最近検察がおかしいということは我々には明らかだが、メディアの只中にいる愚鈍な連中にはこれが全然見えていないようである。これも『記者クラブ』の齎した由々しき弊害の一つである。彼らは『報道の自由』を排他的に独占しているとんでもない連中なのである。警察官の不祥事は毎度のことで、検察・警察がおかしいと言って、元より彼らだって国や地方の禄を食む官僚・公務員の一員に過ぎないのだから、膨大な官僚機構が根本から腐朽・腐敗している現況を思えば、彼らだけが特別に清廉潔白であらねばならない理由など実はどこにもないのである。一般に官僚組織の第一のテーゼは何だろうかと言えば、それは一も二もなく『組織防衛』と各構成員らの『自己保身』である。国家・国民への配慮などは良くてもその次にしか来ない。官僚に限らず、民間だって「自己保身」と「身内の防衛」が社会活動をする第一の動機付けだろう。国家やら他人やらの心配は(余裕があれば!)後からするものである。まして他国の飢えた人々・天災に遭遇した人々のことなどは、例えばオリンピックの熱狂・狂乱報道の前にはあっさり影に隠れてしまうものなのである。そういう中で、ハイチへ派遣される自衛官の代表が「世界一の救援活動をする」との決意表明をして旅立たれたのは我々にとって(「世界一」は余計だが)誇らしいことである。日本もまだまだ捨てたものではない、かも知れない。*などと言っていたら、今朝の「珠ちゃんTV」では我が国の国公債の債務残高は973兆円に達したと言っていた。800兆円などというレベルの話ではなく、もうすぐ1,000兆円に達するのである。イラ管が財務省の意向を汲んでかどうか「早く増税の話をしたい」と洩らすのにも理由があるのだ。官の無駄に切り込めないなら、増税しかない。そしてその負担は誰よりも生活弱者に重くのしかかる。 . . . 本文を読む