本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

倒閣運動。

2011-05-21 14:42:33 | 政治
誰にも分からぬ見通し とにかく無能愚鈍政権では、とても持たない
【政治・経済】
2011年5月20日 『日刊ゲンダイ』掲載
東電工程表と政府工程表のデタラメと大ウソ

 どの世論調査も似たり寄ったりだが、菅政権の原発事故対応について、国民の7割が「評価しない」と言っている。それでいて、倒閣運動が起こらないのは奇々怪々だ。原発の対応は一歩間違えれば、国が滅びる。放射能が大気に、土壌に、海にまき散らされ、国民の生命、健康だけでなく、財産を奪い、経済活動にも重大影響を及ぼす。それなのに、震災直後の初動対応から現在に至るまで、デタラメの限りを尽くしているのが菅政権なのである。

 東京電力は今月17日、原発事故収束に向けた工程表の改訂版を発表し、政府も原子力被災者への対応を改めて工程表にして示した。1号機のメルトダウンと圧力容器の“底抜け”を認めた後も「収束に6~9カ月」というスケジュールを変更せず、安心を振りまいているが、東電も政府も「やるやる詐欺」の類いだ。原発の収束は今や、百パーセント無理なのである。
「私たち専門家は当初から炉心溶融と圧力容器に穴が開いていることを推測していました」とは東大名誉教授で金属工学が専門の井野博満氏だ。
「1号機も2号機も原子炉の温度が300~400度に達し、圧力が下がっていた。明らかに水がないなと思いました。水がなければ、燃料棒が露出し、溶けて落ちる。圧力容器の底は複雑な配管が溶接されていて、そこに燃料棒が溶けて化学反応を起こせば、さらに融点が下がり、底が抜けてしまう。放射能の漏れ方から見ても、穴が開いているのは明らかでした」
 それなのに、東電は「水棺」作戦を強行、あっという間に汚染水があふれてしまった。
「開いている穴が小さいと思ったのでしょうか」と井野博満氏は気遣うが、ハッキリ言えば、大バカなのだ。注水しても原子炉内の水位が上がらず、建屋に汚染水があふれれば、「おかしい」と思う。ところが、東電は注水を続け、今や、汚染水は1~6号機で10万トンに達している。
 工程表では3~6カ月で「汚染水全体の低減」を実現するとしているが、移設先は確保できていないし、海にもまけない。浄化して再び原子炉に戻す計画だが、その設備を準備する間にも注水は必要で、汚染水は増え続けることになる。そこに梅雨の季節を迎えるのだ。

「作業員の人手がこの先、どんどん足りなくなるのも心配です。年間被曝(ひばく)量を超える作業員を外すしかないが、右から左に補充できるわけではないからです。福島原発の吉田昌郎所長は、作業員の健康も考えず勝手に工程表をつくって公表した本社にカンカンといわれています」(東電事情通)
 これが原発の現状なのに、政府はこれまた「3~6カ月で放射性物質の放出が管理され、放射線量が大量に抑えられる」夢物語の工程表を出して、国民を騙(だま)している。
 つくづく、この首相と東電のコンビは最悪だ。両者に任せている限り、暴れる原発は抑えられない。
 事態はどんどん悪化し、日本がメルトダウンすることになる。

~2011年5月20日以前の記事~

江東区亀戸の住民はギョギョッ!
【緊急提言・天木直人】キーワードは「脱原発」「共生社会」「世界都市」【緊急提言 天木直人(元大使)】
小沢裁判 結局、誰も覚えていない裏ガネ1億円
福島原発と水谷建設元会長のひょんな関係
陸前高田の本音をリポート 2カ月経っても大いなるミスマッチ【東日本大震災関連情報】

============

*東電・政府の工程表は何のためのものかよくわからない。
 彼らがこれを実現可能のスケジュールと本気で思っているかどうかは実に疑わしいし、東電は既に書き換えた。今後も書き換えはありそうだ。

 黙っていると批判・非難の嵐は止まないので、単に言い訳マターとして彼らは工程表を提出しているに過ぎないのかも知れない。
 打つ手がほぼ枯渇してしまった彼らは「いいえ、我々は手は尽くしていますよ」とのポーズをとっているだけなのである。

============

中韓首脳、被災者を激励=津波犠牲者に献花-宮城

 中国の温家宝首相と韓国の李明博大統領は21日、仙台空港に到着し、それぞれ東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上地区を訪れ、犠牲者を悼んで献花した。両首脳は避難所も訪れ、被災者を激励。戦後最大といわれる日本の惨事に対し、隣国首脳として支援する姿勢を鮮明にした形だ。
 温首相は倒壊した建物の前で黙とうをささげた後、記者団の取材に応じ、「悲しみの気持ちで心がいっぱいだ」と哀悼の意を表した上で、「災難を前にした日本国民の冷静さや団結、粘り強さ、苦難に屈しない気持ちを見て、国際社会の助けを受け再建を果たすと信じている」と強調。今回の震災を通じ日中関係の改善・強化に向け努力する意向を表明した。
 一方、李大統領は名取市の被災地に続き、多賀城市の避難所を訪問。閖上公民館前では「韓国国民一人一人が災害を心配している。国民の気持ちをお伝えしたい」と表明した。津波で家を流され、家族を亡くした夫婦に韓国の小学生が作った「私達は助け合う 隣の国だよ」と日本語で書かれたうちわを贈り、「お見舞い申し上げます。韓国に来てください」と声を掛けた。
(2011/05/21-13:39) 時事通信

