場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

公衆電話ガチャを回してしまった

2021年01月17日 | その他

私は子供の頃からガチャを回した記憶がほとんどない。ほとんど、と言うか一度でも回したことがあったのかどうか、もう記憶がない。カードダス(今はもうない?)をやった記憶はあるんだけど、ガチャはどうだっけ。

ともかく、それくらいガチャに縁のない人生を送ってきた。とは言っても、回してはいないだけでガチャのラインナップを眺めるのは結構好きなんだけど。子供の頃よりも、むしろ30代の今のほうが。ガチャが出てくるガチャ(ちゃんとカプセルも出るらしい)とか、便所サンダルのガチャとか、トイレットペーパーのガチャとか、ユニークな発想のものが多いので、見ていてとても楽しい。
そうして眺めたガチャの中には心惹かれるものもあったりしたんだけど、我慢して回さずにいた。物をなるべく増やしたくなかったので。
それに私はミニチュアが大好きだ。だからガチャ好きの素養はあったんだろう。

そしてこの間、ついに我慢できなくなって回してしまったのが公衆電話ガチャ。これはアマゾンでたまたまこのガチャのコレクションのページを見て造形のリアルさに惹かれ、あったら回したいと思った物だった。近所で探してみたらその第二弾があったので、さんざん悩んだ末エイヤッとコインを投入、退路を断った上で回した。

悩んだ理由はラインナップの中にハローキティと電話台があったこと。電話台はまあわかるけど、ハローキティはなぜ? ハローキティが好きな人はハローキティのガチャを回せばいいし、このガチャを回す人は電話を求めているのでは? などと考えたりした。
とにかく私が欲しいのは4種ある公衆電話のミニチュア。電話でありさえすれば何でもいいから、とにかくハローキティと電話代以外が当たってくれ、と祈った。
確率は6分の4。電話が当たる確率の方が高いがとてもハラハラした。そして無事電話をゲットしたのでホッとした。思ったよりも小さくて場所を取らなそうだったことにもホッとした。

下がそのとき出てきたもの。

緑の電話で、一番馴染みがあるタイプ。受話器も取れるし、お釣りのところもパカパカ動く。ただ、「ボタンが押せる」と言われていてそこも期待していたのに、少し力を込めて押さないと動かず、しかも全ボタン同時だったのは少しだけ残念だったかな。でも大きさ意外は本物そっくりのすばらしいクオリティだった。
こんなのが300円で買えるなんてすごいよ。アマゾンで見たときは500円ガチャだろうと思ってたし。

今はAEDガチャも気になっている。近所のガチャコーナーを物色したときにあったんだよね、これ。ただ細かいシールを貼る必要があるみたいなので、それが大変そう。私は不器用だから、うまく貼れるかどうか……。


「ワンダーウーマン」とシオニズムとホワイトフェミニズム

2021年01月09日 | 政治・社会

「ワンダーウーマン」の新作が先月公開された。主演は引き続き、ガザ攻撃を支持したシオニストのガル・ガドット。
実写版「ムーラン」が公開されたとき、主演俳優が香港弾圧を支持しているということなどでボイコットすべきだ、という声がかなりあったが「ワンダーウーマン」に関してはそういった声がほとんどない。

思えば「ワンダーウーマン」の第一作が公開されたときもそうだった。所謂「リベラル」の人でこの映画を賞賛する人もそれなりにいたし、批判の声は少なかった。「ボイコットすべき」とまで言っている人はほとんどいなかった。それよりも問題の指摘に対する反発の声の方が多く聞こえてきたし、「役と役者は別」と盛んに言われていた。その当時に私が感じたことは「ワンダーウーマンにモヤモヤ」で書いた。

この国の人たちはなぜガザの問題に関してはこんなに冷淡なんだろう? 香港と対応が全然違うんだが。報道が少ないから? 
ともかく、「ムーラン」をボイコットした人は「ワンダーウーマン」もボイコットして欲しいし、「ワンダーウーマン」を擁護する目的で「役と役者は別」なんて口が裂けても言うなよ。

第一作の公開時はそこまで言えなかったけど、「ワンダーウーマン1984」はボイコットすべきだと今は思う。
この映画に金を出すというのはどういうことか。イスラエルによるアパルトヘイトと虐殺の支持者の地位を押し上げる手助けをするということだ。「ワンダーウーマン」に限らずガル・ガドット主演作がヒットすればこのシオニストの発言力も増し、ギャラも上がる。そのギャラから幾分かがイスラエル軍に提供され、ガザの市民を虐殺する弾丸に変わる可能性だってなくはない。
まあ、ガル・ガドットは既にハリウッドでトップクラスに稼ぐ俳優だし、2018年にはTime誌の「最も影響力のある100人」にも選ばれたらしいが。

ガル・ガドットにはある意味トランプなどより厄介だと思える点もある。自分のことをリベラルだと思っていそうで、女性の権利問題に関する発信を積極的に行うことなどから、一部リベラルからの支持もあること。この人が有名人たちに呼びかけて「イマジン」を歌いつぐ動画を発信したという話を聞いたときは嫌悪感が更に増した。よりによってお前が「イマジン」か、歌詞の意味分かってんのかって。

「ワンダーウーマン」は私から見るとホワイトフェミニズムの権化のような映画だ。なお、ユダヤ人という人種はないので、ユダヤ人であることと白人であることは当然に両立する。そしてイスラエルは白人至上主義国家だ。たとえユダヤ人であっても白人系でなければ厳しい差別を受ける。
「ホワイトフェミニズム」という観点から「ワンダーウーマン」を批判したフェミニストの記事を見つけたのでリンクを貼っておく。2017年(第一作公開時)の記事だけど。

WONDER WOMAN IS YOUR ZIONIST, WHITE FEMINIST HERO


志葉玲氏の記事も。日本語で読めるものだと、ガル・ガドットとシオニズムの問題については下の二記事が一番詳しいのではないかと思う。これも2017年のもの。

“正義のヒロイン”似合わぬ『ワンダーウーマン』主演女優のコワモテ素顔、日本の映画ライター達の平和ボケ

『ワンダーウーマン』、日本の映画ライターが書かない暗黒面―イスラエル最強のソフトパワー