場末の雑文置き場

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官公庁にはワープアがいっぱい

2014年03月21日 | 政治・社会

役所の受付には、正規の職員なんてほとんどいない。
たとえば、区役所に行って住民票をもらってくるとき、受け付けてくれるのは派遣社員だ。その人の名札をよく見てみるとすぐに分かる。大体は派遣元の名前が書いてあるはずだ。

ほとんどいないっていうのは少し大げさかな。少し複雑な手続きになってくると、正規職員の割合は増えると思う。でも、よく接するのは大概非正規の人だと思っていい。ブラックジョークみたいな話だけど、ハローワークの相談員も非正規だったりするらしいし。
公務員の数が多すぎるなんて大嘘。外部の人間を入れないと回らない状況だ。もちろん、費用を抑えるためにやっているんだろうけど。

こんなことは何を今更、ってくらいの当たり前のことかもしれない。いや、そうでもないのかな。私も以前官公庁で派遣社員をやっていたけど、そのときよく公務員に間違えられていたからな。外部の人は意外と知らないのかも。

役所に派遣されてきている人たちの給料はものすごく低い。最低賃金ギリギリってことも珍しくない。私が役所に派遣されていたときの時給は千円未満。そして、多分この待遇は特別低い方じゃない。ごく標準的なレベル。
私はその頃親元にいたので、生活に困るということはなかった。だけど当時の仕事仲間には、その給料で一人暮らしをしているような人が少なくなかった。官製ワーキングプアというやつだ。

官公庁の仕事は、ニート脱出の第一歩としては悪くないと思う。大量に募集するし、職場見学(という名の面接)もないから、比較的入りやすい。残業が少ないから、資格試験の勉強中の人にもいいかもしれない。基本的には、条件が悪すぎて人には勧められないけど。


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