場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

内村航平、個人総合で前人未到の6連覇達成!

2015年10月31日 | スポーツ

内村選手はやっぱりすごかった!

今日の内村選手、やけにテンション高かったな。観客を煽ったり、カメラに向かってパフォーマンスしたり。
わりとクールなイメージがあったから、ちょっとビックリ。よっぽど嬉しかったんだろうなあ。

個人総合、日本では内村選手が勝つのが一番盛り上がるけど、海外のファンはどう思ってるんだろう。「内村ばっかり勝ちすぎて面白くない、そろそろ内村を倒す選手が出てきてほしい」なんて思っている人も少なくないかもしれない。

その内村選手には及ばなかったけど、新しい、いい選手が出てきた。2位に入ったキューバのLARDUET選手。まだ19歳。リオオリンピックの頃には内村選手を脅かす存在になるかもしれない、順調に成長すれば。
ちょっとtwitterで検索してみたら、体操ファンには前から注目されてたのね。私はこの選手初めて見たんだけど。
あと、競技とは全然関係ないけどイケメンだなあ。アフリカ系だから日本人受けはイマイチかもしれんが。日本人は白人好きな人が多いもんね。

3位は中国のデン・シュウディ選手。中国選手が個人総合のメダルとるの、随分久し振りだよな。北京オリンピックの楊威以来だもんな。
団体のときもそうだったけど、平行棒の演技が素晴らしかった。吊り輪は意外と点数出なかったね。

4位はウクライナのベルニャエフ選手。内村選手の一番のライバルと目されていた選手だね。そのポテンシャルの高さから毎年警戒されながら、個人総合では今ひとつ結果が残せていない。今年もあと一歩のところで表彰台を逃した。
今日初めて知ったけど、練習環境が整っていなくてとても苦労していたんだね。それであそこまでのレベルに持っていけるって、すごいな。応援したくなった。もしこの人が万全の環境で挑めていたら、内村選手もあそこまで独走できていなかったんだろうか。

萱選手は10位。初出場でこの結果は、なかなかのものだよね。大きなミスもなかったし、メンタル強いなあ。

個人総合の結果はイマイチだったけど、リーバ選手のことも。実況でお父さんのことに何度も触れていて、ちょっと笑ってしまった。
リーバ選手の、お父さんに対するコメントが素敵。お父さんのこと大好きなんだね。困ったもんだなんて、思われてないんじゃないかな。多分みんな面白がってる。
リーバ選手のダイナミックな演技が好きなので、種目別では快心の演技を見せてほしいな。そして、お父さんの喜ぶ姿が見たい。


体操男子団体決勝2015!

2015年10月29日 | スポーツ

男子体操団体決勝、日本がついに悲願の金メダルを手にした。

日本チームの皆さん、おめでとうございます!
あれだけこだわって、欲しい欲しいと言い続けてきたものがようやく手に入って、本当に良かったね。ちょっとミスもあったけど、素晴らしい。
女子も5位だったし、すごいよ本当に。

2位はイギリス。ロンドンオリンピックでもそうだったけど、イギリスは地元開催のときだけ妙に強いね。
3位は中国。まさか中国が銀すら取れないとは。かなり意外な結果。中国チームも好きなので、正直ちょっとショックを受けている。

twitterでトレンド入りしたり、ウェブ検索で急上昇ワードになったり、さすがに金メダルを取ると注目度が段違いだね。普段あまり注目されない競技だから嬉しい。

深夜放送じゃ体操ファンしか見ないし、世間ではあまり体操のことが話題にならなくて寂しいなと思ってた。でも選手の入場から表彰式までフルに放送してくれたのを見て、深夜で良かったと思った。普段の中継だと、2種目目の途中あたりからの放送だったりすることが多いから。日本チームと中国チームの全演技を見せてくれたし、素晴らしい中継だった。
解説も良かった。他国選手の失敗を喜んだりすることがなくて。多少他国選手に厳しいけど、一応全員がうまくいくように応援していくスタイル。

最終種目・鉄棒での田中佑典選手・内村選手の連続落下は、2011年の世界体操・東京大会のときのことを思い出してしまった。でも、乗り切ったね!

