本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

ホリエモン収監へ。

2011-04-27 10:25:49 | 社会
ホリエモンの上告が退けられ彼の実刑判決が確定したニュースを聞いて、私は昔ホリエモンが「まず自力で1,000万円集めろ。それが出来ないなら起業なんて考えない方がいい」と言っていたことを唐突に思い出した。近鉄球団買収とかニッポン放送買収とか、或いは衆院選立候補とか、是非はともかく彼は世間をしばしばお騒がせしていたが、テレビに良く出るジャーナリストの中では逮捕・起訴後の彼を徹底擁護したのは田原の爺さんだけである。他は本来「小泉・竹中」路線を叩くべきところをホリエモン攻撃に摩り替えていたように思う。ポチの狡猾なところは党内でも異論のある『ホリエモンの担ぎ出し』という汚い?仕事は全て武部にやらせて「我が弟です!息子です!」と絶叫させたことにある。結果は郵政民営化反対で自民党を追放された亀ちゃんが一級の刺客・ホリを撥ねのけた。買収問題も結果から言えば近鉄は阪急に統合され、残った部分を楽天が買収したわけであるが、ホリでは駄目で三木谷(楽天)ならいいというのは「差別」だろう。『赤と黒』のジュリアン・ソレルではないが、氏素性のわからぬ若者がメジャーにのし上がるのはそう簡単な話ではないのである。理に走っても金にモノを言わせても、ナベツネのような「後見人」がいなければなかなか上流階級?には「まぜてもらえない」のだ。LD社長を失脚し、自分の作った会社から追放されて以降も彼の起業意欲は衰えることなく、宇宙旅行ビジネスなどを発案していた。宇宙旅行と言っても単に地球の周回軌道に乗って帰って来るだけだし、参加者は億単位の資金が必要とされるが彼は充分採算がとれると踏んだのである。バブルに踊ってLD株に投機した人たちが大損したことなど、彼という人間の登場自体がエポックメイキングな「事件」そのものだった。さっき彼のブログを久しぶりに見て、彼が第二外国語に中国語を推奨しているのを知った。他の経済通同様ビジネスチャンスは今中国にあると読んでいるようである。人口比で言えば、最重要なのは英語、中国語、スペイン語この3つである。日本語の国際的需要というか浸透力は今回の災害で一挙に低落するかも知れない。ホリエモンは2年6ヶ月の実刑を受けることになるが未決算入があるから最長でも2年半未満で、仮釈放があれば2年もしないで出て来ることになる。 . . . 本文を読む