真夏の日差し、梅も「日光浴」?
小田原で土用干し
8/17(月) カナロコ
真夏の日差しで塩漬け梅を乾かす土用干し
=小田原市曽我別所
県内有数の梅の産地である小田原市内で、梅の
土用干しが行われている。梅干し作りの工程の
一つで、真夏の強い日差しを浴び、塩漬け梅が
熟成されていく。
同市曽我別所の農家穂坂徹さん(54)方でも
4日から作業に入った。3週間以上、塩漬けに
した梅を作業場一面に並べ、裏表なく乾かすため
一つずつひっくり返していた。2、3日ほど乾か
すという。
作業は午前中に行われるが、連日30度を超える
暑さ。「今年は特につらい。水や塩分を取るなど
して体調管理をしながらやっている」と穂坂さん。
9月中旬までに約15トンを干すという。
津久井在来大豆、実は負担軽く単価高い
農業存続へ南足柄で挑戦
8/17(月) カナロコ
大豆の栽培に取り組む平井さん(左)と
生沼さん=南足柄市和田河原
農業人口の高齢化が進み、耕作放棄地が増加する中、
作業効率の良い作物を育てることで負担を軽減しよ
うと、神奈川県南足柄市の農家が県内に古くから伝
わる大豆「津久井在来大豆」の栽培に取り組んでいる。
生産者は「次の農業を担う若手世代へのアピールに
つなげたい」と話している。
津久井在来大豆は、旧津久井郡(現相模原市緑区)を
中心に、古くから栽培されてきた大豆。戦後、栽培
面積が減っていたが、近年、県の「かながわブランド」
にも指定され、特徴である優しい甘さを活かした豆
などの加工品の販売も増えてきている。
晴天となった今月3日、南足柄市和田河原の畑一面に
広がる青い大豆の苗が、風にそよいだ。同所で農業を
営む平井和夫さん(64)と生沼正光さん(64)は、
苗が風雨で倒れないよう土を盛り、茎を支える「土寄
せ」に汗を流した。約20~25センチの苗は今後、
50~60センチに成長する。紫の花を咲かせ、枝豆
を経て、11月ごろ大豆として成熟する。
平井さんの住む地域では、この10年ほどで高齢化が
進み、委託料を払って業者に管理を頼んだり、維持が
できなくなったりする農家も増えてきた。平井さんも
跡継ぎが見つからないことを懸念していたという。
そんな中、2人は市が昨年から展開している「みなみ
あしがら大豆プロジェクト」を知った。大豆の栽培の
委託事業を請け負う「なんかいファーム」(同市矢倉
沢)の清水洋社長に協力と指導を依頼したところ、
「地域農業の存続のためなら」と快諾を得て、今年
から一緒にプロジェクトに取り組むことに。
計約7千平方メートルだった同プロジェクトの作付
面積は、2人の畑や近隣の農家の畑の管理も借り受
けたこともあり、今年は計約1万5千平方メートル
に増えた。約1・5~2トンの大豆の収穫が見込め
るという。
2人は、梅雨の時期は種子が水浸しにならないよう
注意を払い、肥料や除草剤を入れるタイミングを学
ぶなど「勉強の日々」という。プロジェクトの終了
期限の21年度末までに、大豆栽培のノウハウを身
に付けるつもりだ。
大豆は水やりがほとんどいらず、種まきや収穫など
の作業の大半を機械化できるため、人手不足を補う
ことができる。これまで育てていた米よりも販売単価
も高い。2人はそのまま出荷するだけでなく、地元の
豆腐店などの協力を得て豆乳や豆腐、納豆といった
商品化も目指すという。
生沼さんは「ゆくゆくは2人だけでなく、近隣の農家
も巻き込みたい」。平井さんは「農業で効率的に収益
が見込めることを実績で示し、若い世代の就農につな
げたい」と話している。
神奈川に9日連続熱中症アラート
18日も「危険性高い」
8/17(月) カナロコ
(写真:神奈川新聞社)
環境省と気象庁は17日、神奈川県内に熱中症警戒
アラートを発表した。18日も熱中症の危険性が極
めて高くなるとして外出や運動は避け、エアコンな
どを利用して涼しい環境で過ごすよう呼び掛けている。
県内へのアラートの発表は9日連続。18日に予想
される暑さ指数は、辻堂と三浦が33。海老名と
小田原で31、横浜は30となっている。
17日は横浜で35.6度の猛暑日となった。辻堂
では16日に観測史上最高の36.9度を記録した。
暴走族「平塚紅蓮」を摘発、少年13人逮捕
「捕まるスリルを味わうため」
8/17(月) カナロコ
(写真:神奈川新聞社)
神奈川県警交通捜査課と大磯署は17日までに、
道交法違反(共同危険行為)の疑いで、平塚市に
住む会社員の少年(17)ら少年13人を逮捕、
書類送検した。
「綱島愚連隊」総長就任祝い、暴走の少年23人
を摘発
逮捕、書類送検容疑は共謀して、昨年10月27日
