有毒ガスが発生した。患者や職員ら五十四人が治療を受け、うち入院予定だった女性患者（７２）が肺炎の症状を悪化させ重症となった。男性は死亡した。
五十四人の内訳は、救急外来の患者らが二十三人、病院の職員が三十一人。重症となった女性以外にも、男性の母親ら九人が息苦しさなどを訴え、同病院に入院したり、別の病院に運ばれた。残る四十四人は治療後、帰宅したという。
病院の説明によると、医師が男性の胃の内容物を約一リットル吸引したところ嘔吐し、気化したクロロピクリンがセンター内に充満したとみられるという。同病院は医師や職員らを緊急に呼び出し、救護に当たった。
クロロピクリンは刺激臭のある揮発性が高い液体で、殺虫剤や土壌薫蒸などに使われ、劇物に指定されている。大量に吸い込むと呼吸困難に陥るという。
病院は男性がクロロピクリンを飲んだ可能性があることを把握していたが、専門知識を持った医師らがおらず、防毒マスクを着けるなどの措置を取らずに治療した。病院側は記者会見で「同様の被害が出ないよう、今後対応を検討したい」と述べた。
熊本県警や消防によると、男性は二十一日午後十時ごろ、自宅の納屋で、業務用に保管していたクロロピクリンを飲んだとみられる。家族の通報で救急隊員が駆け付けたところ、強烈な刺激臭がしたという。
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cf.クロロピクリン
cf.クロロピクリン（別）
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