============

福島3号機 港湾内流出20兆ベクレル
2011年5月21日 「東京新聞」夕刊

 福島第一原発の事故で東京電力は二十一日、3号機取水口近くで十一日に見つかった高濃度の放射能汚染水の流出で、二〇兆ベクレルの放射性物質が海に流れたとの調査結果を公表した。東電は外部放出が許される一年間あたりの量の百倍になると説明。二十日夜にこの調査結果を経済産業省原子力安全・保安院に報告した。 

 東電によると、取水口近くにある立て坑から十日午前二時に流出が始まったと断定。止水工事が終わった十一日午後七時前までに汚染水二百五十トンが海に出たと推測している。

 東電は四月中旬に原発近くの港湾に放射性物質の拡散を防ぐカーテン状の「シルトフェンス」を設置しており、汚染水に含まれる放射性のヨウ素やセシウムなど二〇兆ベクレル分のほとんどは、中にとどまっているという。

 取水口近くとトンネルでつながる3号機タービン建屋では当時、復水器というタンクから建屋内に汚染水を放出していた。この作業が流出につながったとみられている。東電はトンネルの開口部をコンクリートでふさぐなどの対策を取った。

 一方、四月上旬に2号機近くから流出した高濃度汚染水と、同月に海へ放出した比較的低濃度の汚染水の拡散状況についても公表。どちらもほぼすべてが外洋へと流れ出した。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「シルトフェンスの設置が間に合わず、拡散が防げなかった。外洋では現在、放射性物質が検出できない程度まで薄まっている」と述べた。

============

3号機 1000ミリシーベルトがれき
2011年5月21日 「東京新聞」夕刊

 東京電力は二十一日、福島第一原発3号機原子炉建屋近くでがれきから毎時一〇〇〇ミリシーベルトの放射線量を計測したと発表した。これまで見つかった屋外のがれきの中で、最も線量が高い。

 がれきは建屋南側にあるコンクリートなど。3号機で三月十四日に水素爆発が起きた際に飛んだものと東電はみている。周辺に柵を設け、立ち入り禁止の表示をした。

 近くに使用済み核燃料プールへの注水などに使う生コン圧送機があるが、運転席付近の放射線量は特に問題のない水準という。二十五日以降にこのがれきを回収する。

 一〇〇〇ミリシーベルトの放射線量は、吐き気などの急性症状を訴える人が出るレベルとされる。

============

*近隣がれきや神奈川県の茶畑だけではない。最近は大阪でも福島が原因の放射能が検出された。全部東電の責任である。

============

班目安全委員長 原発指針「明らかに間違い」
2011年5月20日 「東京新聞」朝刊

 福島第一原発の事故を受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は十九日の記者会見で、原発の設計の妥当性を判断する基準となる安全設計審査指針で、全電源を長期間、失うことを想定していなかったことを「明らかに間違っていた」と述べ、改定する方針を明らかにした。全電源喪失を想定に追加する。地震に対する安全性を判断する耐震設計審査指針も見直しが必要か議論する。

 安全設計指針の改定は二〇〇一年の改定以来十年ぶりとなる。現指針は「長期間にわたる全電源喪失は送電線の復旧、非常用発電機の修復が期待できるので考慮する必要はない」と明記している。班目委員長は「想定を上回る津波が来ても多重防護により安全を確保したい」と述べた。

 原発事故では、受電用の鉄塔が倒れるなどして外部からの電気が十日間途絶えた。1~4号機では非常用ディーゼル発電機も津波で使えなくなり、炉心や使用済み核燃料プールが冷却できず、放射性物質の大量放出につながった。

 耐震指針は〇六年に改定されたばかりで、既存の原発がこの指針を満たしているかの審査が続いている。

 東日本大震災では福島第一原発に加え、東北電力女川(宮城県)、日本原電東海第二(茨城県)の両原発で、耐震指針による想定を超す揺れを観測。女川、東海第二では最大一割、福島第一原発の2、3、5号機では最大三割超過していた。

 委員会事務局によると、原発の安全性にかかわる指針は約六十あり、両指針以外も見直しの対象になる見込み。

============

陸自放水ヘリ部隊が状況語る 原発上空「不安よぎった」

 福島第1原発3号機に水を投下した陸上自衛隊第1ヘリコプター団の飛行隊長らが20日までに、共同通信などの取材に初めて応じ、当時の状況を語った。放射線への恐怖心はなかったとしながらも「原発上空では不安がよぎった」「全員に異常がなくほっとした」との心情も吐露。隊長らの話から“決死の任務”を再現した。

