会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

クラウドにデータを預ける

2014-10-09 17:14:58 | いろんなこと
「DVD-RとBD-Rの話。」「ガックリ!」等で書いたように光学系の円盤メディアの信頼性に絶大な不信感を抱いています。

「利便」「速度」「簡便」「収納」を追求するあまり一番ないがしろにすべきではない「信頼」と「長期保存」というキーワードを「忘れた」と言うより「捨てて」来てしまった各メーカー。

本当に困ったものですね、もちろんHDDの磁気による記録やSSD、USBメモリに代表される電荷による記録媒体の信頼性も似たようなものです。

個人的に最も信頼できる記録媒体はプレスに寄って作るCD-ROMです、これは物理的な凸凹で記録します、つまりアナログ・レコードと似たようなものです、光や磁気や電荷を使った記録媒体は全く信用出来ないのです、なぜならば光で記録したものは外からの光に非常に弱く、磁気によるものは近くの磁気の影響を受けやすいのです。

電荷によるものは電荷がなくなれば勝手に「忘れる」のです、携帯電話、スマートフォンやノートPCのバッテリ、これらは完全に電波の授受を停止したりシャットダウンした状態でも必ずバッテリはなくなります、それと全く同じ理屈なのです、メモリの中には複数のセルと言われるものがありそのセルの電荷のある、なしによって記録するのです。

メモリの場合専門的には電荷がなくなることを「揮発する」といいます、腕に注射するときにアルコールを塗ります、すぐ乾きますね、これを「揮発」と言うのです、一瞬で無くなるイメージですね。

物理的に一番信頼できると思われるのはやはりCD-ROMとテープでしょうか、しかし個人でCD-ROMは業者もいるようで出来なくはありませんが、敷居が高いしテープはメディアも機械も手に入れることは現在ではかなり難しいでしょう、ただ物理的なストレスに一番強いのはやはりテープでしょう、CD-ROMは比較的簡単に割れます、ところがテープは仮に筐体が壊れてもテープそのものが残っていれば手作業で無傷の筐体を用意して巻き直せばよいのです、仮に切れたとしても比較的容易に繋ぎ合わせることが出来ます。

ではどうするか、やはりクラウドということになると思います、これを提供している企業はもちろんHDDとRAIDを組み合わせて構成しているはずです、HDDをは信頼出来ないと書きましたが厳重なRAIDによるものであればかなり信頼できると思います。

それを複数使うのです、私は「Dropbox」を使っていますが先日「Google Drive」も登録しました、そして過去に「SkyDrive」と呼ばれていた「OneDrive」も使おうと思っています、それぞれにほぼ同じ内容の絶対になくなっては困るデータを保存しようと思っています、これならば個人でも出来ます。

つまり自分のPC、「Dropbox」「Google Drive」「OneDrive」の4箇所の各データセンターにデータが分散保存されることになります、お金を払えばかなり大量のデータさえも可能です。

ただし「Yahoo!ボックス」これは全く使い物になりませんでしたのでこれをお読みの方は手を出さぬように。

実は先日も3TバイトのHDDを購入したばかりですがこれには最悪なくなってもあきらめが付くものを毎日バックアップしています。

引っ越しの際、どうやら卒業アルバムを間違えて処分してしまったようなのです、しかしその多くをデジタル保存してあったのでそれは失いたくないのです、デジタルデータの保存に急に目覚めたのはこんなこともあるのです。

PS.
それからCPRM等に代表されるコピー制御、これらを介して記録された媒体を将来再生しようとした場合、その時にすでに対応する機器がなくなっていた場合はどうするのでしょう、現在のような環境が数十年後にそのままの形で残っていることは絶対に有り得ません、現在では個人が簡単にそれらをアクセスすることが出来ますが将来に渡ってそれができるかという保証などまるでないのです、そんな環境でコピー制御を解除してデータを取り出そうとすれば法に触れることになるのです、法自体は相変わらず残っているでしょうから、この期に及んだ時のコピー制御解除の可否は記述されているのでしょうか?CPRMは世界でも屈指の悪法だと思っています。


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