【横浜市長選】林市長が4選出馬を正式表明
IR横浜誘致「活性化に重要」
7/15(木) カナロコ
4選立候補を表明した
林文子横浜市長=横浜市役所
任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、
22日投開票)を巡り、現職の林文子市長
(75)が15日、市役所で会見し、無所
属で出馬すると正式に表明した。カジノを
含む統合型リゾート施設(IR)誘致と新型
コロナウイルス対策の推進を軸に市政継続を
訴えた。
【動画】現職の林文子氏
「涙が出るほど感激」
同市長選に立候補の意向を示したのは9人目。
同氏の態度表明で戦いの構図がほぼ固まった。
会見で林氏は「3期12年の経験を生かして
新型コロナウイルス対策を引き続き進める。
医療、福祉、教育をきちんとやるためにも、
なんとしても横浜市の経済を活性化させる」と
表明。「経済活性化の一つの核がIR。観光事
業をもっと活性化させるために重要で、実現に
向けて引き続き取り組む」などと述べた。
林氏はダイエーの会長や東京日産自動車販売の
社長などを経て、2009年の横浜市長選で
民主党(当時)の推薦を受け初当選。13年
は自民、公明、民主党の推薦を受けて再選し、
17年は自民、公明党の推薦を得て3選して
いる。
同市長選には、元国家公安委員長の小此木八郎
氏(56)=衆院3区、自民党=、立憲民主党
が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)、
横浜市議の太田正孝氏(75)、動物保護団体
代表理事の藤村晃子氏(48)、元衆院議員の
福田峰之氏(57)、水産仲卸業社長の坪倉良
和氏(70)、弁護士の郷原信郎氏(66)、
元長野県知事で作家の田中康夫氏(65)が立候
補の意向を表明している。
また元県知事で参院議員の松沢成文氏(63)も
出馬準備を進めている。全部で10人にのぼる見
通しだが、同市長選で過去最多だった6人を大き
く上回る。うちIRへの賛意を示しているのは林
氏と福田氏。IR反対票の行方も選挙戦の焦点と
なりそうだ。
【横浜市長選】
意向表明9人、過去最多出馬へ
再選挙の可能性も
7/15(木) カナロコ
横浜市庁舎
任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、
22日投開票)への立候補の意向表明が15日
で9人となった。20回目となる同選挙では
過去に6人の出馬が最多だが、その数を上回
る見通しだ。出馬者全員が当選に必要な法定
得票(有効投票総数の4分の1)に届かない
可能性も出てきた。全国首長選で7例目、うち
政令指定都市では2例目にあたる再選挙も想
定される。
【動画】 現職の林文子氏、15日に
出馬表明 経済人要請に「感激」
法定得票不足で再選挙となった事例は(1)
1979年4月の千葉県富津市長選(2)92年
2月の奈良県広陵町長選(3)2003年4月の
北海道札幌市長選(4)07年4月の宮城県加美
町長選(5)17年1月の鹿児島県西之表市長選
(6)17年11月の千葉県市川市長選ーがある。
政令市で初の札幌市は02年の横浜市長選が引
き金だ。現職の桂信雄市長は北大同窓の高秀秀
信市長とともに4選を目指す。しかし多選批判
のあおりで高秀氏は敗北。桂氏は出馬を見送った。
その結果、現職下で長年続いた自民、民主(当時)、
公明党を軸とした与野党相乗り体制が崩れ、7氏
による激戦となる。
民主などの支援を受けた弁護士・上田文雄氏が
1位となったが得票率は21%。無効票は5万
票近くにおよび、有権者の迷いが反映されたと
みられている。
【新型コロナ】
神奈川の新規感染者、ステージ4に悪化
病床もじわり逼迫
7/15(木) カナロコ
神奈川県庁
神奈川県内で新型コロナウイルス感染者が再び
急増しており、県が15日に公表した感染状況
を示す指標(14日現在)のうち、新規感染者
数が「ステージ4」に悪化した。「ステージ4」
となるのは2月2日以来。
【表で見る】
7月15日現在の県内市町村別感染者数
新規感染者数は人口10万人当たりの週合計が
25・22人で、「ステージ3」(15人以上)
から「ステージ4」(25人以上)となった。
15日の感染者数は1月28日以来、およそ半年
ぶりに400人を超えた。病床の逼迫(ひっぱく)
具合もじわりと悪化しつつあり、今月14日現在
の入院待機者数は10人。県担当者は「患者数の
増加によって(入院調整の)オペレーションが若
干苦しくなっている」と説明する。
新フェリー 静かに出航
新港町のターミナルから北九州つなぐ
タウンニュース
ふ頭内に新設されたターミナル
新港町の横須賀港と北九州市の新門司港を
つなぐフェリーが7月1日に就航した。
運営するのは東京九州フェリー株式会社で、
両市の市花から「はまゆう」「それいゆ」と
名付けた二隻を新造船。全長222・5mで
約1万5500トン、トラック約154台と
乗用車約30台が搭載できる。約21時間で両港
をつなぐ高速フェリーで、週6日運航する。
就航に際し、同社の入谷泰生会長は6月30日に
