場末の雑文置き場

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私は発達障害かもしれない

2014年03月20日 | その他

最近、自分は発達障害じゃないかと思いはじめた。
発達障害の人の特徴っていうのをいろいろ読んでみると、思い当たることが多すぎて。
元々私は空気読めないし、気が利かないし、コミュ力は著しく低い。もちろん友達も少ない。

たとえば、発達障害の人によくある特徴に、耳からの情報を処理するのが苦手(でも目からの情報処理は問題ない)っていうのがあるらしいけど、私はまさにこれ。
だから授業を聞いていてもあまり頭に入らなかった。教科書や参考書の内容を記憶するのは、むしろ人より得意なくらいだったんだけど。

柔軟性がなくて妙に一つのことにこだわるとか、同時に一つのことしかできないっていうのもあるらしい。それもまさに私の特徴だ。

そしてフラッシュバック。過去の恥ずかしいことを思い出していたたまれなくなることは、よくある。
人の気持ちも、分からない方だと思う。察するってことがまず苦手だし、人が自分に何を期待しているかを理解してその通りに動ける人なんて、私には超能力者に見える。この人私にイライラしてるな、っていうのだけは結構敏感に分かったりする。でもどうしたらイライラさせずに済むかまではわからない。

それでも、昔に比べたら信じられないほど社会に適応できるようになったとは思う。コミュ力の低さや不器用さは隠せなくても、周りから一応「普通の人」として認識されるようにはなったから。

小学生時代は人生で一番辛い時期だった。大人しいのにいろいろとおかしくて悪目立ちして。地味な普通の子になりたかった。人から普通だと思われたかった。

まず挨拶ができなかった。挨拶したい気持ちはある。でも、何故か声を出せなかった。喉の障害とかでもなく。普通の人はきっと、そんな簡単なことがなんでできないのかって、疑問に思うだろうけど。その「出てこない」っていう感覚がまるっきり理解不能だろうけど。

みんなで共同で何かの作業をやるってこともできなかった。明確な役割を与えられないと、どうしていいかわからなくなって、体が固まって。だから掃除の時間も、給食当番も、本当に辛かった。本当は何かしたい。でもできない。それで周りからはただ怠けてる、サボってると思われる。クラスメイトの中から私の「お世話係」が付けられたこともあって、屈辱だった。

これも鮮明に覚えてるんだけど、決まったやり方とちょっとでも違うことをすると、「~しちゃいけないんだよ」とかすぐ言ってくる同級生がいて。それも一人じゃなく。なぜだかわからないけど、それを言われるのがものすごく怖くて、萎縮してしまって。だんだん、何もできない、体が動かない状態になっていった。

期限までに提出しなきゃならない大事なプリントがあったり、イレギュラーなものを持ってこなきゃならなかったりするときも、忘れていしまうことが多かった。授業中にそれについての説明があったりはするんだけど、耳からの情報は処理しきれなくて、右から左に流れていってしまう。それで、期限までに提出しなかったり、必要なものを持って行かなかったりしたことがあとから親にバレて、ものすごく怒られる。

あのときは、自分のこういう感覚を理解できる人なんて誰もいなくて、自分が世界中から拒絶されているような気がした。人に好意を持つのも怖かった。自分がその人に受け入れられるはずがないのが分かってたから。フィクションの登場人物に対してさえ、同じような感じ。だから妄想で自分を受け入れてくれそうな人を作り出して、その世界にずっと逃げていた。人との関わりもだんだん避けるようになって、口もきかなくなった。

もちろんいじめられた。私のすぐ近くで「○○ちゃん(私の名前)って嫌だよね」って言われたりもした。3人くらいに誘われて公園にいったら、私から少し離れたところで、みんなで私の悪口を言っていたりもした。もちろん丸聞こえ。ばい菌扱いもされた。私の触ったものをみんなが意識的に触らないようにしていたり。当時の私は、それがいじめだなんて気付いてもいなかったけど。みんなに嫌われてる自分が悪いって、ずっと自分を責めていた。

学校ももちろん嫌いだったんだけど、家に帰るのも怖かった。いつまた怒られるかって、いつもビクビクしてて。友達のお母さんからの電話で、私がやらなかった課題のことがバレたことがあって、それ以来、家に電話がかかってくるたびにものすごく警戒するようになった。
心から落ち着ける場所は図書館くらいしかなかった。図書館にいれば本もあるし、人と関わらなくても済むし。

自分以外の全員が羨ましかった。本や漫画を読むのは好きだったけど、現代物のフィクションで描かれる人の悩みなんて、自分の悩みに比べればどれもちっぽけなものに思えて腹立たしくなった。自分の障害がもっと他人にわかりやすいものだったら、とつい考えてしまうこともよくあった。目が見えない人はどう頑張っても見えないことはみんな理解できると思う。でも、喋れないわけでもない人が挨拶もできないなんて、どういうことかわからないだろう。
怠けてる、甘えてるってずっと言われ続けたな、あの頃は。

それでも、勉強は比較的できるほうだった。自分をバカにするみんなを見返せる方法が、いい成績を取ることしかなかったから、勉強は頑張った。バカっぽく見られてたから、私のテストの点を見ると、大体みんな驚いていた。

昔、一度だけ脳検査を受けたことがある。小学生くらいの頃。それで、中枢神経の発達が遅れてるって結果が出たらしい。このことはすっかり忘れていたんだけど、最近になって発達障害のことを色々調べるようになってから思い出した。発達障害って中枢神経系の障害らしいので、もしかしたらやっぱりそうなのかもしれない。はっきり発達障害と診断されたわけじゃないから本当のところはわからないけど。


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