佑典選手、最近強くなってきたと思ってたんだけど、メンタルの弱さが出てしまった。ここが今後の課題かな。きちんとポテンシャルを発揮できればすごい選手なのに、こんな形で団体戦が終わってしまったのは辛いだろうと思う。

張成龍選手はメンタルが強い人のはずなんだけど、今回ははっきり言ってダメだったね。床でラインオーバー、鉄棒でも回転が戻ってしまうミス。あまりチームに貢献できなかった。
張成龍選手が無難に演技できてさえいれば、中国チームは優勝していただろう。好きな選手なだけにとても残念。
張成龍選手はたしか種目別決勝にも残っていなかったから、今年はこれで終わりなんだよな。来年、リオオリンピックでのリベンジを期待しています!

内村選手は鉄棒で一度落下したけど、それ以外はほぼ完璧だった。さすがキング。でも、もうベテランなのに六種目って、ちょっと負担かけすぎのような。

日本の若手はみんなメンタル強いな。中国選手はアイアンハート、日本選手はメンタル面がイマイチ、っていうイメージを昔は持っていたけど、最近変わったね。むしろ逆になってきた。

日本チームが金メダルを取れたことは、それはそれで嬉しい。でも中国チームのことが心配だ。
北京のときの圧倒的な演技は、今でも記憶に残ってる。ロンドンでも、北京のときほどじゃないけどかなり強かった。最近は……うーん。

去年から思ってたけど、弱くなったね。安定感がなくなった。
すっかり鞍馬が弱い国になっちゃったよな。昔は鞍馬って中国の得意種目だったし、張宏涛選手や肖欽選手という素晴らしいスペシャリストがいたのに。
スペシャリストじゃなくて総合力の高い選手を優遇する方針に変えてきてるみたいだけど、それがマイナスに働いているのかな?

もう一度、強い中国を、憎たらしいほどメンタルが強くて安定感のある中国を、見てみたいな。中国が弱いと、なんか物足りないんだ。

ただ、平行棒は圧巻だった。一番興奮したのはヨウ・ハオ選手のヒカルX! 珍しい技を見せてくれて嬉しかった。降り技で失敗しても15.933だったから、うまくいってたらものすごい点が出たんだろうな。
リン・チャオパン選手もかなりの高得点だったし、デン・シュウディ選手に至っては16点超え。全員が種目別決勝レベル。すごい。すごいよ。中国の平行棒は難度だけじゃなく美しさも兼ね備えていて、本当に素晴らしい。

中国チーム、今までずっと勝ってきてただけに本当に悔しかっただろう。でもふてくされたりせずに、金メダルが決まった日本チームにすぐ握手を求めた。表彰式でも、控えめながらも笑顔を見せていた。
こういうところは日本の選手たちも見習ってほしいな。団体の表彰式のとき、あまり浮かない表情をしていることが多いように思えるので。去年は仕方ないとしても。
悔しいのはわかるけど、表彰式では笑顔で勝者を称えるほうがやっぱり感じがいいと思う。

中国で礼儀正しい選手を見ると、「中国選手にしては~」とかすごく見下した目線での褒め方をする人が時々いるけど、そもそも中国は礼儀正しい選手が多いよ。その点は、平均的して日本より上なんじゃないかとすら思う。日本の選手がダメっていうんじゃなくね。「中国人はマナーが悪い」っていう偏見を強固に持っている人は多いけど、そういうのは良くないと思う。

最後に、小倉智昭氏に対する苦言を。
「とくダネ!」で体操のことをそこそこ時間をかけて取り上げてくれたのは嬉しいんだけど、小倉氏はもう少し選手に敬意を持ってほしい。選手を「○○君」と君付けで呼んだり、内村選手のお母さんにたまにタメ口になったり、どこか上から目線なんだよね。小倉氏は選手たちの上司なのかと錯覚するくらい。
あの場は居酒屋じゃなくて公共の電波、それもニュース番組なんだから、そのあたりはきちんとしてほしい。


少子化を錦の御旗にして欲望を正当化する人たち

2015年10月24日 | ジェンダー・家族等

現在の日本の民法では、女子が16歳、男子が18歳から結婚できることになっている。なぜか結婚可能年齢に男女で差をつけている。時代錯誤だと思うけど、なかなか改正されない。議員先生の中に幼妻幻想を抱いている人でもいるのかな。

