鈴木明子の引退に思う。

この3日に名古屋で鈴木明子、安藤美姫、織田信成等の引退セレモニーがあったようです、TV中継はなかったのでしょうか？

鈴木明子の隠れファンとしては観たかったですね、先のフィギュアスケート世界選手権では6位で「思い描いていた自分のスケートはできなかった。悔しい思いもあるけれど、これが人生かな」とコメントしていました。

そう、世の中滅多に自分の思い描くように事は運ばないもの、自分の思い通りに事が運んだとしたら・・・。

前に「人は誰でも一生のうち15分間はヒーローになれる」と書きました、思い通りに事が運んだときこそそれがただ一度のヒーロー、ヒロインの瞬間なのかもしれないのです。



引退してプロ・スケーターになるといいます、でもプロとは言うまでもなくアマチュアではない、だから引退という言葉はそぐわない、むしろアマチュアを卒業してプロになると言うべきではないのでしょうか？

つまりお金を取れる、そんな世界に踏み出すわけですから実は今まで以上に精進が必要になるのです、でも彼女にはそれができると思います、地獄を見てきた人間は本当に強い、そして優しい、これからはその強さと優しさを武器に大きく成長して欲しいのです。




優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない。

ーラルフ・W・ソックマンー