市内で会見を開き、「首都圏と九州間の経済圏
のつながりは密接で、貨物輸送の労働力不足や、
環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換す
るモーダルシフトの動きもあり、今後、陸路運
送は難しくなっていくだろう」と語った。これを
踏まえ「(長距離フェリーは)海の高速道路の
ような役割で迅速性で優位。スピード面などで
横須賀に就航するメリットがある」と話した。
貨物については、宅配や農水産物の小口を主体
としており、積載量の7割が採算ラインで「従来
の運送ルートからの変更に半年くらい時間がかか
るだろう」と答えた。
フェリーが着岸する新港ふ頭では、ターミナルや
防舷材の新設で既存事業者の作業ができない状態
にあり、先月から国が仲介役となり、市と協議が
続けられている。
大津諏訪神社
大きな節目 新たな社殿で
御柱祭に向け奉賛活動開始
タウンニュース
「令和の大改修」前の社殿と岩崎会長
大津諏訪神社が2024年に創建千二百年を
迎えるにあたり、このほど氏子らによる奉賛
会が結成された。神事「御柱祭」の開催に合
わせて老朽化した社殿を改修するため、今月
から資金を募る奉賛活動を始める。
同神社は824年、信濃国(長野県)の諏訪
大社から「ご分霊」を受けて創建された。大正
年間には関東大震災で社殿が倒壊。周辺神社も
甚大な被害の中、社殿が倒壊しなかった近隣2
神社を移築し1925年、大津・池田・根岸・
馬堀地区の9カ所10神社を合祀する形で現在の
姿になった。
現在の社殿は築百年超。創建から節目となる
2024年には諏訪大社から新たに妃神を迎
え入れて祀ることもあり、「御柱祭」と合わ
せて社殿改修も行う。
奉賛は特典付きで個人名義は原則一口1万円
から、法人名義は一口3万円から受け付け。
奉賛会で会長を務める岩崎昭さんは「コロナで
大変な時だが地元の大切な遺産を未来へ残すため、
地域の皆さんの力をお借りしたい」と呼びかける。
詳細は同神社
【電話】046・836・3570
小網代湾海底熟成ワイン
観音崎ホテルで販売解禁
タウンニュース
小網代観光振興活性化検討協議会(三上成次
代表)が特産化を進める「小網代湾海底熟成
ワイン」が、今月3日から観音崎京急ホテル
(横須賀市走水)で数量限定販売されている。
油壺地域の活性化を目的として、同協議会が
2018年度から始めたプロジェクト。海底
の一定した水温によって熟成が促進され、まろ
やかで深みのある味わいに変化する特徴をいか
したオリジナルワインの商品化をめざしている。
今回提供されるのは昨年12月、試験的に湾内に
沈め、先月引き揚げられたもの=写真。ボトル
には熟成の証である、自然の貝やフジツボが付着
しており、「特別感あるあふれる見た目が魅力。
記念日や贈り物、自分へのご褒美にどうぞ」と
同ホテルはPRする。
販売場所はレストラン浜木綿、フレンチレスト
ラン ル・ボ・リバージュ。価格は、フルボト
ル720ml赤・白各1万2千円(一部コース料理
注文で500円割引)。熟成前の同銘柄ワインと
の飲みくらべ2本セット赤・白各1万5千円。
いずれも税込み。
コロナ禍でそろりと夏
ルール順守促し、海開き
タウンニュース
大雨から一夜明け、人がまばらの
和田海水浴場(今月5日撮影)
和田海水浴場で今月2日、2年ぶりの海開き
が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大
に伴い、県内25の海水浴場が開設を見送った
昨夏。県のガイドラインが去年よりも緩和さ
れたことから、今年は一転して15の海水浴場
が開設を予定している。
海水浴場組合や行政などでつくる「三浦地区
海水浴場対策協議会」は、県の今年度版ガイド
ラインを参考に、安全対策や感染症対策などを
盛り込んだ「三浦市海水浴場ルール」を先月24日
から施行した。
これによると、遊泳時間は午前8時から午後5
時まで。海の家の営業時間も同様で、ダンス
スペースを設けたり、DJブースなどの音響設
備を使った、いわゆる“クラブ化”を禁止する。
新型コロナウイルス対策では、来場者に対して
1時間に1回程度、身体的距離の確保を促す場内
放送を実施。事業者は、レンタル品や施設内の
消毒などを徹底する。また、協議会では定期的
にパトロールも行い、海の家事業者や海水浴客
に適切な利用を呼びかけるという。
なお、三浦海岸と荒井浜は7月16日(金)に
海開きを迎え、8月末まで開設される。
大浦・横堀は中止
一方、大浦海岸と横堀海岸は2年連続で開設を
中止。海の家は設置されない。両海岸の安全対
策については、海水浴場ルールのなかで「特定
海岸利用のルール」として定め、同協議会は救
護所や監視所の設置や海上の区域分けがない遊泳
を控えるべき海岸であることを再周知。接触事故
を避けるため、ボートやSUP(スタンドアップ
パドルボード)、水上オートバイなど乗り入れや
砂浜への持ち込みをしないよう呼びかけていく。
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