青少年健全育成条例では17歳までが保護対象なのに、成人が16歳の少女を相手にしても結婚さえしてしまえば犯罪ではなくなる。高橋ジョージなんかがまさにそうだった。
高橋ジョージのしたことは確かに法には触れないのかもしれないけど、相当問題のある行為だと思う。この人は一度逮捕されたほうがいいんじゃないだろうか。ロリコン、モラハラに加えてストーカー気質もありそうだし。

女性の結婚可能年齢も18歳に引き上げようという議論はあるようだ。見たところ、これに対しては賛成する人のほうが多そうだったけど、少子化をさらに進行させたいのか、とギャアギャア文句を言っていた男性も少なからずいた。中には結婚可能年齢はむしろ引き下げるべきだという意見まで。
この手の人たちって、すぐ少子化のことを錦の御旗にして自分の欲望を正当化するよな。結婚年齢を引き上げたところで少子化なんて進行しないよ。そもそも18で結婚している人すらほとんどいないし、ほぼ関係ない。

10代の少女は妊娠はしやすいかもしれない。でも体がまだ出来上がっていないから、子供を産むときの負担が成人女性に比べてかなり大きい。10代のうちに子供を産むことを推奨するような連中は、それがどれだけ残酷なことかわかっていないようだ。
しかも、少女を同年代の少年じゃなくおっさんとつがわせることが前提だったりするんだよな。ダウンタウンの松本も、少子化解消のためにはおっさんに若い女をあてがうべき、みたいなこと言ってなかったっけ。

なんでおっさんなんだろう。精子だって劣化するんだから、若い人同士で子供を作らせるほうが少子化解消のためにはいいと思うけど。
女だって加齢臭の漂うおっさんよりは同年代がいいんだけどな。おっさん好き女子もたまにいることはいるけど「マニアックな趣味」っていう扱いだよ。
不思議な事に、こういうおじさんたちからはそういう視点がごっそり抜け落ちている。自分たちだけに選ぶ権利があり、かつ女たちは自分に選ばれたがっていると思ってる? よくある「ババアの嫉妬」的な勘違いもそこから来るんだろうか。

本気で少子化対策したいなら保育園を充実させるとか、子供を産んだ人に補助金をちゃんと出すのが一番有効だと思う。なのに、待機児童問題は一向に解消されない。母親が仕事を辞めて家で育てりゃいいじゃないかっていう昔の意識から一ミリも変わっていない。

少子化解消に貢献しているのに、世間は母親になった人に対して妙に冷たい。マタニティマークに反感を持ったり、ベビーカーを邪魔にしたり、ベビーシッターを雇ったら批判されたり。母親は自分の楽しみを持ってはいけない、全身全霊をもって子供に尽くさなければならない、みたいな圧力がすごい。
こういう世間の空気は、子供を産みたいと考える人の数を確実に減らしてるよ。

女性から経済力も決定権も完全に奪って強制的に若いうちに結婚させるなら、子供は増えるかもしれない。でも、日本がもしそんな国になるなら滅んでいい。むしろ滅べ。


紫の上の人生について考える

2015年10月20日 | ジェンダー・家族等

最近、「源氏物語」やその関連書籍を読んでいると、紫の上が可哀想に思えて仕方ない。昔はそんなこと全く思わなかったのに。歳を重ねると、同じものを読んでも違ったものが見えてきたりするみたいだ。

紫の上は光源氏に一番愛されていたから幸せだったんだ、って評する人もいる。だけど私にはとてもそうは思えない。
一番愛されたから幸せってなんだよ。男からの評価がそんなに大事なのか?

光源氏と紫の上の関係ってすごくおぞましいと思う。女を自分好みに育てて妻にするとか。まるで物みたいな扱いじゃないか。自分の気に入るように動く、自分のために生きているような存在を作り上げるってことだよね。相手だって感情を持っている人間なのに。
この二人のような関係を素晴らしいもののように言ったり、光源氏を羨ましがったりする人は時々見かけるけど、本当に気持ち悪いし最低だ。

紫の上は光源氏の理想の女性だったわけだけど、それはそうならざるを得なかったからじゃないだろうか。なんの後ろ盾もない彼女には、光源氏の気に入るように振る舞う以外に生きる術がないから。
仮に紫の上が光源氏を嫌いだったとして、どこか他に行く場所があるかと言ったら、ないんだよ。光源氏は素晴らしい人で、だから自分はこの人の側にいるのが幸せなんだと思い込むのが一番楽なんだ。

