会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

DVD-RとBD-Rの話。

2014-01-02 10:36:02 | いろんなこと
映像や音声その他のデータを保存するためのメディアとしては一般的にはHDD、SSDやUSBメモリを初めとする電気的な不揮発媒体、古くはいつの間にか身の回りから姿を消してしまったフロッピー・ディスク、MO、MD、PDなどの磁気記録媒体、光または熱記録媒体のDVD±R(W)、CD-R(W)等、個人で記録できる媒体は結構種類があり変遷を遂げてきました。

その中で長期保存として一般の人が用いるものは現在ではDVD-RとBD-Rだと思われます、でも「よみがえる東京オリンピック1964-2020」「ガックリ!」で触れたようにこれらの製品の信頼性には大いなる不信感を抱いています、特にBD-Rは記録できる容量も多く読み出しが出来なくなったときの損失も非常に大きのです。

今回は11本の動画データをごっそり失ってしまいました、これに使ったメディアのメーカーは「日○マクセル」、先日たまたま

「マクセル、録画したBD-Rが再生できなくなる不具合-インクジェット印刷対応の3製品を無償交換 」

こんな記事を見つけました、古い記事ですが購入したBD-Rもかなり前に購入したもの、対象品ではなかったですがDVD-Rに関しても2005年には

「マクセル、ひろびろ美白レーベルのDVD-Rに不具合 -一部のディスクがDVDレコーダで認識できない問題 」

2007年には

「マクセル、DVD-Rに録画エラーが発生する不具合 -VR記録できない。無償交換で対応」

と、たびたび問題を起こしていることが分かりました、実はカセット・テープ華やかなりし頃はとても信頼していて好きなメーカーだったのです。

DVD-RやBD-Rに記録したデータ、その多くが「それっきり」、つまり世の中でただひとつのものが非常に多いのは考えてみれば当たり前で唯一無二、どこにも売ってないのです、目先の利益、企業の利益だけを考え「安かろ、悪かろう」ではその企業の信用に大きく影響することを肝に銘じて欲しいのです。

リコール対象品は交換に応じるとしてもデータを回復することの責任を忌避しています、もしこれが企業の大切なデータを記録したものであったら必ず訴訟が起きるはずです、リコール対象品を使用して読めなくなったユーザーにはデータを回復する試みを無償でするぐらいの姿勢が欲しいですね。

ところでCDやDVDやBlu-RayとCD-R(W)やDVD±R(W)やBD-R(E)とは記録の方法が根本的に違います、CD-R(W)やDVD±R(W)やBD-R(E)は熱または光で媒体の反射率を変えて記録しそれを読み取ります、それに対してCDやDVDやBlu-Rayは物理的に凹凸を盤面に形成して記録します、これはレコードの製造工程とほぼ同じ(CD黎明期、レコードの生産ラインを少しの手直しで使うことが出来たと言います)よって光や熱による記録のような「生焼け」状態が起こり得ないのです、原理的に信頼度が比較にならないのです。

品質はデジタルによるものとは比べるべくもないですが、こと保存に於いては写真は紙に、動画はフィルムまたはビデオ・テープに軍配が上がるのではないでしょうか?現時点では。

それにそれしか我々には、ほかに選択肢もないのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。