かんしゃく玉

ウォーキングの帰りに最近良く通る道である人に声を掛けられました、それはクリーニング屋の幼なじみでした。

昔のままの店でしたが今は染み抜きをしているようでした、人影は何度か見かけているのですが顔を合わせたことがなかったのです、歳の頃は私と同年代、でも横顔や後ろ姿に面影を見いだせなかったので声を掛けないでいたのです。

今朝は向こうから声を掛けてくれたので「ああ、やはりあいつだったんだ」と思ったわけです、2枚目でしたがそれは相変わらずですが面影がほとんど残っていないのです、でもよく見れば段々と・・・。

私のことはすぐわかったと言っていました、全然変わらないからすぐ分かったと・・、お父さんに本当に似てきたなあと言われました、私の頭を見て「染めてんの？」と訊くので「いや、地毛だよ」と答えると少し羨ましそうな顔をしていました、彼は胡麻塩頭です。

子供の頃彼はポケットに煎った豆とかんしゃく玉を入れておいて間違ってかんしゃく玉を口に入れて口の中で爆発させた武勇伝の持ち主です。