未明、二宮町や大磯町の国道1号で、オートバイ
6台に分乗して、信号無視や蛇行運転などの暴走
行為を繰り返した、としている。
県警によると、13人は昨夏に結成された「平塚
紅蓮(ぐれん)」を名乗る暴走族メンバー。平塚市
や寒川町などに住む当時15~17歳で、うち6人
は無免許運転の疑いでも摘発された。
全員が容疑を認め「警察をおちょくるのが楽しか
った」「捕まるかもしれないスリルを味わうため
だった」などと供述している。
「甘くて濃い」初秋の味覚
「湘南梨」が収穫ピーク
タウンニュース
腰を屈めて丁寧に梨を摘み取る生産者の横山さん
「かながわブランド」に登録されている平塚産
「湘南梨」の収穫が最盛期を迎えている。市内
では、大野地区と土沢地区で3戸の生産者が梨栽
培に取り組んでおり、早朝から摘み取り作業に精
を出している。
横山果樹園(上吉沢1804)では、約1ヘクター
ルの果樹園で10品種の梨栽培に取り組んでおり、
7月下旬から早生種の「長寿」「筑水」などの収穫
が始まった。
梅雨明け頃から徐々に収穫量が増えはじめ、お盆
シーズン前後から甘みが強く酸味が少ない「幸水」
や甘みと酸味が程良い「豊水」といった主力品種の
収穫がピークを迎える。
同園の横山篤正さん(42)は、「日照不足で収穫
時期が遅れたがしっかり雨が降ってくれたので大き
な玉に育った。味もしっかりして良くできた」と
太鼓判を押す。収穫は9月中旬まで続くといい、
同園では約20トンの出荷を見込んでいる。
市内3戸の生産者が栽培する「湘南梨」は、完熟たい
肥やもみ殻といった有機質肥料、減農薬で生育されて
おり、安全性や品質が認められて2017年に「かな
がわブランド」に登録された。樹上で完熟させてから
出荷されており、「甘みが強く、味が濃いのが特徴」
という。
「湘南梨」は生産者の自宅直売所やJA湘南大型農産
物直売所「あさつゆ広場」、市内の小売店などで購入
できる。
花菜ガーデンにペコちゃん
周年記念で不二家とコラボ
タウンニュース
同園の代名詞でもあるバラを
あしらった限定デザイン
市内寺田縄の「県立花と緑のふれあいセンター
花菜ガーデン」で9月18日(金)〜22日(火)、
「花と緑のガーデン・パーティー ペコちゃんが
やってくる」を開催する。今年5月に予定して
いた企画だが、新型コロナウイルス感染拡大の
影響で延期となっていた。
平塚市内に主力工場があるなど、神奈川県との
ゆかりが深い株式会社不二家。今年は花菜ガーデ
ンの開園10周年と同社70周年の節目が重なった
こともあり、初のコラボレーションとなった。
期間中、園内は不二家のマスコットキャラクター・
ペコちゃん一色に。センターフィールドには
ペコちゃんのキャラバンカーが登場し、おしゃれ
なアウトドアスペースになるほか、ミニミュージ
アム「ペコちゃんの部屋」では貴重なペコちゃん
人形がずらり。同社の歴史を感じながら、大人気
キャラクターの魅力を堪能できる。
そのほか、不二家店舗でおなじみのペコちゃん
店頭人形が園内の至る所に置かれたフォトスポット、
オリジナルステッカーがもらえるスタンプラリー
など、来園者が季節の植物を楽しみながら体験
できる企画を予定。9月21日(月)には、花と
ペコちゃんの絵を描いて世界にひとつだけのアー
トを作るワークショップも開催する。
限定ミルキー販売中
コラボイベント開催を記念し、花菜ガーデンの
バラが描かれたオリジナルパッケージの「ミルキー」
を同園のショップ「ディア・チャペック」で先行
販売中。1箱7粒入り100円(税込)。
(問)同園【電話】0463・73・6170。
馬入で「百日草」見ごろ
まもなく「夏の花」とコラボ
タウンニュース
色鮮やかな花を咲かせた百日草
(8月6日撮影)
相模川右岸の河川敷にあるイシックス馬入のお花畑で、
「百日草」が見ごろを迎えている。ピンクやオレンジ、
黄色といった大輪の花が真夏の日差しを浴びながら
揺らいでいる。
夏から秋にかけて、長い期間花を咲かせることから
名づけられた「百日草」。同所では5月下旬に種を
まき、7月中旬に開花した。梅雨明け後から続いた
晴天も手伝い、グングンと草丈を伸ばして次から次へ
と花を咲かせている。
見ごろは10月上旬ごろまで。市によると「まもなく
ヒマワリも開花します。百日草とのコラボも楽しめ
るのでは」と話していた。
同所は四季折々の花を楽しめる人気のスポット。市と
ボランティア団体が協力して草取り等の維持管理を
行っている。
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