2万3000円もするので、ずっと気になっていたけどなかなか手が出せなかった。でも最近思い切って買った。
これを使い始めてから文章を書く能率は上がった。高かったけど買って良かった。
外に持ち運ぶのが一般的な使い方なんだろうけど、私は家で使うことの方が多い。ちょっとしたアイデアをすぐに書きたいときにすごく便利。スペースをとらなくて家のどこでも、ソファの上でだって書けるし、書くことに集中できる。
ポメラは本当に文章を書くことに特化されていて、それ以外のことができない。不便と言えば不便かもしれないけど、そこがいいんだよね。
文章を書くには頭を使わないといけないから、ネットに繋がったりしたらついついそっちに逃避したくなったりするもんだから。
あとはやっぱり起動の早さ。パソコンだと電源を入れてから書けるようになるまで結構時間がかかるけど、こっちは一瞬。思いついたことを、忘れないうちにパッと書ける。
ちょっとしたメモも日記的なものもブログ記事もこれで書いてる。ブログ記事はこれで八割くらい書いてからパソコンで仕上げる感じ。
書き上がった文章はすぐにパソコンに移して、ポメラには多くても5ファイルしか残しておかない。複数あるファイルやフォルダの整理のしやすさでは、やっぱりパソコンが大分上かな。
ポメラを使うのはこれが初めてではない。以前はDM20を使っていた。DM100より一万円ほど安い値段で買えたっけな。
3年くらい愛用してたんだけど、キーボードで一部キーが認識されなくなり、使えなくなった。それから数ヶ月、さんざん考えた末DM100を買うことにした。
そのDM20とDM100との比較をば。
前のように小型バッグに入れて持ち運ぶことはできなくなった。でもその欠点以上に良くなった点の方が多い。やっぱり高いだけのことはある。
画面は、見やすくなった。サイズも大きくなったしバックライトも付いた。一番嬉しかったのが行間を変えられるようになったこと。私は行間を少し広めに設定している。同じ文字サイズでも格段に見やすくていい。文字サイズは前より選択肢が増えたけど、24と32の中間くらいが欲しかったかな。
キーボードも少し大きくなって打ちやすくなった。折り畳み式よりパッと使えるし安定感あるし、こっちのキーボードのほうが好き。
左下に若干たわみがあって、最初は少しだけそれが気になった。でも慣れれば無問題。
変換の精度もDM20より上がった気がする。固有名詞のボキャブラリが増えた。私は体操ファンなので「内村航平」や「冨田洋之」が一発で変換できることがわかったときは嬉しかった。
今生きている有名人関係はそこそこ出るみたいだ。2011年の発売なので、その時期すでに活躍していた人だけだけど。
でも歴史上の人物はダメだった。「織田信長」ですら登録されてなかったぞ。そりゃないよ。
新しい機能としては、国語辞典と英和・和英辞書が付いた。国語辞典はたまに使ってる。結構便利だと思う。
カレンダーが付いたり表が作れるようになったりもしたけど、こっちの機能は全く使っていない。
売りであろうATOKは、私には合わないみたいだ。だから入力スタイルはMS-IMEを使っている。ポメラでGoogle日本語入力が使えたら、すごく助かるんだけどな。あとは画面が電子ペーパーだったらとか、バッテリー内蔵だったら良かったのにとかいろいろ思うことはあるけど、総合的にはとても気に入っている。