会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

呆れて腹も立たない。

2010-01-23 10:03:48 | (非)常識のページ
おととい社長が私のところストック・フォーム(ベタのプリンタ用紙)を持ってきました、見ると何やらデータらしきものが印刷してある、正味16ページ。

常軌を逸した契約を押し付けるあるメーカーがあり・・・(このように今までこのブログに書いてある場合、ほとんどこのメーカーのことだが)1アイテムあたり5,000円以上買えというメーカーのことです。

ほぼ10年ぶりでこれが努力目標になり義務ではなくなりました、つまり必要なものを必要なだけ買えるようになったわけです、いや正確には今までも買えたのですがペナルティーが課せられ20%を超えるとこのメーカーに「金を払う」ことになっていたのです。

そのタガが外されて膨大な金額と量になっている在庫商品のうちほとんど売れない商品を売り切り商品として扱うことにしました、つまり在庫がなくなったら次回からは都度発注することにしたのです。

方法は注文が来た時点で受注数が在庫数を上まわったら不足分を発注し、売り切りフラグを示す「U」をマスターに入れていくのです、今期が始まってからそれをやっているので結構なアイテム数になってきました、その明細が冒頭に書いた社長が印刷したもの。

不足分が入荷して売り上げたら在庫登録から抹消すればいいのだがそれがなかなか出来ないのがうちのシステムの厄介なところ、抹消するという作業自体は到って簡単なのですがなぜか売り上げてからしばらくの間何らかのデータを掴んでいるらしく消せないのです、そしていつ消せるかも分からないのです。

売り切りフラグが立ったアイテムは「U」という字がマスタ保守画面の一番左側に表示されます、いつかは消そうと思っていてもその商品を覚えているわけにもいかず、そのままでも業務遂行には何らの支障も出ません、なのに社長曰く「大分売り切り商品が増えたようだが、こんなにあったら女性業務が検索するとき大変なんじゃないか」と言ってきたのです。

その意味が分からず取り敢えず

「売り切りフラグが立ち、かつ在庫数が0ならば一括で消せればいいんですよね」と言ったら「いや、それは金が掛かる」と常套句が返ってきた。


私が社長に言われたことを何人かの女性業務にそのまま聞いてみたら、それぞれ

・「在庫商品から抹消しても商品コードがあれば全て検索対象にな
  るからフラグがあってもなくても関係ないです」

・「質問の意味がわかりません」

・「そのための検索機能ですよね」

と、返事が返ってきました。


そう、フラグを立てようが消そうが在庫対象から外そうが商品コードがある限り「全件検索」の対象になるのです、本当に「○○じゃなかろか」と言いたかった。

売り切りフラグの「U」を立てることによって数量が「0」になるとそれ以降見かけ上在庫商品ではなく直接注文書に反映されるようになる、つまり扱いが非在庫商品になり注文時の手間が一つ省けるわけです。


売り切りフラグを立てるようにしたきっかけは今つらつら書き連ねてきたようにそれこそ「在庫登録から容易に抹消できない」

からというのが理由のはずでそれを初めに言い出したのは他ならぬ社長、あなたでしょ。

わざわざ印刷して用紙を無駄にして・・・、そんな時間があるなら、暇を持て余しているのならだれでもできるすごく簡単な作業なんだから自分でやったらどうでしょう?どうせ放っておいてもいいことなんだから。

それに日中暇を持て余している連中が何人もいるでしょ?その連中にやらせたらどうなのでしょう?

中小企業の経営者たるもの、本来の業務は社員に任せその他の雑事は忙しくてそこまで手が回らない社員に代わって少しはそれを肩代わりしても罰は当たらないと思いますが…。