 取材に応じたのは、CH47ヘリ2機による水投下を指揮した第104飛行隊隊長の加藤憲司2佐(39)、ヘリの機長を務めた伊藤輝紀3佐(41)、前原敬徳1尉(37)ら。3号機の使用済み燃料プール冷却のため、3月17日午前、4回にわたり計約30トンの水を投下した。

 第104飛行隊に「命令」が出たのは放水当日の早朝。加藤隊長は隊員らに「何か不具合があれば無線で連絡をくれ。しっかりやろう」と伝え、自らもヘリの1番機に乗り込んだ。

 健康診断を済ませた隊員は、ヨウ素剤を服用して搭乗。1番機の伊藤機長は「恐怖はなかったが、防護マスクに防護衣、鉛のスーツも着て動きづらく、しっかり放水できるのか不安はあった」。

 ヘリ2機が霞目駐屯地(仙台市)を離陸したのは午前8時56分。約80キロ南の3号機は折れ曲がった建屋の鉄骨をさらけ出していたが、2番機の前原機長は「建屋から煙が見えても動揺はなかった」。

 ヘリ2機は高さ100メートル弱、時速約37キロで3号機に近づく。整備員がヘリ底部のハッチに取り付けたアクリル板越しに水の投下位置を確認する。9時48分。「放水用意―。放水」。伊藤機長の指示で別の整備員がボタンを押し、3号機に向けて水を浴びせた。

 前原機長は「達成感でいっぱいだが、あまり思い返したくない。原発上空で実際に(水を)まくところまで行くと、少し不安がよぎった」と語った。

 午前10時に放水4回を終え、除染後にヘリ2機が霞目駐屯地に戻ったのは午後2時9分。加藤隊長は「全員に異常がなかったのを確認して初めてほっとした」と振り返った。
2011/05/21 00:37 【共同通信】

============

県外へ転校、7800人超 震災、原発で小中高生

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を受け、地元を離れて避難し、別の都道府県の学校に転入した小中高校などの児童生徒が7844人に上ることが8日、共同通信のまとめで分かった。

 転入先は北海道から沖縄県まで全国に広がっている。転出元は、把握できているだけで福島県からが半数以上の3994人。宮城県からは485人で、岩手県からは76人だった。

 北海道や中四国、九州には、原発事故による放射性物質の影響を心配してか、東京都など首都圏から転入してきた子どももいた。

 転入者数は、全国の都道府県や政令市の教育委員会を通じ、希望者や一時的な受け入れも含めて、8日までに判明した人数を集計した。宮城、福島の両県教委は「把握できない」と回答した。

 被災地の復旧状況や原発事故の推移を見るため、新学期直前まで転入の届けを出さない保護者もいるとみられるほか、教委により集計時期が3月末だったり一部未集計の自治体もあり、人数はさらに増えそうだ。

 都道府県別の受け入れ人数で最も多いのは新潟県で、1日現在で966人。ほとんどが隣の福島県からとなっている。うち小中学生は913人。

 次いで多いのは、東京都(888人)、埼玉県(788人)、千葉県(622人)、神奈川県(467人)などの順となっている。宮城、福島両県に隣接する山形県にも457人が転入する。

 各教委はこうした児童生徒の転入手続きを簡略化したり、高校の入学金の免除などの支援をしており、心のケアのためにスクールカウンセラーを派遣する自治体もある。
2011/04/08 21:13 【共同通信】

============

岡田氏、統一地方選で陳謝 「敗北は党中央の問題」

 民主党は21日午後、4月の統一地方選敗北を総括するため、地方組織代表を招いた全国幹事長会議を党本部で開いた。岡田克也幹事長は冒頭のあいさつで「大幅に議席を減らしたのは党中央の側の問題で幹事長としておわびしたい。党内がもめている印象を与えたことを真摯に反省し、責任を感じないといけない」と陳謝した。

 会議には岡田氏のほか石井一選対委員長ら幹部が出席。執行部は敗因や今後の改善点をまとめた総括文書を諮り、党内の不満を抑えたい考えだが、東日本大震災や福島第1原発事故への対応を含め、地方から執行部批判が飛び出す可能性もある。首相は日中韓首脳会談への出席を理由に欠席。
2011/05/21 13:56 【共同通信】

============

*そうか、これは「印象を与えた」というだけの話なのか!

 民主党内は誰も「団結」などしていないし、仮令今更「団結」を提唱したとしても手遅れだ。
 現「管・岡田体制」に忠誠を誓えば自分が当選出来ると考えれば、或いは従う人間も(数人くらいは?)出るかも知れないが、今天下の情勢はそういうところにはない。
 国民の支持をとっくに失った迷惑千万の政権がいつまでもずるずるだらだら「総理の椅子」その他にしがみついているのである。通常なら囁かれる「引退の花道」論もどこからも聞こえて来ない。岡田もすっかり株を下げた。
 最近沈黙していた前原が何か言い始めたらしいが、記事になって来ないから私には何もコメント出来ない。

============


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。