光源氏が紫の上の好意を得るに値する人かといえば、全くそんなことはない。奴が紫の上にしたことは最低だ。紫の上を突然誘拐・監禁して、まだ子供のうちに強姦した。清々しいほどのクズっぷり。
ただしイケメンに限らない。どんなにイケメンだろうが地位があろうが、優秀だろうがクズなもんはクズ。
紫の上が光源氏を愛しているように見えるのは、光源氏による刷り込みや洗脳の成果と、紫の上の自己防衛本能の合わせ技みたいなものである可能性がある。

紫の上は結局、自分で何ひとつ選択できなかった。光源氏に全てを支配されていた。この時代の貴族の女性はみんなそうだったかもしれないけど、彼女には特にその傾向が強いように感じる。
「出家したい」というのが多分初めての主体的な意思表示だったんじゃないかな。でも、それすら拒絶されてしまった。

女三の宮が来て正妻になってから彼女の不幸が始まった、わけではない。その前からずっと、紫の上は辛い境遇だったんだと思う。


「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season」感想

2015年10月13日 | ゲーム

Amazonでの評価がものすごく高かったので、試しにDS版をプレイしてみた。
すごく作りこまれてて面白いゲームだった。(PS2からの移植だけど)DSでよくぞここまで、と思った。

デートイベントだけじゃなくて、外出イベントや下校イベントも豊富で楽しかった。特に外出イベントは、同じキャラクターの組み合わせでも複数パターンあるみたいで。でも爆弾処理が面倒でお目当てのキャラクター以外は出さない方針でずっとやってきてたから、あんまり見られてない。

攻略済のキャラは三人。氷上、佐伯、天地の順番で。

ヒカミンは面白い子だった。手信号とか水泳帽とか最高。キザったらしいセリフを言わなくて、身長があと10cmくらい低かったら、多分すごい好きになってた。

佐伯は普通の子っぽいし、キザでもないし、結構親しみやすい感じだと思う。完璧超人で浮世離れしてそうな前作のメインキャラより好み。前作プレイしてないけど。ただ身長がね、高すぎるんだよ。

天地は裏表のあるキャラみたいだけど、イベントでもあんまりこの特性を生かしきれていない感じがした。こういうストーリー性の薄いゲームでは生きにくいキャラなんじゃないかな。
天地が応援部ってことで、一緒に部活やるためにチア部に入ったんだけど、チア部って魅力以外の能力がちっとも上がらないのな。一年目はデートもしないし、自分を鍛える余裕が十分あったはずなのに、三流大学にすら入れないアホに成長したのは悲しかった。

主人公と天地の歳、一歳しか違わないんだよね。なのに天地が年齢のこと気にしすぎで、そこは若干鬱陶しかった。いや、天地が鬱陶しいというよりは「男が年上なのがスタンダード」っていう制作者の価値観が表れてるから嫌なんだ。ちょっと上の世代だと、「女は一歳でも年上だったらダメで、男は10上でも問題ない」って思ってるような人がときどきいるよな。

後輩じゃなくて先生キャラだったら、そりゃ歳を気にすべきだけどな。で、身を引くべき。
GSシリーズって必ず教師が攻略対象に入ってるみたい。しかも先生キャラって人気ポジションらしいけど、私は受け付けない。生徒に手を出す教師なんて許せん。たとえフィクションでも。

各キャラクターのプロフィールを見返してみて、改めて思った。どいつもこいつもデカすぎる。多分乙女ゲーにはありがちなことなんだろうけど。
そして、一年生の時点でみんな十分デカいのに、学年が上がると更に成長するんだね。嫌だー! 私はでかい男苦手なんだよ、小さいほうが断然好きなんだよ。クッソ! クッソ!
針谷も一年時はわりと普通の身長だったのに、最終的にはでかくなってるしさ。唯一の小柄キャラだった天地も、エピローグで「身長が急に伸びた」と言われていてお前もか! とガッカリ。

よく出来ていたし、面白いゲームだった。でもクリアーしたキャラは先に挙げた三人だけ。針谷はまだちょっと気になるんだけど、これ以上プレイする気力はもうわかなくて、放置し続けて数年が経った。
もう私には繰り返しプレイ必須のゲームは無理なのかもしれない。だから最近、一本道のRPG派。もともと乙女ゲーよりギャルゲーのが好きだったし、最近恋愛ゲーム自体苦手になってきたからな。