会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

訃報

2014-08-18 22:44:17 | いろんなこと
午後の4時頃でしょうかここに度々出てきていた最後の職場の役員の「赤鬼」から突然の電話です。

なんでここが分かったんだろ?と一瞬思いましたが電話は変わってなかったことに気が付きました。

会長(先代の社長)が亡くなったという電話でした、もうあの職場とは縁が切れたつもりでいました、ですが今の社長よりも長い期間付き合っていた私を慮って「一応連絡をと思って」ということで電話してくれたのです。

確かに先代は人の話すことを誰であれ真摯に耳を傾けてくれました、色々と気も遣っていただきました、そのため先代が社長だった時はあまり会社に不満をいだいたことはありませんでした、もちろん提案したことが全て通るなんてことは誰でさえ考えていません。

ですが話をちゃんと聞いてくれる、そんな人でした、だから仕事をやる気になれたのです、そしてリアクションもたとえ時間がかかってもちゃんとしてくれたのです、息子の現社長には恩も義理も感じません、電話をしてくれた役員とは在職中、反りがまったく合いませんでしたが今日訃報を知らせてくれたことに対しては感謝しなければなりません。

亡くなった会長は29年前、私の父親が他界した時に土砂降りの中、葬儀に参列してくれました、当然のことなのですがとても嬉しかったのを覚えています、その時の光景も目に浮かびます、それとそれよりも前に私が結婚した時に披露宴に主賓としてお招きしました。

私が入社した頃は週に一度朝礼で社員が持ち回りで何かを話さなければなりませんでした、私が結婚する直前に今の嫁と東京へ行った帰りに電車の中でつり革に掴まっていたら目の前に座っていた若い女性が急に腹痛を訴えそれを抱えて電車の外に連れ出して救助したことをその朝礼で話したことがあります、それから一年ちょっと経ってから結婚したのですが、主賓の挨拶でそのことに触れて「素晴らしい人間」と祭りあげてくれました、私が一番光った瞬間でした(キラッ!)。

人前で話をさせたり、社内に掲げてある社の方針について自分なりの考えなどを述べさせたりと社員の融和や忘れてないよという気配りが感じられた行為でした。

明日の通夜に行ってきます。


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